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タクシードライバー毎月のシフトの決まり方【東京で働く】

タクシードライバー毎月のシフトの決まり方

こんにちは。げん太です。
私は20代から業界5年目の現役のタクシードライバーです。
営業エリアは東京特別区(23区+武蔵野市、三鷹市)です。

最近、お仕事に関するnoteを書いています。
現役ドライバーのリアル感で、これからの方にとって役に立つようなフラットな目線で記事が書けたらいいなと思っています。

本日は『タクシードライバーのシフト』について。タクシー業界というのは長い間、365日24時間「安心と安全な移動」を提供し続けてきて100年…みたいなすごい業界だったりします。

そんなタクシー業界の現場、タクシードライバーの働き方…勤務体系であるシフトについて本日はお伝えしていきます。


タクシードライバー、毎月のシフトの決まり方


結論から話します。
毎月のシフトは、会社側から自動で組まれたものを次月度の10日前くらいに紙で渡されることが多いです。

例えば、今日は7/20。
多くのタクシー会社は締め日が15日なので、次月度8/16〜のシフトは8/5くらいに紙で渡されます。規定乗務回数はその会社や営業所によりますが11~13出番(隔日勤務)で組まれています。稀に1年単位でシフトが出るという営業所もあります。

・休日はどうやって決まる?


休日は基本的には自動で出されたシフト通りという会社が多いです。どうしても休みたい日は休日変更届などを出して変更してもらいます。一般的にタクシー会社は配車係といってタクシーに乗務員を配車を管理する人が月間、年間でこのくらい配車してタクシーを稼働させなきゃ…という目標やルールがあります。効率的に配車するためにシフトはある程度規則的になっています。

・隔日勤務はキツいのか?


平均で月12勤務の会社が多い隔日勤務シフトですが、最初慣れるまでは少しキツいです。私も5年前、新人だった頃は「仮眠がうまく取れず、眠気がすごい」とか「早朝に家に帰ってきても頭が覚醒してなかなか寝付けない」など生活面で多少の苦労はありました。しかし3ヶ月も経つと体は慣れてきて、週5日の一般的な会社勤めよりもずっと楽だな〜と今でも思っています。勤務表のイメージですがこんな感じです。

日の丸交通ウェブサイトより引用

上記、サンプルは11勤務で組まれているのでかなり休みが多く感じますが、現状多くの会社は12勤務、多い会社だと13勤務乗ってくださいと言われます。その分給料は良いのですが明け休ではない「休み」が本当に少なくなってしまいます。タクシーだけではない人生のためにもある程度、自分の時間を大切にしながら勤務していきたいですね。

・担当車制度がある会社は多い


自分がよく配車される車を担当車とこの業界では呼んでいます。例えばジャパンタクシーの6898(ナンバープレート及び無線番号)はげん太くんの担当ね!みたいな感じで「番号」で車を管理、呼称しています。同じジャパンタクシーでもそれぞれ個体差がやっぱりあって特にブレーキやエンジンの絶妙な差があります。また、車両が古い会社に多いですがニオイのキツい車両に当たってしまうと本当に辛いですね。(シートベルトとか特にね)

・東京での日勤者の割合


隔日勤務ではないシフトの場合、こんな感じの1ヶ月間です。東京の私の営業所では日勤者の割合は全体の1〜2割程度です。

未来都タクシーウェブサイトより引用

日勤のメリットはなんといっても規則正しい生活ができる、毎日家に帰ることができる点にあります。私は昼日勤、夜日勤の勤務経験もありますが、売上面でも身体的な疲労の面でも隔日勤務の方が良いかなと思っています。家族の有無やライフスタイルによりますね。

・有給は使えるの?


私の会社では有給は紙に書いてポンと出せば簡単に使うことができます。ただそれもこの5年でだいぶ変わったきたから使えるようになったのであって、私が入社した5年前は多くのタクシー会社で有給は使えない雰囲気がありました。今はだいぶ改善されていると感じますが、まだ会社による…みたいな雰囲気はあります。


以上をまとめると、タクシードライバーのシフトは月毎に会社側から出された規則的なシフトに沿って勤務します。シフト変更や有給などを使って、希望休が取れるかは会社によるといったところです。と言っても隔日勤務だど月に12出番しかないので、その他の日は自分の時間を過ごすことができます。明けの日でも簡単な用事や通院等はできるので、時間を有効に使っていきたいですね。

意外と明け休も活用しながらプライベートの時間はかなり多く取れることが特徴のタクシードライバーという仕事でした。未来の働き方として基本は10~12出番、稼ぎたい人だけ13出番にしたら良いと思います。隔日勤務は2日分を1日にまとめて働くやり方なので、それぞれ20~24日勤務、稼ぎたい人は26日勤務…と書くとどうですか?長期休暇やお盆、GW等がないので(365日24時間稼働)実質年休はかなり少ないです。労働時間も長いです。私はこの仕事が好きなので続けていますが、若い同僚とかは会社にいる時間が単純に長すぎるからといって辞めています。働きたい人はこのままでいいです。月間160時間を集中して稼ぐみたいな人はこの業界少ないし、そういう人は早く帰ってくることになって居心地が悪い….。実質休日や長期休暇、拘束時間の長さ、このあたりを多少改善できると業界のイメージも良くなるし、私たち労働者もより長く働けると思います。その分もっと勤怠や売上や休憩、ハンドル時間、事故に対する管理は厳しくて大丈夫です。人をちゃんと大事に管理して、育てて、長く働きやすい環境を整えて、タクシーの供給力を上げていく…「〇〇さん、今日も無事故で9万円もやってくれて会社のためにありがとうね」一声かけるだけで人って辞めなかったりするものです。今日も街には多くのタクシーに乗りたいお客さまが溢れています。タクシーがいないために暑い中、手をあげて10分待ったり、タクシー配車アプリに優先課金をしないと東京ではタクシーに乗れません。より選べる働き方、男女、老若男女働きやすく続けやすい職場になるといいですよね。


ちなみに私の今の営業所はシフトに関する不満点は全然なくて、担当車も良いジャパンタクシーを付けてもらっているのでいつもありがと〜って思っています。

『タクシードライバー毎月のシフトの決まり方』
本日の記事は以上です。

これからタクシーを始める方が私より売上を上げて、より豊かな休日を送れるよう今後も活動を続けていきます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♂️
これからもげん太をどうぞよろしくお願いします!