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年末需要と東京タクシーの売上(右肩上がり)について

みなさん、こんにちは。
タクシーチャンネルのげん太です。

12/13(金)など先週末くらいから恒例の年末需要が盛り上がっています。東京のタクシー業界は毎年高齢での年末特需があり、朝までタクシーに乗れないお客さまが多数出現、3時間待ちなど多忙な状況になっています。12/20(金)の今日が今年で一番忙しい日となるでしょう。

今日は年末の売り上げの作り方についてのコツをシェアしようと思います。10,000円でも売り上げを上げることができれば、6,000円の収入増加になるのが東京のタクシードライバー(歩合給)です。今、月収60万円の人は年末需要を勉強することで65万円や70万円を目指して欲しいなと思っています。

1本あたりの単価をしっかり管理する

年末需要は1本あたりの高単価(ロング)が狙える時期です。東京のタクシードライバー(隔日勤務)は乗車回数30回で9~10万円が1つの目標というか目安ですが、より少ない回数の20〜25回で10万円以上を目指せるのが年末需要です。特に夜は10,000円以上の小さなロングではなく、15,000円以上の長めのロングを目指すようにしてください。具体的には「赤坂」「六本木」で狙う高速の乗り口は霞ヶ関、飯倉。「銀座」は土橋、銀座の乗り口から高速に入れるように。「日本橋」であれば箱崎、神田橋を狙って流し営業をしていきましょう。意外と大門(浜松町)や品川(港南口)も多数の超ロングのお客さまが潜んでいます。

深夜営業の基本を必ず抑える

深夜営業22:00~4:59までが2割増しの時間です。この深夜営業の時間をフルに使って「2割増」の時間帯の営収を最大化させることが必要です。また、4時間または6時間以上の連続運転は営業所によっては禁止されているので、途中でのインターバル休憩も考えて営業をしていきます。私は、23:30~24:00、27:00~27:30に休憩を取ることが多いです。特に2割増の時間が切れてしまう早朝の5時台に休憩や回送を入れられるように計算してお客さまを乗せていきます。2割増の時間帯でいかに実車で走り切れるかが年末の深夜営業では大切です。ここぞとばかりに自腹ETC料金(自腹高速)もガンガン切っていきます。全ては深夜営業の基本である「2割増」の時間帯の営収を最大化させるためです。

深夜の時間単価は8,000円以上を目指す

普段、私の深夜(22~28時)の時間単価設定は1時間8,000円以上です。ですが、1時間で8,000円だとロングがあるかないかでブレが大きくなるので3時間で24,000円と目標を設定しています。この3時間で24,000円を確実に超えられるための営業方法を行います。単価4,000円を6本こなして24,000円を上げることも良いですが、18,000円が1本と3,000円が2本みたいなケースの方が多いですし、楽です。単価の大きなお客さま(15,000円以上)をしっかりと狙いにいくこと、3時間で24,000円を必ず作ること。余裕があれば小休憩やコーヒーブレイクも挟むことを大切にしています。名刺営業や予約営業ではなく、流し営業やつけ待ち営業といった営業スキルおよびタウン攻略(街による特徴)で年末ではなくても普段の月曜日から日曜日でも達成できると思います。

早朝需要がいつもよりも強くロングになりやすい

「早朝」の需要がいつもよりも強くロングになりやすいのは年末需要の特徴です。年末需要で特に強いのが「早朝4時」です。朝まで飲んでいたお客さまが居酒屋、カラオケ、クラブやアフター店からゾロゾロと出てきます。年末は普段よりお財布の紐が緩いので、より遠くへ帰っていくお客さまが多いです。例えば、銀座から杉並の永福あたりまでミドルで帰ったお客さまが4時台前半にあって、降車後すぐに浜田山から羽田空港第二ターミナルといった案件が年末金曜日の夜〜土曜日の朝にかけて増えてきます。朝の4:30に新宿から大泉や新座の自宅までといったロングもよくあります。(高速道路を使えるとなお良い)最近だと東葉勝田台が朝の4:10からありました。終電近辺の時間だけでなく、年末は早朝もかなりロングが出やすくなっているため新橋や銀座、赤坂、六本木を中心に朝駆けをしっかり行うようにしましょう。

昨年と比較した年末の売り上げについて

昨年と比較した今年の年末の売り上げについてです。私の周りでは昨年が100だとすると今年は120または130、一昨年が80という感じです。右肩上がりで売り上げは伸びています。ですが、一部ドライバー仲間からは昨年よりも売り上げが上がりにくいといった報告も受けています。会社や営業所によって営業ツールや車種に違いがあり、稼ぎにくい会社に所属している人は昨年よりも売り上げが下がっていると感じているようです。会社選びはもちろんのこと、誰と情報交換をしたり、繋がっているかが大切な時代になったなと思っています。結局、稼げない会社には稼げない人が集まっています。なんとなく入ってきて簡単に稼げる(稼ぎ続けられる)ほど甘い話はどこにもないので、よりしっかり情報収集をして業界の門を叩いた方がいいと思います。偏屈ではない現役ドライバーに実際、話を聞いてみるとかもいいです。SNSやYouTubeは参考にはなりますが、真実ではない可能性が大いにあります。(私が投稿しているのでその辺はよく分かるし詳しいです)

できるだけリアルの情報を重視して、会社選びや営業スキルをつけていくと今は繁忙期の月収が60~80万円くらいは稼げるのが東京のタクシードライバーという仕事です。レベルの高いドライバーというのは、この月収を何年間も何月であっても安定してもらい続けています。

少しでも売り上げを上げたいという人は、赤坂、六本木、銀座をしっかりと攻めること。高速の入り口に向けてみなさん今持っているスキル精一杯の流し営業を意識してみてください。初歩的ですが、疲れている時に流し営業を精一杯やれている人はとても少ないのでそれだけでも差別化になります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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また次の記事でお会いしましょう。

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