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ニンジャスレイヤーTRPG拡張プラグイン「グラディウス・ドー」

さらに摺り足で間合いを詰める両者。ニンジャスレイヤーのカラテとグラディエイターのグラディウス・ドー。いずれも至近距離が必殺の間合いである。「私怨か?」高まる緊張感に昂揚し、グラディエイターは剣闘士の笑いを笑った「まさか、そんな他愛も無い理由で、崇高なるザイバツに戦いを挑むのか?」
ーゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘルより

これって?

 ニンジャスレイヤーTRPGにおいて剣と盾、攻防一体のカラテを使う『グラディウス・ドー』を追加するプラグインです。
 このプラグインが含まれるシナリオなどの公開を行う際はこの記事を引用元とし、公式のルールと避けてください。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可とします。

グラディウスとバックラーとグラディウス・ドー

 グラディウス・ドーはグラディウスという剣とバックラーという盾を扱う特殊近接武器戦闘術の一種。バックラーによる防御とグラディウスによる攻撃はバランスがよく、いかなる状況下においても効果を発揮するだろう。グラディウスとバックラー、同時に使うため近接装備スロットは2つ消費する(表記は「グラディウス」⇆「バックラー」)。切り替えて書いても特に意味はない。またどちらか片方だけの装備はできない。

グラディウスとバックラー:【万札】15
   『特殊近接武器』、『ダメージ1』、『射撃不可』、『連続側転難易度+2』、
   『戦闘スタイル使用不可』、『イアイドー使用不可』、『エンハンス可能』、『迎撃』

『迎撃』:盾を持っているため、敵の突進などに対してカウンターを決めやすい。敵が直前に2マス以上移動してから『近接攻撃』を繰り出してきた場合のみ、その攻撃に対して成功したグラディウスとバックラー装備者の『カウンターカラテ』は、ダメージ2となる。なお、それが同じ敵からの『連続攻撃』だった場合、『迎撃』のルールは命中した最初の攻撃に対してのみ有効である。

『エンハンス可能』:グラディウスとバックラーは『カトン・エンハンス』や『カラテ・エンハンスメント』などのジツによってダメージを強化できる。

グラディウス・ドー系スキル

・『◉タツジン:グラディウス・ドー』:【ワザマエ】7以上:グラディウスとバックラー装備時の近接攻撃ダイスが+1個される。加えて、以下の4つの戦闘スタイルを選択できるようになる:

・『強烈なグラディウス斬撃』を選択した場合、この攻撃で振れる近接攻撃ダイスの総数が半分(端数切り下げ)となるが、基本ダメージが2となる。また発動に出目『6、6、6』を必要とする『ヒサツ・ワザ』の発動条件を出目『6、6、5』でも満たせるようになる。

・『精密なグラディウス刺突』
を選択した場合、この近接攻撃を【カラテ】ではなく【ワザマエ】で判定する(自身が持つ素の『●連射』スキル値を『●連続攻撃』スキル値の代わりに使用してもよい)。出目6が2個以上出た場合、回避難易度が+1される。出目6が3個以上出た場合、回避難易度が+2される。『サツバツ!』は発生しない。『ヒサツワザ』は発動し、その際のサツバツの効果は発生する。

・『亀めいた絶対的バックラー防御』
を選択した場合、脚力を半減し、攻撃ダイスの総数が0となるが、次の手番まであらゆる回避判定に−1の修正を得られる(他のマイナス修正は受け付けない)。また遠隔攻撃に限り『ダメージ軽減1』する。

・『油断ならないバックラー防御』
を選択した場合、脚力を半減し、攻撃ダイスの総数が0となるが、次の手番までカウンターカラテの成功数を+2し、回避難易度を+1する。


・『◉ピリム投擲』:【カラテ】7以上:戦闘中一回だけに限り、『ピリム』と呼ばれる投擲槍を使用できる。『ピリム』はスリケンめいて遠隔攻撃に使用できる。この遠隔攻撃は【ワザマエ】ではなく【カラテ】で判定する。連続攻撃に組み込め、当たった場合、即座に隣接してもいい。隣接して連続攻撃が残っていた場合、攻撃できる。

・『◉バックラータックル』:【ワザマエ】7以上:手番開始時隣接している敵や味方がいるなら『バックラータックル』を使用できる。【ワザマエ】HARDで判定し、成功した場合、1マス後退させることができる。後退できない場合はダメージ1と回避ダメージ1を与える。この行動の回避難易度はNORMALである。

・『◉ヒサツ・ワザ:ブラット・ポエニ』取得前提【カラテ】10以上+『◉タツジン:グラディウス・ドー』:ポエニ戦争の最中に生まれた、恐るべき殺人技。バックラーで敵の態勢を崩し、両手でグラディウスを持って渾身の力で敵を切り倒す。深い傷を受けた敵は血の雨を降らす。

『連続側転』後には使用不可。『グラディウスとバックラー』装備時のみ使用可能。発動には通常どおり出目「6、6、6」が必要。使用した場合、攻撃者はバックラーで態勢を崩す(回避難易度:ULTRA-HARD)。回避されなかった場合、敵に追加の+2D3ダメージを与える(『装甲貫通1』の効果も付随する)。さらに、敵と使用者は同じ位置関係を維持したまま、『サツバツ!』の出目5の効果を与える。

・『◉ヒサツ・ワザ:スター・イベリア』取得前提【ワザマエ】10以上+『◉タツジン:グラディウス・ドー』:イベリアの夜空に輝く流星から着想を得た恐るべき殺人技。バックラーの後ろにグラディウスを隠し、不可視の突きを連続で放つ。敵の空いた穴は血を吹き出し、流星めいた軌道を描く。

『連続側転』後には使用不可。『グラディウスとバックラー』装備時のみ使用可能。発動には出目「6、6、6、6」が必要。『強烈なグラディウス斬撃』の効果は適応できない。使用した場合、攻撃者はバックラーで敵の視界を遮る(回避難易度:ULTRA-HARD)。回避されなかった場合、敵に回避不可能な連続攻撃を与える(『装甲貫通1』の効果も付随する)。この連続攻撃は使用者の連続攻撃+1である。またこの連続攻撃は改めて判定する。その際サツバツがあるなら発動できる。


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