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【ネタバレ注意】『アイの歌声を聴かせて』を観ながら思ったことを雑〜に箇条書き

こんばんは、AI(歌手)です。君が笑え〜ば〜♪

嘘です。


今回は『アイの歌声を聴かせて』を観ている最中に思ったことを、覚えている範囲で書いていきます。


わざわざ「覚えている範囲」と言っているのには訳があって、実はこの映画を観終えた後に1時間も経たずもう一本、2時間半くらいの映画を観てしまったので、だいぶ薄れている記憶があるかもしれないからです。かなり事実誤認、時系列の前後があるとは思いますが、ご容赦ください。

あと、めちゃくちゃ主観で書いているので、共感値が低すぎるところも多々あるとは思いますが、広い心でご覧ください。


(※以下、ネタバレ注意です。)











観る前に思っていたこと


・太鳳ちゃんがめちゃくちゃ歌いそうだな。ミュージカルっぽいか?

・もしまいんちゃん(福原遥)が歌うシーンがあったら、それはもう『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』になってしまうのでは???

・予告編を見た時点でアイとAIをかけていることがわかっちゃったけど、それはそれでいいの?「秘密は最後に明かされるんだよ」って言ってるけど、もうあなたのことをAIって知ってるんですけど、それ以外の秘密という認識でよろしいでしょうか?

・AIがずっと「幸せ?」って訊いて来てるけど、新興宗教か何かですか?もしかしてヤバい映画?足踏み間違えた?

・学校でバタバタ劇を繰り広げたあと、試験運用に失敗したけど企業にバレて、なんとか反抗するよ〜、みたいな話の流れと予想。知らんけど。




観ながら思ったこと


・予告編からの延長で、バンダイナムコとか、いろんな企業ロゴが出てるな〜、と思って、なんかピンクの光がビルの形になったりしてて、光がブワーッと飛んでいって、めちゃくちゃ立体的なロゴの演出だな〜、と思ったらナレーションが入って来てもう映画始まってるの!?となった。

・AIの娘の第一声、微妙な歌でいいの?やっぱりミュージカル調なのか?そして、タイトルロゴ出るのそのタイミングでいいのか?

・爽やかな感じのアラームで起きてみたいし、実際にあるのも知ってるから、カーテンも声だけで開けたりしてみたいな〜。というか、めちゃくちゃ家にAIあるのね。それにしても、ネギ切ったりするのは自分でやって、米炊いたり、鍋の火の調整したりするのをAIに任せるとか、しっかり分担を決めてるところとかも細かくてリアルだ。

・ここでお母さんの予定をこっそり見ちゃって、先にAIが自分の学校に試験導入されるってことを知っちゃうんだ。あと、ここまで技術が進んでるなら、声紋認証でパスワードのロック解除とかできない?セキュリティ的にもそっちの方が安全な気がするけど。

・「今日も元気に頑張るぞ、オー」が、なんかいい。よくあるやつだけど、なんかいい。

・農業もバス運転手もAIに成り代わられている未来を描いているとしたら、試験区域とはいえ、寂しいし考えさせられるものがある。バス運転手は全く遊びがなかったけど、農業ロボは、農作業だけでなくカカシモードもあることに驚いた。思ったより実用性がある。

・星間エレクトロニクスの広告、「AIの緊急停止アプリのインストールにご協力お願いします」って書いてて、横にQRコードが貼り付けてあるところ、リアルすぎてちょっとゾワゾワした。ダメだけど、あそこで読み取ってたら何か見られたのかな?

・スマホを落とされる時に「告げ口姫」って呼ばれてるけど、もうちょい良い感じのネーミングなかったかい?

・いじめられてるAIを助けるシーン、いじめ方とか男子の「さすが優等生〜」のセリフとか、定型といえば定型だけど、サトミのキャラの位置付けをしてて良い。

・トウマがカメラで外を見てる時、心の中で「あら〜?トウマくんはサトミちゃんのことが好きなのかな〜?」とねっとりした口調で話しかけてた。
ゴミ箱と間違えられてるやつ、もしかして、卵を落としたらワンチャン卵焼きが焼けるかもしれないぐらい熱くなることでおなじみ、Mac Proでない?

・AIだと知っていたとしても、転校生としてやってきて、名前書いた直後に自分の名前呼ばれて近づいてきて突然歌われたら戸惑うのは当然だろ。サトミも庇えた方だよ。なんかチャラ男みたいなやつ(ゴッちゃん)が「おもしろい自己紹介ありがと〜」で場が一応おさまってよかった。で、トウマはなんで一回立ち上がった?

