嫌なことを知って、進むべき道を知る
書いて稼ぎたい、という欲というか志というかが強く芽生えていた頃。親友の協力もあり、自分で本を作って、即売会や地元商店街のイベントへ参加したり、店舗で委託販売をしてもらったりと、戸惑いながらも活動の幅を広げていった。
それはとても楽しく、興奮することであったが、良いことばかりでもなかった。幸いにも悪意を持った行為を受けたことはなく、むしろ皆さん好意的で、協力者に恵まれたと言える。
それでも私の中で、「なんか……なんか嫌だなぁ……」と感じたことがいくつかあった。少しでも多くの