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Horizon Zero Dawn レビュー

任天堂がゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを出した前の日、
PlayStation4にはホライゾンゼロドーンが出た。
二つの作品はどちらも完成度が高く、似通った点があることから、
ゼルダとホライゾン、どっちのが面白い?という議論が絶えなかったという。
作品に優劣をつけるなど無粋だが、私個人の結論を言わせて貰えば、
このホライゾンゼロドーン は、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドに劣る部分は
あるものの、神ゲーといっても差し支えないほどに面白かった。
そんな本作を、今さっきクリアしたばかりの私がクリア直後、
速攻レビューしていこうと思う。

クリア直後のため、誤った情報が乗っている可能性がある、もちろん誤った情報を故意に載せることはない、見つけた場合は教えていただけると嬉しい。
ホライゾン ゼロドーン とは
Horizon Zero Dawn はソニーの傘下であるゲリラゲームズによって開発された
オープンワールド・アクションRPGである。
1000年前、世界は大災厄に襲われ、闇に包まれた。
やがて大地は変化し、地球は動物の姿を模した機械たちに支配される。
かつて存在した文明に一体何が起きたのか?
なぜ地球上に機械の生物たちが存在するのか?
熟練ハンター「アーロイ」となり
古の遺物や謎に満ちた建造物が点在するオープンワールドを探索し
忘れ去られた大地の秘密と謎を解き明かそう。   公式サイトより引用

ストーリー

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ネタバレになるのでストーリーに関しては余り書けない、申し訳ない。
上に書かれているように、ストーリーは魅力に溢れており、
途中である程度展開は予想できるものの、とても良いストーリーだった。

オープンワールド

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ホライゾンゼロドーンのフィールドは非常に広く、雪山、砂漠、緑豊かな平原などの様々な地域には敵の基地や、小さな村などがあり、寄り道したい要素が満載となっている。フィールド各地に配置された焚き火を解放ることで、いつでも解放した焚き火にファストトラベルすることが可能になる。また、フィールドには矢などを作成するために必要になる枝や、回復に必要となる花などの植物、イノシシやキツネなどの動物もいる。美しいグラフィックで描かれる自然豊かなフィールドは、我々プレイヤーの心を癒してくれるだろう。

マップ

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マップは最初は雲で覆われていて何もわからない。
自分でフィールドを歩くことで、歩いた周囲の雲が晴れ、マップ情報を得ることができる。ただ、もちろんこれでは全て埋めるのなど苦行である。
そこでトールネックと呼ばれる機械獣が出てくる。

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このトールネックという機械獣にオーバーライドという機能を使うことで、
広域のマップ情報を一度に得ることができる。ゼルダBOTWの塔だと
思ってくれればいい。
ただし、このトールネックの周辺には危険な地帯があることが多いため、
しっかりと戦闘の準備をしてから向かうのがいいだろう。


オーバーライド

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このオーバーライドを使用することで、プレイヤーは付近にいる機械生物を乗っ取り、馬のように操縦できるようになる。これのおかげで移動が楽になると同時に、足が速くなるので、敵からも逃げやすくなったり、いざとなればオーバーライドした機械生物が敵を攻撃してくれ、プレイヤーが有利に戦うことができるようになったりと、いいことだらけだ。そして何より、機械獣を乗りこなし走るフィールドはロマンであふれている。

多彩な武器

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このゲームではフィールド各地にいる商人から武器を購入することができる。
武器は非常に種類が多く、属性効果のある弓、長距離に適し攻撃力の高い弓、
敵を拘束することのできるワイヤー、若を設置することのできる武器など、
敵や戦い方に応じて使い分けのできる多種多様な武器たちは、
このゲームの面白さを引き揚げてくれている。

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また、矢などは商人から購入することもできるが、基本的にはアイテムを使用して自分で作成することになる。どんな場面においてもL1ボタン長押しで直ぐに
作成することができ、矢が足りない!という状況が発生しにくいため、戦闘に没頭できる。

多彩な防具

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防具も武器と同様商人とから購入することができる。
武器ほどの種類はないものの、ステルス効果のある防具だったり、近接に強い防具だったり、場面に応じて切り替えのできる防具が多数あり、武器と同様このゲームの面白さを引き揚げてくれている。

改造アイテム

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機械獣を倒したりすることで改造アイテムをゲットできる。
改造アイテムには、防具には氷耐性だったり、火耐性、
武器には操作性UP、破壊性UP、などがあり、自由にカスタマイズすることができる。また、強い機械獣ほど強い改造アイテムを落とすため、強敵から逃げずに戦う理由にもなっていて、このゲームに欠かせない大きなシステムだ。

戦闘(機械獣)

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機械獣との戦闘は、フォーカスという機能が重要になってくる。
フォーカス機能を使用することで、敵の位置や、弱点、移動する場所などを確認することができる。
このゲームの戦闘はステルスが重要になってくる。敵から姿を隠すことのできる背の高い草や、ステルスキルなども用意されており、気づかれることなく全ての機械獣を倒した時の爽快感はたまらない。

戦闘(人間)

