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発達障害のこども達と関わって感じた事【見方、考え方の角度を変えるだけで全く違う世界が生まれる】No.3

保護者の方や学校の先生からよくお話を聞きます。なんで〇〇ができないのか、話をなかなか理解できない、みんなと違う事をしたがる、突発的に動くから心配などなど、これまで色んなお話をしていただきました。
この文章だけみるとネガティブな事ばかりですよね。ですが私が関わったこども達はネガティブな所は一つもありませんでした。
このようなお話をいただいだ時、私は保護者の方にまっすぐ正直に伝えていました。
「それは全くネガティブなことではありません。こどもの意思であり成長の途中です。」と。
運動がみんなと同じようにできないのは、出来ないのではなく、出来る様に少しずつ成長しているだけ。みんなと違う事したがるのは本人の解釈が他の人と異なる新たな考えがあるから。
話を理解できないのではなく、その子の理解の仕方に合わせた話し方をしていないだけ。
突発的に動くのは興味が湧くから。
すべて本人が何も感じていないわけではないのです。どうすれば良いかどうしたいか常に考えています。ですが大人がみんなと同じようにと強制してしまう事でこどもはもどかしくなってしまいます。

ある男のは学校での授業でみんなより遅れていると学校の先生からお話を伺ったことがあります。
しかし理解はできるはずなのになぜだろうと思ったら、
「先生が教えたやり方と違うやり方で問題を解く。その解き方ではないと何度も言っても納得せずにみんなより遅れてしまう」
と保護者の方が教えてくださいました。

なぜそれがいけないの?

私は素晴らしいと思います。他の解き方で正解に導けるなんて天才じゃないかと感動しました。
それはその子は納得するわけないなと。
特別支援学級の先生がなぜそんな風に…
とも思ってしまいましたが、学校によって方針などもありますしそこには何も言わずに、
保護者の方には、とても素晴らしい事です。
この子はいつも他の人とは違う視点を持っているという事も話しました。
保護者の方は自分のこどもはそういう所があったんだと知ってくれたようで嬉しかったです。

ネガティブに見えてた事も見方、考え方を変えるだけでその先のこども達の世界がガラリと変わります。たくさん可能性を持っているこども達。
表目的な見方をやめて見ませんか?

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