難病モードの私にかける言葉は、感情ベースより「淡々と」がいい
私の姉は、病で苦しんでいる人との会話が上手いと思う。あくまで私がそう思ったということで、他の人も同様に思うかはわからないが。
姉自身は、
「私は冷たい人間だと思う。相手の気持ちがわからない。だからこういう接し方しかできない」
と過小評価しているが、難病患者だった私としては、姉の「こういう接し方」がとてもありがたかったのである。
その一方で、一番傷つく言葉を発したのは母だった。
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何年もの間、私の体を襲い続けた異常現象が難病だとわかったとき、私も両親も、まず病名が