・サトミが「あなた、AIなんでしょ?」と訊いて、「私のこと知ってるの!?」と驚くシオンとかもずっと表情がケロッとしてて、だんだんイライラしてくるな。

・この辺りから時系列がわからなくなってるけど、弁当食べるかの話でシオンに誘われて、サトミが空気読んで出て行って「感じ悪〜」はおかしいだろ。お前らが影で告げ口姫って呼んでるから、そんなやつと一緒なんて、とか考えた上でだろ。コラ。

・ゴッちゃんにシオンが彼氏がいるか訊かれたのは、からかいなのか、単にシオンがモテているからなのか、どちらなんだろう。

・またしても、唐突に歌い始めるし、お次は音楽だけでなくピアノも勝手に弾いてるし、もう完全にAIってバレてるでしょ、と思ったら校庭でめちゃくちゃにバレてんじゃん。バレてるし、アヤにめちゃくちゃイヤな感じに思われてんじゃん。何この女?

・トウマ、天才じゃない?並大抵ではないぞ。オタクとかそういう次元ではない。命令に言い換えをすればいうことをきいてくれるってわかってるのもすごい。

・あ、ゴッちゃんとアヤはケンカしてるのか。それでなんかギクシャクしてるのか。なんなら予告で言ってたわ。

・王子様かどうか確認するからキスをする、っていう思考はどこから来てるんだ?どういうプログラミング?何を学習した?ゴッちゃんの口の可動域もおかしい。

・噂広まるの早すぎるし、アヤがイチャモンをつけに来るのも早すぎる。

・シオンの「ゴッちゃんはアヤのものじゃないよ?」からの怒涛のセリフが、人じゃなさを強調してて最高だった。

・ゴッちゃんただのDQNかと思ったら、割と良いやつだった。ごめん、ゴッちゃん。

・部室でのこのシーンのことを、一緒に観に行った友達と「80点の話」と言ってたけど、観た人以外に「80点の話」とか言っても絶対わからないだろうな。

・屋上で仲直りするシーンで既に泣きかけた。バイクに乗ってる回想シーンが良すぎる。

・今更だけど、太鳳ちゃん歌上手え〜〜〜。

・ずっと気になっているが、シオンが「サトミを幸せにする方法、思いついちゃった!」と言って、壊れた三太夫を悪者に仕立て上げて、廊下でサンダーと格闘することになったのって、どこの時系列にも入らないんだけど、どこだっけ???
シオンもいる中で緊急停止しちゃったから腹から端子が出てきたのをトウマが鳩尾に食らって、図書館でトウマが緊急停止機能を一時的にオフにするくだりまでしっかり覚えてるけど、どこのシーンだったかは全く覚えていない。どこ?????

・サトミのお母さんが言っていた「人を傷つけるAIもいると思っている人はいっぱいいる」というのは、現代のAI観の象徴かもしれない。日中、突然出てきたなんかありそうなイヤな感じのツダケンさんに振り回される感じもなく、帰ってきてからも上手くいっていると思い込んでいるお母さんを見てるとだんだん何ともいえない気持ちになってくる。あの時の上司みたいな部下の人も、なんかそっけないしイヤだな〜。

・柔道の試合前に、サトミがプリンセスみたいな格好をする意味あったんか?それでアヤと話して気が散らんか?

・サンダーの柔道の試合をしてるから三太夫を使うのはわかるけど、壊れすぎじゃない?「なんかバーンってやったら」の説明もあやふやだし。

・シオン対サンダーの時の曲、めちゃくちゃカッコいい。一番ゾクっとして鳥肌が立った。本戦はカットされてたけど、勝ててよかったね。

・カラオケに行けないって言った時のシオンも笑顔だったからなんか寂しかった。門限が厳しい友達とか思い出しちゃった。

・みんなでサトミの家に行く時、AIはどうやって友人としての判別をするんだろう。恐喝されてないか、心拍数とかも確認するのかな?

