夜明けの花園(ネタバレ無し)
花園。理瀬シリーズを読書中はさまざまな花を思い描くことができるけど、美しいだけではなく、その花はずっとその場で佇みながら、じっと見続けている気がして「何もかもお見通しなのよ」という視線を背後から感じる、禍々しさみたいなものを感じられるのも理瀬シリーズの魅力。清らかだけではないという魅力。
表紙だけでなく、それぞれの話の絵も美し過ぎる。
ヨハンと校長それぞれのエピソードのおおまかなところは、初めて読んだ時からずっと忘れずにいたな。聖の初めて明かされたエピソードも衝撃的だった。