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石川県内の工房巡り

石川県の伝統工芸品を、レストラン型ショップで沢山使い、販売もすると決めて、石川県内の工房巡りもスタートさせました。

輪島塗はもちろん田谷漆器店。
塗師屋としてかなり力を入れて作っています。

九谷焼は福島武山工房の礼子さんと、虚空蔵窯の市田さんにお願いしました。
どちらも僕が大好きな九谷の絵付けです。石川県の食材にも映えますし、見ていてうっとりする器です。

1福島武山

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山中漆器は、株式会社ウチキの漆磨カップ、岡田や漆器の一段重、そして木地師の中嶋さんの極限まで薄く挽いた木地でできた、ぐい呑みを使います。
漆磨カップ(シーマカップ)は、二重構造のチタンの上に漆の密着テストを何度も重ねて作られたカップで、金属と漆の融合が素敵です。友人のゆうきさん考案の品で、これで自分もハイボールを飲みたいと思い、お願いしました。

3漆磨カップ


岡田や漆器の一段重は、料理人奥村の十八番料理が入ります。

4岡田や


中嶋さんの作品は、光に当てると透けるほど薄くまで木を削った、職人技光る逸品です。これで飲む日本酒は最高だと思います。

5木地

金箔は箔一さんにお願いしました。グラスを中心に揃えており、金沢の優雅さを感じていただけると思います。

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珠洲焼の坂本さんには、特注のお皿とぐい呑みをお願いしました。
珠洲焼の土ならではの荒々しさは、きっとコースの中でも一際目立つ存在です。坂本さんのモノづくりの姿勢にも感動しました。

珠洲焼

ランチョンマットは、輪島の和紙で仁行和紙を使います。
遠見さんにお願いをして、特注で作ってもらっています。

7仁行和紙

コースターには、中能登の能登上布、山崎さんにお願いしました。

8能登上布

そして、このレストランができるまでのプロジェクトを最初から応援してくれた、加賀水引の津田さんのところでは、コース最初のしつらえでナプキンを結ぶナプキンリングをお願いしています。
津田さんの水引を作る速さと正確さに思わず見惚れてしまいました。

七尾の高澤ろうそくさんでは、特別なディナーを演出するために、蝋燭の灯りだけで食事をするイベントを定期的に開催したいと、卓上で楽しむろうそくセットをお願いしました。

沢山の石川県のモノづくりに携わる方々の思いが詰まる、お店になれば良いと思っています。

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