始めに
この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版に「ヤマト・ニンジャクラン」を追加する非公式のルールセットである。NM(ニンジャマスター)はこのルールセットに含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。ヤマト・ニンジャクランのPCをセッションに持ち込む際は、専用効果を使用してよいかNMに確認を取ること。
『ヤマト・ニンジャクラン』
追加のスキルやジツ
ヤマト・ニンジャクランのジツ/スキルリスト
『☆◉矢筒』
『☆◉釣り』
『☆◉火おこし』
『☆狩の秘儀』
『★投げ槍』
『★トラップ作成』
『★薬草栽培』
『★迷彩』
『★探究心』
『★タケヤリズム』
『★自然毒生成』
『★解体技術』
『★アンブッシュ・ハント』
『★観察眼』
『★獣道』
『★環境利用戦闘術』
『★飼育』
『★ビークル・アニマル』
『★サバイバル料理技術』
『★ヤマト・ニンジャ流ヤリ・ドー』
『★ヤマト・ニンジャ流ユミ・ドー』
『★★オトタチバナ』
『★★ホーリーグレイル・ジツ』
『★★ドラゴン殺し』
『★★★ギンカクへの道およびレジェンダリーヤリ製作方法』
『★★★ソルキラー・ボウの安置された場所に関する記憶』
『☆◉矢筒』
矢を余分に装備することで弾切れを防ぐ。
『☆◉釣り』
少しの水から得物を見出す。
『☆◉火おこし』
あらゆる環境下においても熱源と光源を確保できる。
『☆狩の秘儀』
探究を追求するためには準備が必要である。
『★投げ槍』
自分の持つヤリを投擲し、敵を貫く。
『★トラップ作成』
その場にある材料を利用し、トラップを簡単に作る。
『★薬草栽培』
色々な効果を持つ薬草を常に携帯栽培している。
『★迷彩』
周囲の環境を利用して迷彩を作り出す。
『★探究心』
ヤマト・ニンジャクランにおける重要な要素。何かを求め追求する精神は、強固である。
『★タケヤリズム』
バンブー繊維は極めて強靭だが、正確な角度で刃を入れれば、切断は難しくない。だが、それには豊富なバンブー知識が必要だ!
『★自然毒生成』
バイオ、オーガニック問わず植物から毒を取り出す。
『★解体技術』
狩猟を通して動物に対する解体知識を身に着けた。
『★アンブッシュ・ハント』
狩猟は最初の一撃が肝要である。
『★観察眼』
眼球にカラテを溜め込むことで敵の弱点をあぶりだす。
『★獣道』
獣道は獲物が歩く道。険しく細い道を軽々と踏破する。
『★環境利用戦闘術』
石、植物、空気etc…環境はイクサの隆盛を左右する。ヤマト・ニンジャクランはサツバツな一撃を利用して、自らのフーリンカザンを有利なものとする。
『★飼育』
動物を狩るだけでなく自らの手で飼育する。ここで飼育するのはイヌやトリ、スズメといった小さなものである。
『★ビークル・アニマル』
ウマ、イーグル、シャーク。それら乗り物になりうる動物を飼育し使役するすべにたけている。
『ウマorダチョウ』:脚力14、轢殺攻撃2、戦闘スタイル/射撃スタイル使用可能。
『ウシorゾウ』:脚力7、ダメージ2の轢殺攻撃3、
大型1x1、気絶者運搬時のペナルティなし、
戦闘スタイル/射撃スタイル使用可能。
『イーグルorムササビ』:移動距離10、飛行移動、
空中制動、戦闘スタイル/射撃スタイル使用可能。
『シャークorマグロ』:水中のみ可。脚力18、
ダメージ2の轢殺攻撃3、大型1x1、
気絶者運搬時のペナルティなし、
戦闘スタイル/射撃スタイル使用可能。
『★サバイバル料理技術』
あらゆる物質の可食部に詳しく、スシに加工することができる。
『★ヤマト・ニンジャ流ヤリ・ドー』
マスターヤリと謳われたヤマト・ニンジャ。彼本人のヤリ・ドーは失伝して等しいが、その弟子たちがヤマト・ニンジャのイクサの記憶や各地の伝承をもとにまとめ上げ、再現した。
『★ヤマト・ニンジャ流ユミドー』
ヤマト・ニンジャはユミ・ドーの名手でもあった。しかしマスターヤリと呼ばれるほどのヤリ・ドーも、伝説などをかき集めてようやく再現できるほど少ないゆえに、ヤマト・ニンジャのユミ・ドーはヤリ・ドー以上に情報が少なかった。かろうじて使えそうな物は二つだけであった。
『★★オトタチバナ』
