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牡牛座として生きてゆく

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牡牛座として生きていくと決めた私の、有事の選択や、これからのライフスタイル。五感に長けた牡牛座としての生態や、お気に入りの物をしつこく愛でる習性についてなど。
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#好きな色

牡牛座として生きてゆく

選択肢の中から、どれかひとつを選ばなければならないとき。理屈的に正しそうなものと、なんとなく気になるもの。どちらを選ぶべきか、いつも迷って動けなくなる。 何年か前、たまたま手に取った鏡リュウジさんの著書『牡牛座の君へ』の中に、その答えはあった。他にも人生で迷いがちないくつかのことに、指針と染みるような心地良い言葉が添えられている。 この本と出会ってから私は牡牛座として生きてゆこうと決め、『牡牛座の君へ』は聖典となった。   * ブッダ、アドラー、ポジティブ、感謝、日頃

緑色が好きです

緑色が好きです。 緑ならなんでもいいわけではなく、ベタ塗りの緑やエメラルドグリーンは、好きではありません。 初夏の日の光が透けた、木々の葉の黄緑色。 我が家の森にある、氏神様を守る二本の木の根元にみっしりと生えた、苔の深い緑色。雨上がりにはつやつやとして、それがまた美しい。 シャンプーや化粧水を選ぶときも、特にこだわりがなければ緑色のデザインを選びます。緑色は自然派なものを表していることが多く、敏感肌の私にはそれもまた良しなのです。 今使っている化粧水のボトルは、マリ

私の車を買い替える

「携帯空間Fun!Car!Go!」という、昔の車のCMを思い出す。「携帯空間」とはよく言ったものだなあと、横の車に目をやる。 「私多分、運転が好きなんだと思う。昔付き合ってた人がすごい年上で、どこ行くにも全部運転してくれたんだけど。それが耐えられなくて1ヶ月で別れたのよ」 「なんですかそのおもしろそうな話は」 タブレット端末を操作していた担当さんが笑う。 自動車ディーラーのカフェスペース。 展示されているピカピカの高そうな車を眺めながら、若かりし日のドライブデートも思い出

嫌いなラッキーカラーの手帳ですごした年

二十代のとき、「来年の手帳はラッキーカラーにしよう」と決めたことがある。 長く付き合った彼との別れがあり、新しい出会いには恵まれたものの、元彼との関係を超えるものには育たず。アットホームだった職場も、統合して大きくなったら人間関係がおかしくなり、なんだか体の調子も良くないような……と、心身ともに変動があった時期だった。 そういう弱った心のときに、少しでも好転してほしいと願って占いに頼るのはありがちな流れである。 調べたところ、私にとっての来年のラッキーカラーはどうやら青。し

「色に関わる仕事に向いている」と言われるが

五感に優れ、「感覚の牡牛座」とも呼ばれる牡牛座。占星術にしろ、それ以外にしろ、生年月日で見てもらうと私の場合は「色に関わる仕事に向いている」と言われがち。でも私が色について真剣に考えるようになったのは、実は二十歳を超えてからのこと。 姉の結婚披露宴が近づいたある日。振袖をレンタルするため、私は式場の衣裳部屋にいた。用意された四枚をこれから試着し、一枚を選ばなければならない。 色はそれぞれ、赤、青、緑、それと金というか黄緑というか……のグラデーションというかなんというか……