・写真はたしかに「バックアップ」なんだ。分かるわ。

・シオンは何でサトミの名前を知っていたのか訊かれて、笑顔のままでそれは命令か訊き返した時、感じたことのない恐怖を覚えた。なんだろう。

・「告げ口姫」の由来は、トウマの部室を守るためだったのか。どの口が言うてるねん、と言おうとしたらあや自身が言ってくれて助かった。

・某たまご型って、完全にた〇ごっち

・サトミの彼氏が窓から逃げたと信じるお母さんもお母さんだな。思考が現実離れしすぎてる。

・なるほど〜〜〜、バス停で部下の人に外出てるとこ見られてる感じか!!!やっべえ〜〜〜の。

・サプライズみたいの仕掛けられてたけど、あの辺を勝手に使うの普通に犯罪じゃないの?映像情報の改竄ができるとはいえ、完全に学校の外だし、花火みたいなのも打ち上がってるし、めちゃくちゃ大声で歌ってるし、大丈夫かな〜と思ってた。

・束の間、めちゃくちゃいいムードで進んでいっていたがゆえにどんどんムーンプリンセスの方にのめり込んでいってたから、シオンが撃たれた時の音でめちゃくちゃびっくりしちゃって、自分の左胸に銃弾がめり込んだかと思ったくらい心臓が痛かった。

・取調べでシラ切ってるゴッちゃんはちょっとカッコよかったな。あと、緊急停止装置が切られてるのも、トウマじゃなくて、AIが自発的にやったものだと断定されてよかった。実際に進化しているのかもしれないけど、完全に「進化する高性能AI」だと思い込ませられたら良かったと思う。みんな帰してもらえたしね。

・お母さん全部が頓挫しちゃって、そりゃ旅行行こうともいうし、酒も飲むよね。努力の賜物を守ろうとした結果潰してしまったことにもサトミは負い目を感じてるんだろうな。シオンも帰ってこないし、母親はめちゃくちゃだし、文字通り最悪になってしまったわけだ。イ・ヤ・で・す・ね〜。

・お母さんが何かしらを投げて鏡を割るシーン、自分が怒られているようでイヤだったな。HUNTER×HUNTER風にいうと、胸がズズ…って感じだった。

・走って行ったソーラーパネルの管理棟みたいなとこで、足バタバタして泣くのも分かるわ。

・トウマとサトミのここのくだり、ちゃんと幼馴染しててめちゃくちゃいいな。わざと下手くそに歌歌うのとか、結構難しいからすごいと思う。歌うために、割と頑張ってる感は聴いていてわかった。トウマもちゃんと話せる様になってくれ〜!!!

・あれだけ母親荒れてるのによくトウマ連れて家に上がって、しかもみんなにサトミの家に集合って言えるな。魂胆すげえ。

・ゴミ箱っぽいMac Proみたいなヤツがここで生きてきた!!!シオンはネットワークに写真を流してたんだ。いや、流出したらどうすんだよとは思うけど、今はそれどころじゃなくて、ネットワーク上にシオン自身がいる可能性があるってことだもんね。

・いや、えっと、小3でたま〇っちにしゃべらせるって、天才じゃないですかね?いや、天才どころの騒ぎじゃないでしょ。完全におかしいでしょ。そりゃお母さんに取り上げられて当然だけど、お母さん何でトウマを見初めなかったんだ?技術力は確かだってわかってたんじゃないのか?そういう問題でもないのか?

・これで全てが繋がった。シオンはずっと前にお母さんによって作られたたまご〇ちから、トウマによって生み出されたAIになり、取り上げられてデータを消されそうになった時にネットワークに逃げ込んで、小3の頃からあらゆる電子機器を経て、高校生の今に至るまで見守り続けてきたってわけね。つまり、初めにロゴのエフェクトと思い違いをしたピンクの光の線みたいのは、シオンの肉体に入る前のAIの記憶で、それで、私は今まさに泣いているってわけね。

・後から考えると、「写真って何?」「大事なもののバックアップをとるということだよ」という会話がなされたのは高校生になってだいぶ経ってからの現在においてなので、矛盾が生じている気がするが、そこはまあ無視しましょう。

・お母さんの「信じられない……」の時の顔はすごく良かったな。そのあとみんなやってきて作戦会議するのもいい。ツダケン勢にギャフンと言わせたれ!!!!!

・後から来たゴッちゃんとアヤとサンダーはどうやって家に入った?鍵開けっぱなしにしてたのか?

・時々みんなの親が星間の人間だと言うことをわすれてしまう。アヤの父親といい、やはり家族に構えない親が多いんだね。

・お母さんの部下の野見山、いっつもちょうどイヤな立ち位置に居やがるな。鬱陶しいわ。何でもかんでもツダケンに連絡すんな。そんで、何でシオンのプロジェクトは頓挫してるはずなのに、こんな夜の誰もおらん時間帯に会長がお見えになるんだよ。おかしいだろ。

・パスワードが娘の誕生日って、いいよね。もしかして最初にサトミがお母さんの予定をテレビでこっそりみた時にパスワードを入力した時、音声入力なのに声紋認証の設定にしなかったのは、ここに繋げるためだったってことか?

