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発達障害のこども達と関わって感じた事。それは【誰よりも心が美しい】No.1

私は主に発達障害の子達が通う施設で働いていました。彼ら彼女らは、私の人生において色んな考え方を180度変えてくれるほどの素敵な出会いでした。そんなこども達へ感謝の気持ちを込めてここに残しておきたいと思います。
私が関わった子供達は約100人の発達障害のこども達でした。何がそんなに私の考えを変えてくれたかというと、特別な事は何もありません。
毎日の何気ない日常の日々から見えてきました。
一つ目、真っ直ぐなキラキラした目で挨拶をしてくれます。非言語の子は笑顔で頭をぺこりとしたりジェスチャーをしてくれます。相手が気持ちよくなるような挨拶が出来るという事はとても素敵な事です。
二つ目、真っ直ぐで素直な自分の気持ちを伝えるだけでなく、分かり合う事を素直に出来る事です。自分のやりたい事思った事を素直に伝えてくれます。時には泣いたり怒って伝える事も。
ですが、自分の思いを押し通すのではなく、相手の立場に立って考え理解し素直に受け入れる事ができます。
三つ目、嬉しい、楽しい、悔しい、怒るを身体全体で表現できます。心が素直すぎて第三者が見てもあの子は今こんな風に思ってるんだなとわかります。大人になるにつれて感情を表に出す事を忘れてしまう事もある中で、感情を表現する事の大切さを思い出させてくれました。
四つ目、人の心を読み取る事にとても長けています。ちゃんと話を聞いてくれていない、心から楽しく遊んでくれていない、僕私の事を本当に好きじゃないなどこんな事を感じとってしまう事が出来るのです。だからもちろん自分と向き合ってくれる先生を見極める事も出来ます。このように長けているとわかった時、この仕事を仕事と考えなくなりました。1人の大人としてこの子達のお手本にならなければならない。一人ひとりに全力で向き合おうと。

私はこども達の真っ直ぐな瞳と素直な気持ちや言葉、行動に社会にでた私が忘れかけていたものを思い出させてくれたのと同時に、人と関わる事とはどういう事なのかを身に染みて感じさせてくれました。もちろんここに辿り着くまでの過程はとても色んな事がありました。簡単な道ではありません。しかしそれを大変と感じるか、関係性を築いていけるチャンスと捉えるかもしくは大切なメッセージだと思うかは人それぞれです。
こども達はたくさんメッセージを発信しています。意思があります。非言語の子もたくさん色んな事を感じています。それをしっかりと受け止められない社会がまだまだあります。
こんな心の美しいこども達を私はもっともっと知ってほしいと強く思います。社会の中で何か忘れてしまっているものがある大人はたくさんいます。この美しい真っ直ぐな心に触れた時、自分の心が洗われたような気持ちにさせれくれます。

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