マガジンのカバー画像

牡牛座として生きてゆく

32
牡牛座として生きていくと決めた私の、有事の選択や、これからのライフスタイル。五感に長けた牡牛座としての生態や、お気に入りの物をしつこく愛でる習性についてなど。
運営しているクリエイター

#牡牛座

牡牛座として生きてゆく

選択肢の中から、どれかひとつを選ばなければならないとき。理屈的に正しそうなものと、なんとなく気になるもの。どちらを選ぶべきか、いつも迷って動けなくなる。 何年か前、たまたま手に取った鏡リュウジさんの著書『牡牛座の君へ』の中に、その答えはあった。他にも人生で迷いがちないくつかのことに、指針と染みるような心地良い言葉が添えられている。 この本と出会ってから私は牡牛座として生きてゆこうと決め、『牡牛座の君へ』は聖典となった。   * ブッダ、アドラー、ポジティブ、感謝、日頃

やりたいことはあるが、体調優先と決めたから

noteの投稿数は、月10本程度と決めていたのだが、今月は2本上げたところでピタッと止まっている。その理由は、体調管理を最優先にしたから。 今私は、「せんまやひなまつり」に参加している。 2月11日から、我が地元で毎年「せんまやひなまつり」が開催される。 コロナ禍のため、2020年は開催したものの途中で中止。2021年、2022年の中止を経て、今年2023年、3年ぶりの開催である。 今回私は、スタッフの1人として9年ぶりに参加。9年前の2014年に参加したときにも思った

「気になる」をたどりながら、どこかで私は答えを得た

「きっかけのイスラーム」で記した、あの不思議な感覚。あれほど私の心を動かしたものの正体を知りたくて始めた、「気になる」をたどる思想の旅。 『コテンラジオ』オスマン帝国シリーズでの「イスラーム」を皮切りに、「倫理的ビーガン」や仏教の「自他平等」などなど。気になる方向へ流れては、納得したり違和感の正体をつかんだりと、自分なりに決着をつけながらここまで来た。 その結果―― 今はオスマン帝国シリーズを聞いても、なぜか前ほど気にならなくなった。 ということは。 「気になる」を旅し

天の祝福

イギリスの人気番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』。アマチュアのベイキングコンテストで、イギリスでは社会現象にもなったとか。私も大好きで、シーズン7まで毎回録画し、何度も繰り返し見た。 (『Dlife』はとても良いテレビチャンネルだったのでできれば復活してほしい) どのシーズンもファイナルは特に好きで、優勝者の発表は私も固唾をのんで見守り、最後は拍手で称えながら涙したものだった。 最近Eテレで再放送されたシーズン1のファイナルは、なぜかとても、私の心に刺さった。 優勝者発

「風の時代」の牡牛座の反乱〜スマホ編〜

数ヶ月前、長年使っていたiPhoneがついに壊れた。このことを通して、私は自分が「ド牡牛座」だということを、久々に自覚した。 まず、同じiPhoneを5年間も使い続けていたこと。しかもiPhoneの使い勝手にどうしてもなじめなくて、早々に「次は絶対Androidにする!」と豪語していたにも関わらず、結局バッテリーが壊れるまで使い続けていた。 「今の生活が変化するくらいなら多少嫌でも我慢する」「同じ物を長く持つ」という牡牛座の気質って、恐らくこういうことを言うのだろう。

「風の時代」の牡牛座の反乱

高校時代の、ある夏のお昼どき。同級生の女の子3人が、お弁当にそうめんを持ってきてすすっていた。 それぞれがそうめん弁当を持ってきたということではない。麺担当、麺つゆ担当、薬味担当、と役割分担をして持ってきたのだ。誰が言い出したか知らないが、おもしろい発想である。 以前放送された『サラメシ』でも、似たような光景があった。どこかの市場のお昼ごはん。お肉屋さんとお向かいの青果店が、毎日肉と野菜を持ち寄ってまかないを作り、一緒に食べていた。 なんか、いいなあ、と思った。   

ライナスの毛布、牡牛座さんのペロペロ

私がまだ1、2歳のヨチヨチだった頃。祖父は脳梗塞で1年ほど入院していて、祖母はその付き添い。両親は共働きで、姉は保育園へ通っていた。だから私は、昼間、母の実家へあずけられていた。 母方の祖母はいつも微笑んでいて、茶の間に座っている姿に後光が差しているような菩薩タイプだった。幼すぎて記憶もおぼろげだが、私はそんな祖母が好きだったから、よくなついていたと思う。 おやつにはよく、すりおろしリンゴが出された。 「今日のリンゴ、ちょっとしょっぱい」 「ありゃ。ほんじゃ色悪くなんない

