間違えやすい日本語7

【一般常識問題7】
《間違えやすい日本語7》
次の「読み間違えやすい日本語」について、(あ)~(か)の読みを答えよ。

(あ)逝去 (え)直火焼き
(い)壊死 (お)斜に構える
(う)相殺 (か)早急






【一般常識解答7】
あ、せいきょ
い、えし
う、そうさい
え、じかびやき
お、しゃにかまえる
か、さっきゅう

【一般常識解説7】
逝去(せいきょ)の「逝」の字は、死という意味があります。訓読みは「い-く」、音読みは「セイ」です。逝を使った熟語に、
 急逝(きゅうせい,急に死ぬ)
 夭逝(ようせい,若くして死ぬ)
などがあります。夭逝と夭折(ようせつ)はほぼ同じ意味です。

壊死(えし)は、からだの組織の一部分が生命をなくすことを意味します。

相殺(そうさい)は、互いに打ち消し合うことを意味します。「殺」を「サイ」と読む日本語は、相殺だけです。

直火焼き(じかびやき)の「直」の字は、以下のような様々な読み方があります。
 直す(なおす)
 真っ直ぐ(まっすぐ)
 直ちに(ただちに)
 日直(にっちょく)
 直球(ちょっきゅう)
 直々に(じきじきに)
 直談判(じかだんぱん)
 直向き(ひたむき)

斜に構える(しゃにかまえる)は、「身構えること、改まった態度を取ること」あるいは「物事に対して正面から挑まずに、からかいや皮肉を交えた態度で臨む」という意味です。また、「世間や物事を斜めの視点で見る」という意味で使われることも多いです。

早急(さっきゅう)は、そうきゅうと読まれることもありますが、さっきゅうが本来の読みです。そうきゅうは慣用読みで、元々は誤読だったものが認められるようになった読み方です。慣用読みはこの他に、
 荒げる(あららげる/あらげる)
 貼付(ちょうふ/てんぷ)
 出生(しゅっしょう/しゅっせい)
 重複(ちょうふく/じゅうふく)
などがあります。左が本来の読み、右が慣用読みです。

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