・下が塞がれれば、上から(AIのデータのみ)逃がせればいいじゃない。AIのマリー・アントワネット。

・ベッドに横たわってるシオンを見つけて、サトミが飛びかかったところで「百合か?百合か?」とついキモオタ思考になってしまった。でも、あの距離感は…。

・高度に発達したAIが人間の言葉に呼応して目を覚ます、ありがちだけどいい設定だね。王道。ど真ん中。

・サンダーがシオンのこと好きになってるの、めちゃくちゃいいわ。この良さは言語化できないけど、なんだろう、めちゃくちゃいいわ。

・ビルの中をバイクが走ってるの、意地でもバイクから降りないクウガを彷彿とさせててなんかエモかった。

・会長ヘリで来るの、めちゃくちゃ金かけるじゃん。金持ちをわざわざ誇示してくるの、イヤだな〜。

・静止したロボと人たちに囲まれて動けないってなった途端に、ロボットたちの意思で「シオン、歌って!」とか、某狂気のパレードを想起させる動きで他の人間の動きを蹂躙したりとか、ツダケンさんたちと母親のいる部屋をスプリンクラーで水浸しにさせたりとか、「今まで共に助け合ってきたシオンを、ロボ自身の意思で助けようとしている」というのがすごくわかって、泣いちゃいそうになったけど何とか耐えた。

・シオンからUSB端子みたいなの一本か二本だけ繋いで、アンテナで衛星までデータを飛ばせるのめちゃくちゃすごいよな。完全に消滅するわけじゃないけど、最後にシオンが幸せかどうかが訊けてよかった。意識がなくなっていく様がリアルで泣いたね。泣いた泣いた。

・最初と同じ流れに戻ってる!よかった…。薄々そんな気はしてた、というかそうならないと怒るぞと思ってはいたものの、お母さんも会長に無事認められて、最終的にツダケンをギャフンと言わせられて、スッキリして追われてよかった。

・三太夫にシオンの顔写真を貼って練習してるサンダーがけなげすぎて、愛おしくなっちゃった。なんてかわいいヤツなんだ。

・最後、衛星放送みたいなのを使って電話をかけて来てるのは、一応はじめにトウマが部室で秘密の資料みたいなのを友達と共有してたやつの内容だった、という伏線の回収だったのだろう。そこに関しては若干腑に落ちない部分もあるが、サトミとトウマ2人とも最後はしっかりおててを繋いで、完璧にスッキリとハッピーエンドで終わったのでよかった。

・カズレーザー出てたの!?どこ!?!?!?

・最近エンドロールの後になんか一幕ある、みたいな作品がなくてちょっと寂しい。最後に右下に「映倫」って出ると「無いか〜……」と少し萎える。




観た後に思ったこと


・AIが感情を持ってどうのこうの、という作品は多いのだろうけど、この作品ではそこまでAI自身の「感情」を前面に押し出している感じは受けなかった。それよりも、AIと共存する社会がもうすぐそこまで来ているというメッセージ性や、主に学校で起こっている問題をみんなで力を合わせて解説していく青春群像劇の方が、監督としては伝えたい意図としてあったのでは?と思う。

・サトミの別れた父親に関しては、電車で別れるシーンで少し触れられていたがそれまでだったので、そこはあまり重要ではなかったのだろう。結構注目して見ていたのだけど、サトミだけでなく他の人物の親も、アヤの父くらいしか登場していないので、学生たちにスポットを当てたかった、という意図は間違ってはいないと思う。

・後から考えるともっと矛盾点と感じる部分は多いかもしれないけど、あまり考えすぎず、肩の力を抜いて映画を楽しむということも大事なことだとわかった。

・まいんちゃんはやっぱり最後までまいんちゃんだった。ツダケンも最後までツダケンとしてしか見れなかった。

・太鳳ちゃんの歌が全体的にとにかく上手すぎた。おそらく番宣とかで色々出ることになるだろうから、これから太鳳ちゃんの歌唱力が、今一度主にテレビなどで再確認されて、観客だけでなくCDの購入者も増えるような気がする。

・一番良かったのはなんやかんや、三太夫にシオンの顔を貼って泣きながら練習をするサンダーかも。

・ツダケンさんが出てる作品、全部アタリ説が立証できそうな気がする。この作品もアタリ。少女歌劇レヴュー・スタァライトもアタリ。アニメだけど、重神機パンドーラもアタリ。今のところは全部アタリ。もしかして、説立証なるか?






個人的にはとても観やすい作品でした。

吉浦康裕監督の作品はこれ以外に観たことがないので、他の作品も観てみたいな〜と思ってます。




それでは〜…

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