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《歯列矯正》マウスピース矯正に踏み切った女の記録③ 1本目の親知らずを引っこ抜く話《インビザライン》

前回の記事を読んでくれた方、ありがとうございます!

前回は、歯列矯正のために抜歯は必要か?という話をしました。

今回はついに、親知らずの1本目を抜いたレポートです。

・いつもと空気感が違う

この日はまず、いつもと空気感が違いました。

細心の注意をはらって行われているというか、
若干空気がピリついている感じ。

虫歯の治療とはわけが違いました(虫歯の治療が適当なわけじゃないですよ!笑)。

抜歯になると、やはり歯医者さんの緊張感も違うのでしょうか。

虫歯の治療のときは
「痛かったら言ってくださいね〜(多分痛くないよ、という言葉も含まれている口調)」という、のほほんとした感じだったんですが、今回は
「今痛いですか?大丈夫ですか?痛かったら左手あげましょうか。ちょっと痛いかもしれない」
と、いつもより反応を確認してくれました。笑

器具や麻酔針の長さの確認も怠らず、いつにも増して真剣モードって感じでした。

虫歯の治療の際も麻酔されたのですが、その時には「ちょっとチクッとしますよ〜」と言われていたのが今回は
「麻酔、痛いかもしれない。歯を抜く時よりこっちのほうが痛いかも。…痛いよね?大丈夫?」
と、すごく心配してくれました(笑)

個人的に感じる痛みは同じなので、猫の爪が食い込んでいるような感覚が30秒〜1分続く感じでした。

ちなみに、麻酔は歯茎の外側と内側に施されました。
「内側のほうが痛いかも」と言われましたが、これは確かに内側のほうが痛かった。
でも、猫の爪だと思ったら耐えられました(恐るべし猫パワー)。

・歯を抜く前に

麻酔が効いてくるまでの間、衛生士さんから
「当日にやっちゃダメなこと」について説明を受けました。

やっちゃダメなこと その①「長湯、激しい運動」

いつもなら血行を良くするので推奨したい行為ですが、歯を抜いて暫く経つまでは血の巡りが良くなると親知らずを抜いた穴から出血が多くなるためNG

体力仕事をしている方だと、翌日の仕事に支障が出そうです。

やっちゃダメなこと その②「強めのうがい」

しばらく出血が続くのでしっかりめにうがいしたい気持ちはあるのですが、傷口が広がってしまうのでNG
ぶくぶくうがいは出来るかぎり避けたほうが良さそうです。

やっちゃダメなこと その③「食事」

これは、麻酔が効かなくなるまでの間です。
口が開きにくいからなのかな?と思いましたが、「麻酔が効いていることによって痛みに鈍感になる」ため、頬の肉や唇を噛んでしまって怪我をする恐れがあるからとのことでした。
でもまあ、2,3時間の辛抱ですね。

・おし、抜くぞ!!!!!

衛生士さんからの話も終わり、麻酔が効いたころ先生が戻ってきました。
麻酔が効いているかチェックするために、なんかの器具で歯や歯茎らへんをカリカリ引っ掻かれます

しかし、麻酔が効いているので
「触られてるな、痛くはない」という感じ。

無事麻酔が効いていることを確認した後、めいっぱい口を広げられました。
防衛本能が働いているのか、麻酔が効いているからなのか。いまいち大きく開けていないっぽい?
開いているはずの口を、先生が思いっきり広げますww

怖かったのでどういう器具を使っているのかは見ませんでしたが、抜く直前に先生が引っ張るという言い方をしていたような気がします。
(「抜く」より「引っ張る」のほうが怖くない気がする!)

歯を引っ張られる瞬間、体が緊張しているようで、肩から指先にかけて血流が遡る感覚がありました。
「あ、自分今緊張しているんだな、」と思っている間に「終わりましたー」とのこと。

えっ、ほんとに??

正直、歯を抜く時より口を開かれている時のほうが痛かったです(笑)

「こんな簡単に終わるんですね」と言ったところ、「私が親知らずを抜くのが上手いっていうのもありますね」とのこと。
若い先生なのに、乙女ゲームに出てくるクールキャラばりの余裕っぷり。

その時だけは、先生のことが氷室先生に見えた筆者でした。

氷室「当然だ。私の技術力を甘く見てもらっては困る」(そんなセリフは無い)

抜いた直後はガーゼをあてて「2分ほど止血して下さい」とのこと。
「120秒で血は止まらん!」と千鳥のノブのようなツッコミを心の中で入れつつ、待つこと2分。

「あ、もう止まってるのでガーゼ外して大丈夫ですよ!」

傷穴を見た先生から言われ、そのまま帰宅することに。
人間の体ってすごい

ただ、立ち上がった時に気付いたのですが、足がふらつく。そしてその後の待合室で気づいたのですが、指が震えている
クリニックを出る頃には治っていたので、一時的に体が極度に緊張していたんだなと感じました。

・しばらくは薬で様子見

麻酔によって痛みはだいぶ緩和されているんですが、しばらくは痛み止め抗生物質で様子を見ることに。

痛み止めは「痛くなくなったら使わなくて良い」とのことですが、抗生物質は「飲み切って下さい」とのこと。

筆者は痛さに敏感なので、近くの薬局で処方箋を貰い、帰る前にすぐ痛み止めを飲みました(笑)

しかし、帰っている途中に感じる鈍痛
そして耐えず口内は血の風味が…。獲物を食らったあとの吸血鬼ってこんな気分だろうか。

(画像は、映画「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」より)

・抜くのに楽な歯は、上顎から生えている歯

なーんだ、抜歯ってたいしたこと無くね??
と思っていたのですが、問題は下から生えている歯だそうです。

上顎に生えている歯は比較的ラクに抜けるそうですが、下顎に生えている歯はそうもいかないらしい。

なんでも、歯が大きいのでその分時間もかかるし、開く穴も大きいので負荷が高いとのこと。

今回は右上に生えている親知らずを抜きましたが、来週は右下の親知らずを抜きます。
果たしてどうなってしまうのか…。また余裕の氷室先生に会えることを願ってます。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!

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