おしえるな!
2012年2月4日記 過去日記より厳選掘り起し中
これは 30代の私。ティーン未満育児まっさかりの頃。言葉選びは変わっているかもしれないけれど、言いたいことは変わらない。
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「いいこと言ってるなぁ・・・」と思ったとあるブログ。
ご本人の写真が載ってたのね。見ると・・・
あれ・・・?なんか違和感。
写真からくる雰囲気と、書いている文章の雰囲気は一致しているのだけれども、文章の内容がなんだか一致しない。
どうやら習得した【メソッド】を忠実に「自分の言葉に置き換え」たブログ発信だったようです。がっかりしてしまいました。
どこもかしこも成功法則、メソッド、コーチング・・・などなど方法論を教授するサイトが盛りだくさんですね!
みんな裕福だなぁ・・・とか思ってしまいます。
日常を コツコツと 淡々と 過ごしていたら・・・
自分の身体の声を丁寧に聞くことをしていたら・・・
自分の感情をモニターしていたら・・・
自然の営みから、生きる成り立ちを見出していたら・・・
感性を使った生活を過ごしていたら・・・
感謝することに、感動していたら・・・
全部、わかることじゃないですか!?
家族とか、兄弟とか、会社の人間模様とか、経験からよりも 「教科書」から学ぶという姿勢は、 学校教育が何を育ててきたのかの結果じゃありませんか?
私は心の隅っこに未だにひっかかっているPTA会長の言葉があります。 校区内の生徒を巻き込んだ捨て猫の件で、命の話をしているとき・・・
「学校でも授業で習うことだから」というその一言。
「なにもここで答えを出す必要はない。
ここで親が顔をつきあわせて論じることでもない。
学校で教えてくれるのだから」 と聴こえてしまいました。
教育の場は、こどもの学び場ではなくて
こどもを教育する場になってしまった。
こどもを育む家庭は、こどもを養育する機関になってしまったのかな。
「イクメン」もいいけど・・・
ここ最近の市報のイベントが、ほとんど「父と子参加」限定。
ちょっと待てよ。 な~んか、な~んか違ってないかなぁ?
【自分を育てる】というプロセスが、スコンと抜けてませんか?
方法論を身につけたところで、 経験がなければ、理解にいたらない。
カタチだけ真似たところで、理解にいたらない。
ひとつひとつ「こんなときは?どうしたらいいの?」とQ&Aのアフターフォローがなくなったら、やっていけないという結末。
そんなんで果たして自立させてくれるのか? メソッドのインストラクターという認定証が、「自立」とすりかえられてはいまいか?
結局、自分のオリジナルな身につけ方をイチからやり直しになることは確かです。
人生何百年生きるつもりなんだい?と思わず聞きたくなる。
人間が、いくら長命になったとはいえ・・・。
【教えるな!自分で学びとらせろ。】
だから、親は「忍耐」を学ぶんです。
子育てと同じ時間、親になる時間を磨くんです。
子は、子の役目(学び)があり、親は、親の役目(学び)があるんじゃないかな。
子の人生を親が決めるわけで無し。
どの選択をしても、何を学びに生まれてきたのかは変わらないのだから。
安心して、子の選択を見守っていけばいいんじゃないかなと思う。
ぐらっと揺れる未熟さを、ぐっと耐えて親になっていこうよ。
自分の最善を尽くしたいと願います。
ここまでお読みくださりありがとうございます! 心に響くなにかをお伝えできていたら、うれしいです。 フォロー&サポートも是非。お待ちしています。