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生きる力

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戻ってきた実家での田舎暮らし。里山の風景。染みるご近所付き合い。親類のありがたみ。母から学ぶ農作業。できなくてもいい。知っておきたい。
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2021年4月の記事一覧

狙われたタラッポと田舎のセキュリティー

昨日。母が、上の家の奥様A子さんを誘って、うちの山でタラッポ(タラの芽)採りに勤しんだ。タラッポは天ぷらが一番好きだが、父他界関連の疲れやらストレスやらで胃腸が弱っているので、今回はお浸しにして美味しくいただいた。あとA子さんの夫、A男さんから、田んぼ仕事のついでに採ったセリをいただいたので、これもお浸しにした。 今朝。誰か来たのか、獣でも歩いてるのか、愛犬二匹がワンワンギャンギャン騒ぎ始め、ほどなく母がニヤニヤしながらうちへ入ってきた。 「今、そこの道路に車止まってさ。若

楽園は小さくなり、そして広がる

父が救急搬送された翌日。付き添っていた母が疲れきった顔で帰ってきたのは、朝の6時すぎだった。父が病棟に入ったときにはすでに夜中の1時半で、コロナ禍のためタクシーは営業終了。母は守衛さんに相談して病院の待合室で仮眠し、タクシーが動き出す朝6時にようやく帰路に着いたのだった。 自宅に到着した母が畑の農業用ハウスに向かうと、すでに先客――畑と田んぼを越えた先に住む、ご近所さんがいた。 「ハウス開いてなかったから、まだ病院にいたんだと思って。今日暑いし、ハウス開けないと苗っこ焼ける