観光地としての沖縄ののびしろを考えてみた

タクシーをエンタメにしています、
ヨナシロです。

気温の寒暖差の影響か、喉から鼻水、頭痛とやられました。
そのため本日も奮闘記の記事を投稿します。

沖縄出身の僕はいずれ沖縄に関するエンタメをやりたいと考えています。
それに関連した記事です。

ーーー

本日は「観光地としての沖縄を調べてみた」
というお話です。
宜しくお願い致します。

エイサーをみて、沖縄から世界を楽しませることが出来る。
そう感じたため、まず沖縄が観光地としてのどのような結果を出しているのかを意識されやすいハワイと比較しながら調べてみました。

ーー
ハワイと引けを取らない観光客数だけど...
ーー

何度かここでは書いたことがあるのですが、
ここ最近の沖縄はハワイと並ぶほどの観光客数です。
報道では観光客を取り上げるが主なので、一見ハワイに引けを取らないように感じますが、
実情をみると、今後の厳しさが可能性も見えてきます。
三つにまとめてみました。

①観光客数と気温
②コンテンツと消費額
③面積(空港数)と許容

【①観光客数と気温】

まず、観光客数ですが、月別でみると違いが出てきます。
(一枚目写真)

ハワイは、常に一定の観光客数に対して沖縄は夏にかけて伸び、冬にかけて縮小します。

また、
ハワイ観光客数の約64%は国内客(アメリカ)
沖縄の観光客数よ約70%も国内客(日本人)
どちらも、国外より国内の観光客がほとんどを占めています。

季節の話に戻すと、
何の関係性があるか調べてみたところ、気温に関係がありそうです。
ハワイは平均気温が沖縄より高く、年中温暖な気候です。
沖縄もそのようなイメージがありますが、冬の時期に吹く風で、体感的には東京と変わらないほどの寒さの日もあります。

芸能人が年末年始に旅行に行くような
「冬に観光行くなら沖縄」のイメージはないですがハワイならあります。

報道でも出ていますし、きっとこれくらいのデータは沖縄の観光関連の方も知っていて打開策を考えていると思いますが
「冬に沖縄に行く」というイメージづくりだけでハワイ以上の観光客が訪れると思います。

【②コンテンツと消費額】

観光に行くのであれば、そこに観光に行く目的が必要です。
“のんびりする”も一つの目的になりますが、
そこを求める人は少ないように感じます。
その点で、沖縄で観光する際のコンテンツと消費額を見てみると、ハワイとの差が見えて来ます。

②ー1

まず、沖縄とハワイでは旅行による消費額が違います。
ハワイの2018年の観光消費額は日本円で
約19万5,000円、
沖縄は2017年度で
約7万2000円
です。
最近のデータを見ても沖縄の観光消費額は国内も国外も9万ほどで推移しています。
(2,3枚目写真)

この要因をは物価によるものもあると思いますが、滞在日数とも関係がありそうです。

まず、ハワイの観光客の60%を占めるのがアメリカ(国内客)ですが、そのハワイに滞在するアメリカ人の平均滞在日数は9~10日。
一方、ハワイに滞在する日本人観光客は平均5~6日。

日数に違いが出ます。
これだけでも消費額額の差が出ると思いますが、
これを沖縄で見てみるとさらに、関係しているように感じます。

沖縄を訪れる観光客は
外国人観光客300
国内観光客 699万
です。

ハワイの滞在日数の違い、特に日本人観光客の滞在日数の少なさは沖縄でも現れています。

沖縄のおよそ1,000万人の観光客の70%を占めるのが国内(日本人)からですが、
その滞在日数は平均で3日ほどです。

この話をまとめると、
ハワイの観光客の約64%はアメリカ人(国内)観光客で、その人たちは平均10日滞在する。

沖縄の観光客の約70%は日本人(国内)観光客で、その人たちは平均3日滞在する。

どちらも、観光客のほとんどが国内客ですが、滞在日数に大きな違いが出ます。

これが消費額に差をつける要因ではないかと思います。

※そこを掘り下げると、日本の労働環境も要因になりそうです。
長い休みがとれないから少ない、だから、夏休みに押し寄せる。
そして、沖縄に冬の観光イメージがないから冬は行かない。
などが出てきます。
また、物価でみて安いこと売りにした観光地になると、
“売上は上がらないが、観光客が増える”
つまり
“収入は増えないが仕事は休めない”
という環境をつくり、沖縄(観光客関連の仕事についている県民)が疲弊するという見方も出来ます。

②ー2

コンテンツに関する話をすると、
沖縄では主に、自然体験と文化体験の観光施設があります。
自然体験は美ら海水族館やダイビングで、
文化体験は琉球村やおきなわワールドなどの施設でがあります。
(シーサーづくりや三線教室)

正直、子供(小学校の遠足)のころ行った文化体験のコンテンツは面白味がわかりません。
普通のテーマパークとしてもディズニーUSJ等には負けますし、スマホがありポケモンGOがある時代に文化体験のコンテンツは厳しい状況に立たされると思います。

文化の体験のテーマパークが多いが、沖縄の文化体験がエンタメとして認知されていない、
面白いと思ってもらえていない。

これらはコンテンツの認知も必要ですが、映画などの作品によって、そこを訪れたくなる理由をつくる必要がありそうです。

※それに関連して、昨日は新たに沖縄の作品について思い付きました。
また書きます。

【③面積と許容】

沖縄とハワイの面積には大きな差があります。
陸地面積はハワイが7倍も大きいです‼️
しかし、その面積に対しての人口はほぼ同じです。

これは、感覚的な話になりますが
観光に行って、あまりにも人が多いと、のんびりしたくても出来ませんし
また行きたいと思える居場所にもなりません。

ハワイに訪れる日本人観光客の約8割はリピーターが占めているという情報もあります。

「面積に対して人口が同じ」だと、
単純に人口密度が高くのんびりできる感覚が得られません。

これはコンテンツや海の綺麗さだけで作れる魅力ではなく、
個人個人の感覚でしかありませんが
データに残らないどこか(感情)で少なからず影響されているように思います。

また、面積が狭いのに一定の時期にしか観光客が訪れないのは
この時期(8月)にしか行けないけど、多いから止めとこうという
機会損失を生んでいる可能性もあります。

空港も沖縄には那覇空港しかなく、
ハワイとは空港数も違います。

これ(③)をエンタメで解決するにはどうするか
というと難しい面もありますが、
沖縄が楽しめる場所にしたいと考えています。


まずタクシーをエンタメにします!

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?