ヤマト・ニンジャの伝説。古事記によると『大和が海を渡るとき、波は荒れ、嵐に出くわした。その際同行していた弟子、弟橘姫が命を投げ出し、波を収めた』との記述があるが、その隠された意味は『ヤマト・ニンジャが釣りに出かけると海からナミ・ニンジャクランの大群が襲い掛かってきた。そこで釣り竿から作った弓でそのことごとくを撃ち殺した。この際、餌として持っていた橘の実を地面に落とす間もなく撃ち殺した。』である。
『★★ホーリーグレイル・ジツ』
ヤマト・ニンジャの伝説。ホーリーグレイルは魚を多量に生み出しスシを作るだの、コメを湧きあがらせ飢えを満たすだの、ただの薬草を万病の特効薬に変えるだの真偽不明の逸話がたくさんあるが、恐らく増幅の力を持つレリックなのだろう。ヤマト・ニンジャクランでは茶器の一種であると考えられており、茶器を媒体としてエテルに呼びかけ物の効果を周囲に伝えるジツとして発展した。
『★★ドラゴン殺し』
ヤマト・ニンジャの伝説。ドラゴンを殺したとされる伝承伝説は世界各地に見受けられており、そのモデルの一端となったのは間違いなくヤマト・ニンジャの活躍であろう。ドラゴン、巨人、罪人。神秘的で強大で邪悪な奴らを殺すすべをヤマト・ニンジャクランは研究している。
『★★★ギンカクへの道およびレジェンダリーヤリ製作方法』
ヤマト・ニンジャクランの探求心が呼んだ狂気の追求。ヤマト・ニンジャクランのニンジャはその誰もが最終的にYotHを追い求めることとなる。ただ失われて等しいYotH、そのためヤマト・ニンジャクランのニンジャはギンカクを見つけ、自らの手でYotHに匹敵するヤリを作ろうとした。そしてそれができるのはアーチ級のニンジャだけである。
『★★★ソルキラー・ボウの安置された場所に関する記憶』
古代中国において、中原を灼熱地獄に変えていた9人の邪悪なソルニンジャ・クランのニンジャを射抜いて滅ぼしたとされる伝説の弓。ヤマト・ニンジャクランはこの武器の場所を発見しており、アーチ級の間で代々語り継がれていった。
当記事のデータを利用したNPC
フォレスト・サワタリ
◆フォレスト・サワタリ (種別:ニンジャ)
カラテ 10 体力 17
ニューロン 7 精神力 13
ワザマエ 11 脚力 8/N
ジツ 7 万札 20
攻撃/射撃/機先/電脳 10/11/7/7
回避/精密/側転/発動 11/11/11/12
即応ダイス12
◇装備や特記事項
マチェーテ二刀流(カタナx2みなす)、しなやかなショートボウ(ナガユミとみなす)、フロシキ(即応ダイス+2)
『●連続攻撃2』、『●連射2』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、『●弱点:ナム妄想』、
『◉頑強なる肉体』、『◉不屈の精神』、
『★◉即死耐性』、『☆◉火おこし』、『☆◉釣り』、
『☆◉矢筒』、『★投げ槍』、
『★トラップ作成』、『★薬草栽培』、
『★タケヤリズム』、『★解体技術』、
『★アンブッシュ・ハント』、『★サバイバル料理技術』、
『★自然毒生成』、『★迷彩』、『★獣道』、
『★環境利用戦闘術』、『★★タツジン:サバイバル』
『●弱点:ナム妄想』:
フォレスト・サワタリは彼自身の精神とグエンニンジャソウルがもたらす狂気にさいなまれている。
アトモスフィアがハード化した場合、サワタリの回避ダイスは−1個され、
以降戦闘終了まで1ターンごとに−1個ずつ増えてゆく。
また上記とは別に、味方のバイオニンジャが一撃で2以上の『火炎ダメージ』を受けて【体力】を失った場合、
サワタリのナム妄想はナパーム幻覚によって悪化し、サワタリ自身も直ちに【精神力】を1失う。
『★★タツジン:サバイバル』:
フォレスト・サワタリのサイゴンロア。あらゆる環境下でも戦闘可能な技術。タツジン:ヤリ・ドー、タツジン:イアイドー、タツジン:ユミ・ドーを使用できる。
ルールセットの改訂について
このルールセットは試験的なものであり、予告なく改訂される場合がある。変更、追加が行われた箇所は表記ゆれの統一などルールに影響を及ぼさない些細なものでない限り基本的に明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。
利用規約
このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。
最後に
今回のヤマト・ニンジャクランを制作するにあたり、古矢沢=サンに大変多くの協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