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「合法うるさめ映画館」2022/12/11(日)の日記


・ついにこの日が来てしまった。本当に来てしまうなんて思ってもみなかった。あの発表が夏にあってから、もう冬になっている。あまりにも早いな。何か闇の力が働いているのではないか、と思うくらいだ。本当に、直前にでもいいから「ウソでーす」と言ってほしかった。

・本日をもって、NUMBER GIRLは解散する。その事実がまだ受け入れられない。受け入れられないし、薄情だと思われるかもしれないが、そんなに悲しくない。おそらく、誰かが抜ける、とか、誰かが亡くなる、とかで解散するわけではないからだと思う。もしかしたら帰ってきてくれるかもしれない、と心のどこかで思っているのかもしれない。

・そして解散ライブである「無常の日」が、横浜のぴあアリーナMMで行われる。残念ながら現地に足は運べなかったが、映画館でライブビューイングを観ることには成功した。普段からスポーツなど見る機会も無いので、初めてのライブビューイングである。

・物販があると聞いて「早めに行くしかねえ!」と言って同行者の後輩と急いで向かったのだが、映画館の物販ってどこなの!?と思ったら、グッズ売り場の片隅にステッカーやら缶バッジやらが置いてあった。てっきり映画館の入り口か中でやっていると思ったので、見に来た人以外も間違えて買えるじゃんと、思っていた。

・Tシャツを2着購入し、かなり時間が早かったため外へ散策に。

正直いうとここでやりそうな曲を聴くタイムが良かったのだが、都会にくる機会があまりない後輩の意見を優先して、家電量販店にスピーカーを買いに行った。今じゃなくてもいい気はするんだけど、まあ、それも一興、ってね。



・始まってから、それはそれはもう長い旅をしているようだった。声は出してはいけないので、すごい歓声の代わりのすごい拍手。通常の映画館にいると思うとかなり異様な光景だが、ホールにいると思うと立ち上がるのもダメなので、逆に異様だったりする。

・普段なら最後のほうに演奏するはずのOMOIDE IN MY HEADを演ったり、代表曲である透明少女を4回演奏したり。

・それ以外にも、演奏中にタバコを5本同時に吸ったり、演奏中にめちゃくちゃぶっとい葉巻を吸ったり、それの消火に失敗してあわや大惨事になりかけたり、見ているだけでもビールを4杯以上飲んでいたり、演奏中に全身が伸びまくる謎のゴム人形(向井氏曰く「ビロリンマン」)の手足を伸ばして遊び始めたり、演奏しているメンバーに無理やり引っ張らせたり。とにかくすごかった。

・解散ライブで言うところの「記憶に残らせる」とは180度どころではない方向へ向いた内容だったと思う。あまりにもおかしすぎた。

・本編の写真はないが、バーっと羅列した激ヤバの所業を観せながらも、会場の観衆たち、ライブビューイングやスペースシャワーTVで観ている観客たちを完全に沸かせた。素晴らしい演奏技術と、カッコ良すぎるいでたち。これまでのライブの集大成とも言えるものを眼前に見せつけられた。

・休憩、ではなくブレイクタイムでは、これまでのNUMBER GIRLの歴史を振り返るような写真たちと、バックで流れているSUPER YOUNGのキレ。そして、NUMBER GIRLらしく、向井秀徳氏らしく盛り込まれた、大オチ。

・ボケずにはいられない性質(タチ)なのか。そして、ちゃんとおもしろいのがすごい。




・全ての曲において魅了され、興奮させられ、最高すぎる時間だった。細かいことを書き始めたら本当にキリがないから、この辺でやめておく。

・その後、後輩と2人して虚無感に襲われたのは言うまでもない。本当ならこの後、NUMBER GIRLの曲を肴に飲むサシ飲みが繰り広げられるはずだったのだが、実は昨日に引き続き、私が所属する軽音楽部ではライブが開催されていたのだ。さすがにNUMBER GIRLの解散ライブを優先した我々は2日目を欠席し、1日目にめちゃくちゃバンドを詰め込まれていた、というワケだ。

・なぜこの話題を持ち上げたかと言うと、1日目の分も含めて2日目の本日に打ち上げが行われるからである。場所が場所のためにかなり時間がかかってしまうため、本来の意味ではなくガチの「行けたら行く」を提示しておいた。そして、間に合いそうと判断した我々は1時間かけて酒を飲みに、頑張った部員たちを労いに行った。




・目的地が奈良県だからだったのか、電車内がシカ仕様だった。かわいいけど、宙吊りにされているみたいでちょっと怖い。




・以前に同じようなものを食べた気がするローストビーフ。酔っ払いを相手しながらも、限界空きっ腹だったから美味かった覚えがある。


・このポテト、酔っ払いがケチャップを頼んでいたがなくても十分味がついていてめちゃくちゃ美味かった。ご飯が欲しい。


・コーンフレークがうまいチョコアイス。コーンフレーク、マジでうまい。マジで。

・アイスも美味いんだけど、コーンフレークの仕事、マジでエグいよ。




・正直、虚無感がまだまだ抜けずで感情はぐちゃぐちゃではあったが、酒の力を借りて何とか先に始めていた人たちのノリについて行った。我々は我々で疲れてるんやぞ〜、と思いながら、最大限遣える気は遣いまくった。また、NUMBER GIRLの曲聴きながら飲む機会設けような。

・すでに出来上がっていた仲のいい友達に手を引かれて、盛り上がっている集団を抜けてほぼサシの状態で飲みながら今日のライブが上手いこといかなかった話を聞き、私がNUMBER GIRLのライブを観てきた話をし始めた瞬間に気が遣える非常に良い同期が入ってきて、ビロリンマンの話をしたせいでとんでもなく地獄のような空気になってしまった。まあでも、軽音部のライブでいつも盛り上げ役に徹している私がいなくて寂しかった、と言われたので、単純な私は分かりやすくデレたし、いいよね。

・その後、完全に出来上がっているくせに「酔っ払ってないです」と言い張って危ないほどに飲みまくっている後輩に絡まれたり、普段あまり飲まない先輩が完全に出来上がった状態で大声を上げていることにびっくりしたりとかしているうちに、終電を完全に逃した。まあ分かってたよ、カラオケよね〜……。


















・連続で日記を書くとどっと疲れます。徐々に頑張ります。


おやすみなさ〜い……












ホンモノのシカの毛皮だったらおもしろい
というかこわい

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