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初めての海外ひとり旅7

朝遅く起きて1階に降りると、もう皆出かけていて妹しかいなかった。

私に朝ごはんを出した後に妹は掃除をしていた。私はどうにかコミュニケーションが取りたくて、地球の歩き方のタイ語の本と旅の先輩からもらった紅茶のティーパックを持ってきた。

ほぼジェスチャーで紅茶飲もうよ。会話しよう。と強引に誘った。その本は文字だけじゃなく、絵が乗っているのでなんとか絵で伝わった。

最終的に私に慣れてきてめっちゃ発音を注意された。何度も言い直しさせた(笑)でもその違いが全くわからん。蚊という単語がツボらしく、めっちゃ蚊の単語を練習させられた(笑)

そんなことをしているとおばちゃんから電話がかかってきた。息子夫婦が働いているホテルではエレファントライドとかカヤックもやっているらしいと昨日聞いて、エレファントライドを予約していたのだ。

他に予約するお客さんがいないらしく、ひとりで乗れないからキャンセルになったとのこと。ものすごく乗りたかった訳でもなかったのでまっいっかと電話を切った。

夕方になって、シャワー浴び終わった頃に1階にイギリス人の学生がいた。家族でタイに来ているらしく、親はバンコクにいて、本人はここに数日滞在してから家族と合流するらしい。

カヤックが好きみたいで、おばちゃんから一緒にしたら?と言われた。いやいや、やったことないし濡れていい服持ってきてないよと答えた。

ジャージ貸すから、ビーサンは祭りで買ったらいいよと半ば強引に彼と明日カヤックをすることに。

彼のイギリス訛りの英語が上手く聞き取れず、おばちゃんの英語は聞き取れるのでなんでなんだ?と笑われた。今でもそうだけど、英語圏のちゃんとした発音聞くの苦手だ。アジア人の英語のが慣れているので聞きやすい。あと英語レベルの近い人とのやりとりのが、通じやすいのもあるよね。

おとといから祭りをやっているらしく、お姉ちゃんと妹とイギリス男性と行くことに。ゲストハウスを出ると真っ暗で1mmも見えない。目の前は真っ黒(笑)大通りに出るまで街灯などないからだ。怖がる私を妹が笑いながら手を引いてくれた。

祭りの会場に着くと日本と同じようにテキ屋みたいのと屋台が並んでいた。せっかくだから奢るよとテキ屋のゲームを勧めるがお母さんに止められてるからと断られる。そこをなんとかゴリ押ししてゲームをやってもらった。多分お小遣いとかなさそうだからたまには楽しんでもらいたかったのだ。

そして晩御飯を屋台で食べることに。イギリス人に君の分は奢らないから!と念押しされた。誰も奢ってくれとは言ってないしなんだこいつ?いちいち感じ悪いなぁ。

暖かい麺をみんなで頼んだ。センレックという米麺と肉団子とパクチーなどが入ったナームサイという透明なスープだった。

普通に食べようとしたら、自己流に味付けして食べるのがタイ流と言われた。テーブルにはナンプラー、砂糖、唐辛子、酢が置いてあった。彼女たちに勧められるまま味付けした。食べてみると、美味しい!何これ!甘くて酸っぱくて辛い。美味しくてペロリと平らげた。

イギリス人はそれをしかめっ面で見ていて味付けもせず、そのまま食べていた。この人は郷に入れば郷に従えって言葉を知らないのかな。明日のカヤックがちょっと不安になった。

そして明日のためのビーサンを探した。出店で花柄の白いビーサンに黒い鼻緒が付いたものを買った。








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