相変わらず花王のバスマジックリン•グリーンハーブが好きすぎる

その後も花王バスマジックリンのグリーンハーブが好きすぎて、毎日お風呂掃除と入浴時間が近づいてくると、あの匂いを思い出して顔がにやける。 そうやって楽しめるところは「感覚の牡牛座」で良かったと思う。逆に不快な臭いと接触したときは、その嗅覚の感度の良さが仇になるが。 以前はスプレーの本体ごと買いかえるのが一番匂いの鮮度が良いと語ったが、さすがにそうしょっちゅう買いかえるのは金銭的にも環境的にも心苦しい。 そこで詰め替えタイプでも匂いをうまく拡散できないものかと、あれこれ実験

手帳選びの、その後の話

嫌いな色の手帳を見ながら1年間すごすとよろしくないという経験を経てから十数年。気に入った手帳だけを選んできたものの、ついに2022年用の手帳に好きな色がなくて、さあどうしたもんかという話の、その後の話。 他のメーカーも含め、散々探してみたが、やはり今はMARK’SのEDiTスープル、1日1ページタイプとともにすごしたい。 ということで今年も、手帳はEDiTスープル。 色は、……スモーキーピンク。 一番好きな色ではないが、嫌いな色というわけでもないから選んだが、……ピンク

花王バスマジックリンのグリーンハーブが好きすぎる

私の特性で、これぞ牡牛座、ド牡牛座と誇れることは、やはり「感覚の牡牛座」と呼ばれる部分だと思う。特に嗅覚。 そんな私が近頃ハマっている、たまらん匂いがある。花王の泡立ちスプレータイプのお風呂の洗剤。バスマジックリンのグリーンハーブである。 お風呂の洗剤を選ぶときは、いつも色で選んでいる。湯に浸かってフーっとリラックスしたとき、視界に入るものは好きな色がいい。バスマジックリン・グリーンハーブを買ったのも、店の棚に並んだ商品の中で一番好きな色がそれだったから。 使い始めてし

2022年用の手帳選びは難儀する

以前、「しいたけ占い」のしいたけ.さんが、お気に入りのものをこよなく愛する牡牛座さんの生態を、犬が骨を土に埋めて時々掘り起こしてペロペロするようなこと云々と表現していたことがある。「ペロペロ」は姉と親友に大ウケで、以来私の愛用品は、「ヨダレまみれ」と呼ばれる。私も異議はない。 そんな私の「ヨダレまみれ」のひとつに、ついに恐れていたことが起きてしまった。来年の手帳のラインナップに、好きな色がない。 これは一大事である。どうしたらいい。このままでは窒息してしまう。 私の愛用

「所有の牡牛座」の私がガツンと物を減らして人生変えた本

「所有の牡牛座」とも言われる牡牛座の、この私が、ガツンと物を減らすきっかけとなった本がある。佐々木典士氏の『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』がそれだ。 ――やられた。心の深いところをえぐられ、所有欲どころか虚栄心やら執着といったものまで根こそぎ削ぎ落とされた。今までにも片付けの本は読んだことがあるし、それなりに実践もしてきたが、この本は私の核の部分まで揺さぶってきた。 これによって、今までなかなか手放せなかった物たちへの執着がごっそりと取れる。絶対に手放せなかった本でさ

牡牛座の居場所

ここは私の居場所ではないかもしれない、と初めて感じたのは、19歳になったばかりの春だった。私は仙台の専門学校生になりたてで、都会の学生生活を楽しんでいた。 学校は駅近くのビルのような建物。授業中――たしか9階の教室だったろうか。ふと窓に目をやると、そこから見えるのは駅周辺に乱立するビルの群れだった。 それまですごした岩手の小、中、高の校舎の窓から見える景色は、広い空、校庭の桜の木、どこまでも続く緑の山々、その合間からぽつんぽつんと見える民家。 ――だけどここの風景は、風

受け入れ難い現実に直面したとき、後悔しないためにしたこと

いつも読んでくださっている皆様へ。 急にこんな高値をつけてごめんなさい。むしろいつも読んでくださってる皆様へは、いつもどおりに読んでいただきたい気持ちもあるのだけど。 でも今回の日記は、大勢の目に触れるところへ晒しっぱなしにはしたくない、私にとってはとても大切な話だと思ったから、こういう設定にしました。 内容は、とてもとても個人的なことです。 父がまだ入院していたときのこと。その間に考えておかなければならない、今後の生活のことについて。意識が戻らない父の介護をどういう形

有料
1,000