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このゲームでは機械獣だけでなく、人間の敵も出てくる。
人間の敵は基本的に基地などに複数人でいることが多い。
人間との戦いは、機械獣との戦いよりもステルスが重要になってくる。
敵に自分の存在がバレてしまうと、増援を呼ばれてしまい、カオスな状況に
陥ってしまうからだ。見張りを弓で倒し、ゆっくりと攻略していく敵基地は
MGSVで感じたドキドキを再び感じさせてくれるし、完全ステルスで敵基地を
制圧した時の達成感は機械獣を倒した時よりも数倍気持ちいい。

クイックスタート

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クイックスタートシステムを使えば、そのとき戦っていた戦闘を初めからやり直すことができる。そんな機能いる?と思うかもしれないが、ステルスが重要なこの
ゲームでは重要だ。例えば、敵の倒す順番を間違えてしまい、敵にプレイヤーの
存在がバレたとする。そんな時にクイックスタートをすれば、正しい順番で敵を
倒し、完全ステルスで制圧ができ、矢の節約にもなるし、達成感を得れる。

スキル

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このゲームにはレベルというシステムがあり、レベルが上がるとHP上限が
上がると共に、スキルポイントを得ることができる。
スキルは 狩人 義勇 知識 流浪 に分かれている。
狩人ではフィールド上での機械獣との戦闘に役に立つスキルが多い。
しゃがみ時の足音が小さくなったり、ステルスキルだったり。
義勇では機械獣や人間との戦いに有利になるスキルがある。
一度に3本の弓を発射したり、弓発射時に時間がスローになったり。
知識ではフィールドや戦闘アイテムに役立つスキルが多い。
フィールド上のアイテムをより多く採取できたり、先ほど説明したオーバーライドの持続時間を延長したり、同じ量の材料でより多くの矢を作成できたり。
流浪ではあれば役に立つスキルが多い。
所持している不要なアイテムをシャード(金貨)に変更したり、オーバーライドした機械獣を修理することが可能になったり。

クエスト

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このゲームではメインストーリーとは別にサブクエストが多く用意されている。
推奨されるレベルや、サブクエの実行が可能になる場所までの距離などを
いつでも確認することができるため、近くだからちょっと寄ってこ!と気軽に
遊ぶことができる。他にも、敵の基地だったり、マップ情報を得ることのできる
トールネックの場所なども指定でき、非常に便利な機能になっている。

会話システム

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ストーリーを進める際、会話をすることがよくあるのだが、この会話のシステムが面白かった。会話には聞ける事が3つほど用意されており、聞くも聞かぬもプレイヤーの自由となっている。せっかちな人にはいい機能だろう。
また、会話中に三つセリフから一つを選択する場面が多々ある。
これによる変化はそこまでないが、ゲームへの没入感だったり、興味を持続されてくれる良い機能だ。 

フォトモード

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オプション画面から起動することのできるフォトモードは、
様々な機能が備わっており、カメラマン魂が燃えること間違いなしだ。
アーロイの表情を変化させることもできれば、時間帯を変更することもできる。
ピンボケを再現したり、アーロイにポーズを撮らせたりすることもできる。
さらに、なんとアーロイを消し、景色のみを撮ることもできるのだ!
美しい風景を撮るのは心が癒されると共に、この世界の理解も深めてくれる。
ここまで良い点について話してきたが、
ここからは少し良くなかった点について話そうと思う。

ごちゃつく戦闘

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このゲームでの戦闘に1vs1は無く、基本全て多勢vs1人だ。そのため、機械獣たちに目をつけられると、至る所から攻撃が飛んできて、避けることもできずゴリ押されたりする。人間との戦いの場合でも、増援を呼ばれてしまうと、
前から爆弾,横から弓矢、後ろから殴りかかってくる人間、もう訳がわからない。
ステルスが重要だとプレイヤーにわからせるためかもしれないが、いくらなんでもごちゃつきすぎだと感じた。

ゴリ押し

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このゲームでは結構ゴリ押しが効く。登れないよなぁと思った崖もゴリ押せば登れたりするし、戦闘もゴリ押しでスルーしていけば、クリアできちゃったりする。
ゴリ押しで登れる場所を作るくらいなら、壁をよじ登る機能を付けろよ、と思うし、戦闘がゴリ押せちゃうとステルスの意味が皆無になってしまう。
次回作では改善されていることを願う。

フレームレート

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ファストトラベルをした直後など、フレームレートがガクッと落ちることが
多々ある。戦闘時にはそこまでないが、没頭していたプレイヤーの熱を覚まして
しまうし、是非アプデなどで改善して欲しい、望みは薄いが...

総評


モンハン×ゼルダBOTWのようなゲームプレイ体験は素晴らしく、美しいグラフィックで描かれる自然と機械獣はプレイヤーの心を癒してくれると共に、ロマンがある。戦闘は多少の問題はあるものの、様々な戦い方ができる良いシステムになっていた。カスタマイズ性の高い武器は、どのような性能にするか考えているだけでも楽しいし、ゲームとしての楽しさを大きくしてくれている。ストーリーは多少ありきたりではあるものの、楽しめる内容になっていた。次回作が非常に楽しみだ。ということでホライゾンゼロドーンのレビューでした!間違った点あると思います、見つけた場合は教えていただけると嬉しいです。本当に楽しいゲームでした!久々に寝る間を惜しんで遊んだなぁ...DLCも購入してあるので、クリアしたらレビューしたいと思います!ここまで読んでいただいてありがとうございます!是非いいねをお願いします!ではまた次の投稿で会いましょう!

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