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元カフェ店員による、カフェドリンクの話

こんにちは。私は学生時代某カフェチェーンで働いていました。
そんな私がカフェのドリンクメニューについて、語りたいと思います。


ホットコーヒー

注文の話
コイツは、お客様からの注文名が定まらない商品です。

「ホットコーヒー」
「ホット」
「ドリップ」
「ブレンド」
「いつもの」

これらは、全部ホットコーヒーの注文です。
ちなみに「コーヒー」はアイスコーヒーの可能性も極たまにあるので、注意しましょう。

ブレンドじゃない豆の時でも、「ブレンド」と言われたら黙ってホットコーヒーを出しましょう。
ここで「本日の豆はブレンドでは無いのですがよろしいですか?」なんて丁寧に聞くと、お客様は顔をコーヒーチェリーのように真っ赤にして激怒することでしょう。

コーヒーチェリー(画:私)実、食べてみたい。


抽出の話

私はホットコーヒーを「豆のコゲ汁」と呼んでおり、好んで毎日飲んでいます。
ハンドドリップは結構味がブレるのですが、井崎英典さんの淹れ方を参考にしたらだいぶ安定するようになりました。オススメ。

井崎さん監修の本


フレンチプレスでの抽出も、オイリーに抽出されるので結構好き。


エスプレッソ

エスプレッソとは
カフェに初めて来た際に、「何頼めばいいんだろう…エスプレッソってなんか聞いたことあるからそれにしてみようかな?」と頼んでカップの小ささと、強烈な苦味に泣いたことがある人は多いでしょう。これは人類の8割が経験していると思います。(体感)

エスプレッソは簡単に言うとコーヒーの濃縮液です。
グッと圧力をかけて、約30秒ほどで絞り出した濃度の濃いコーヒーになります。


愛用のエスプレッソマシーン


イタリアとエスプレッソ

「エスプレッソ」はイタリア語で「急行」の意味なので、短時間で抽出するコーヒーがこのように呼ばれる訳ですね。
私もイタリアに行った際にはエスプレッソにジャリジャリに砂糖入れて飲みました、朝から最高にキマります。

イタリアで飲んだエスプレッソ


ちなみにイタリアでアメリカーノを頼むことは邪道らしく、アメリカーノは「靴下の絞り汁」と呼ばれてるとか何とか。
ちょっと言いすぎやろ。

イタリアのアメリカーノ(ちょっと薄い)

アメリカン/アメリカーノ

アメリカンとアメリカーノの違い
アメリカンコーヒーとアメリカーノの違いは下記です。

・アメリカンコーヒー…浅煎り豆のコーヒー
・アメリカーノ…エスプレッソのお湯割り

コーヒー豆は緑の豆の状態から煎るのですが、これをあまり煎らないのが浅煎り、めちゃくちゃ煎るのが深煎りですね。

・浅煎り…酸っぱい、色が薄い、カフェインが濃い
・深煎り…油っこい、色が濃い

アメリカンコーヒーの歴史
アメリカンコーヒーは確か、

イギリスからアメリカ大陸に渡った人達がボストン茶会事件やらなんやらでコーヒーを飲むようになる

紅茶に馴染んでるのでコーヒーを紅茶っぽくしたい

色を薄くするために浅煎りにしようぜ

的な感じだった気がします。(高校の世界史の記憶…)
だからアメリカンコーヒーって呼ぶのか。

アメリカーノとは
こちらはエスプレッソのお湯割りです。

家で淹れる時は、ハンドドリップよりブレが少ない&抽出速いので楽です。決して靴下の絞り汁なんかじゃないぞ。

ラテ/オレ

ラテとオレの違い
「カフェオレとカフェラテの違いは?」という質問が、カフェでバイトをしていて1番友達にされた質問な気がします。

・カフェラテ…エスプレッソの牛乳割
・カフェオレ…コーヒーの牛乳割

です。主成分は同じですね。

カフェラテの作り方の話
カフェラテをカフェチェーンで飲む際は、なるべく手で「チリチリ」しているところに行ってください!!!マシーンからドリンクバーのように牛乳を出しているところは泡が荒く、舌触りが悪いです。(個人的な感想)
スターバックス等でカフェラテを頼むと、ピッチャーにノズルを入れて、「チリチリ…シュゴゴゴゴ」と牛乳をやっていると思います。手で牛乳をたいているカフェラテは泡が細かく、甘く感じます。

個人的なおすすめは、ベローチェです。手でたいているくせに、滅茶苦茶安価なので良く行きます。いつもありがとうございます。
(ただし、店舗によって方法は異なる可能性があるのでご注意を…)

市販のラテ甘い問題
カフェのラテ,オレは基本甘く無いです。
コンビニに売っているラテ,オレは大抵激甘ですよね。あれは何で?

ちなみに温泉ではコーヒー牛乳派です。

モカ

モカも二種類ある

・コーヒー豆の種類がモカ
・カフェラテにチョコやココアを入れたもの

カフェチェーンの「モカ」は大体チョコの方かと思います。

Youはどっちなんだい

まとめ

今回はカフェのドリンクメニューについて語ってみました。
皆様、良きカフェライフを送りましょう。


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