自分探し(2)

アラカンは、もっと大人の女性だと思っていた。夏木マリさんは好きな女優さんの一人で、ああいうアラカンになりたいと思ってたけど、実際自分がその年齢に近づくとなると、あらあらちょっとこれはいかん、ゆうべなんて、中学生から変わってないって言われる始末で。

まあ、ひとそれぞれなのだと思うけれど、どんな人間になっていたいか。をやっぱり考えたい。あー、夏木マリさん、好きだわ❤

直感で決めた結婚が32年も続くとは、どういうことか。熱烈な大恋愛の末はたまた、お互いのことをよく知り合ったはずなのに、結婚しても1年で終わってしまうということもあるのは、どういうことか。縁は摩訶不思議。

相手に対しての懐の深さって関係あるかな?それを夫に言うと「お互い様」だと言う。なるほど。でも、当初は「夫の想い」>「私の気持ち」的な感じだったと思うんだけどな。今は、「夫の気持ち」≧「私の気持ち」かな。って勝手に思ってます。(笑)

思えば、入社当時配属された部署で挨拶を交わした時、夫と会った時に結婚してると思ったら独身と聞いて、「あー、しまった。」って気持ちになったことを思い出す。出会っちゃったな、でも、ちょっと早すぎ。でも、今は違う。という感じ。当時私は、高校の終わりから遠距離で付き合っていた人がいたので新しい出会いなどさらさら考えていなかったし、20歳だったし、夫は35歳ぐらいに見えたし。(当時は29歳)(笑)
でもなんか、潜在意識の中では、わかってたのかなと時々思い返します。

そうはいっても、すんなり結婚に至ったわけではなく、お互いにそれぞれ自分のパートナーを探していた。夫は、まわりから早く結婚しろと言われ続け、当時はビジネスマンで30歳を過ぎても結婚していない男性はおかしいと今なら絶対セクハラ発言とおぼしきことを言われていたように思う。
その間、婚活のようなこともしていたみたいで、やれスキーだ、ウィンドサーフィンだ、ゴルフだとグループ交際(この表現、古いっ!)を繰り返していた。
一方、遠距離のお付き合いを終えた私は、当時流行っていた船上パーティに行ったり(声をかけてもらう仕掛けもできず、誰にも声もかけれず。。)、合コンしてみたり(年下の男性から初めてモーションかけてもらったのに反応できず。。)、同期の人とちょっといい感じになるかなってことがあったり(結局、同期は友達。。)、先輩とちょっとお付き合いしてみたり(ハワイでサーフィンしたいって夢を語られたけど、その夢にはピンとこず。。)、取引先の方と映画やドライブに行ったり(お金持ちそうだったけど、うちの母にと百合の花束をプレゼントしてもらったことがあって。素敵だけどちょっと違う。母も引いてたなぁ~。)と、まあ、今思えばそれなりに若い女性としての日々を過ごしていたけれど、私のこれからってどうなるんだろーと思っていた。

私の中では、常に恋愛は結婚につながるもの、つながるべきもの、と思っていたのでこの人はずーっと一緒に人生を過ごせる人なのか、、と見定める感じでいたことは確かで、その奥底には父の存在があったように思う。
必ず、父に会わせることが出来る人かどうか、また、父と相性が合う人かどうか、に針が触れていたと思う。
なので、大恋愛の上で勘当同然で家を出るという人のことがうらやましくもあり、そんな勇気ないなぁ〜、って感じでした。ファザコンだったかも。
そもそも、就職のときも自分で受けた会社の二次面接と父の紹介で受けた会社の面接日が重なって、二次面接を蹴って紹介された会社の面接に行くなんて、普通、ありえへんやろーなんてこともあったなぁー。
まあ、そこで夫と出会ったわけだし、子どもたちにも恵まれたし、幸せに暮らせているし、人生はわからんもんだと思っています。

結果、夫は父に気に入られました。(笑)話し上手だし、明るいし、なにせ呑める(笑)
家族で父1人が男だったので、味方ができたみたいで嬉しそうでした。
脱サラして起業した父は、なにかにつけ仕事の話を夫にしたりして、夫もまんざらでもない感じでしたが、(これも伏線めいていますが)いざ結婚するとやっぱり、父の濃いキャラには戸惑うこともたくさんあったみたいです。

今日のお話は、ここまで。

人生はいろいろ。夏木マリさんとは、過ごしてきた時間が違うもん。でも、やっぱり憧れます。

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