「倫理観のない世界観」2022/10/13(木)の日記
・何時間寝ても眠すぎる。むしろそんなに寝てない時よりも、昼寝を多めにした今日の方が眠い気がする。寝すぎも良くないのか？
・今まででチェンソーマンの第一話を合計3回通して観ている。時間ないとか言っておきながら、めちゃくちゃ観ている。アキバ冥途戦争とかぼっち・ざ・ろっく！とかも観てるけど、唯一チェンソーマンだけ繰り返して観ている。
・私は原作のマンガは試し読みコーナーで第一話しか読んだことがないので、つまりは今アニメで放送されている部分しかストーリーを知らない。ストーリーを知っていても、どういう展開が巻き起こるか分かっていても、目が離せない。とどのつまり、かなりおもしろい。
・昨日の日記にチェンソーマンのことを書いた時点で、ド底辺クソニワカが語れるものなんかたかが知れてるし、昨日書いたのが全部だろ、みたいなところもあったのだが、繰り返し観ているうちにいろいろ違う感情やら何やらが湧き出したので、クソニワカなりに書き記しておく。
・一応、ドロヘドロのアニメも呪術廻戦のアニメも履修している。その観点から言えば、線の細さ、ないし2Dの作画は呪術廻戦、3Dっぽい（実は2Dの部分もある）動きが多いヌルヌル部分はドロヘドロ感がかなり強かったように思う。
・個人的に、ドロヘドロ大好きだから過小評価されてるのに全く納得いっていない人間なので、2Dの時点では「もうちょいドロヘドロ感あってもいいだろ……」と思っていたのだが、アクションシーンになって血しぶきブッシャ〜なってるのを観て「おおおおお！！！これこれ！！！！！」となった。やはり血が出れば出るほど、四肢が裂ければ裂けるほどにアドレナリンは出てくる。
・作風がドロヘドロとは違ってバンバン人が死んでいくものではないので、どうしても悪魔を倒す時しか人を殺せないのがちょっともどかしい。舞台も日本っぽいし、倫理的にそんなに人いっぱい殺せないんだよな〜、とうずうずしながら観ていた。
・自分に殺人願望があるからとかではなく、ドロヘドロの原作者である林田球先生が、死という概念をエンターテイメントの一部として切り取る、というあまり前例のない楽しませ方をしてくる世界観を作り上げてきたから、倫理観がとんでもないことになってしまったようだ。
・おかげでドロヘドロでは当たり前のように人を殺すし、最新作の大ダークでは主人公が触れただけで肉と骨を分離できる能力を持っていたり、死の「概念」を食う死神が出てきたり、死が世界観を包括しているまでになっているので、だいぶ行き着くところまでは行き着いている気がする。
・その倫理観から急に現実に戻ってきたら「あの人肉剥がれて殺されないのかな」とか、当たり前のように考えてしまう。チェンソーマンのアニメを観ていても、悪魔に操られているとはいえ元人間のゾンビをバッタバッタ切り裂いて、血しぶきのウォーターショーのようになっているシーンを観ていても、だんだん現実世界の倫理観が歪んでくる。その辺の人殺しちゃってもいいかな、と思うようになってくる。
・厨二病とかも同じ原理なのかも知れない。だんだん現実と虚構の境目が分からなくなってきて、最終的に自分が虚構の人物であるかの如く思い込んでしまう。いや、書いていて思ったけど多分そんなことなくて、厨二病はただカッコいいからなりたいだけな気がしてきたな。
・ドロヘドロは完全に、世界観ありきで周辺を楽しむ感じになっているが、チェンソーマンの場合はそこにしっかりデンジとかポチタのバックボーンが乗っかってくるから、世界観を甘受できない人でも、深くて情も感じるストーリーはある程度理解できて、感情もある程度揺すられる、という長所がある。それが人気になった秘訣のような気がする。世界観全振りみたいになっていると、感覚タイプではなく理論タイプの人は「は？」となってしまいがちなので、その辺はかなり道理が通っていると思う。
・そして、何度見ても思う。ポチタがかわいすぎる。
・個人的に声優のしーたむさん（あえて井澤詩織さんとは呼ばない）の声が好きだというのもあるのだが、それを抜きにしても、健気で、素直で、デンジに心の底から懐いている感じがめちゃくちゃ出ていて、めちゃくちゃいい。控えてに言って、最高です。
・ハロウィン、リコリコの何かの恰好しようと思ってたけど、チェンソーマンにしようか迷ってきた。チェンソーマンのデザインも、目のところがライトアップされたりとかが上がってかっこいいけど、マキマさんたちのスーツっぽい服もかっこいいんだよな。
・眠いのにいろいろあって遅くなってしまいました。早よ寝たいのに……。
・明日は運勢も悪いし、多分また限界まで肉体労働です。イヤだ〜！デスクワークがい〜い〜！
おやすみなさ〜い……
少しエグい気がしてくる
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