見出し画像

たつこれ第1回 特別定額給付金について

4月27日に【zoom】で収録された「福田達夫の『これってどうなの』」(略称:「たつこれ)」。

コロナのとくに経済的な影響、その正しい情報、施策の仕組みや意味を正確にお届けする「たつこれ」。

第1回のテーマは、「特別定額給付金について」。

全国民に10万円支給します、というあの支援策について、ナビゲーターの佐藤由美子が、中小企業政策や地域経済のことを、初当選からずっとやり続けてきた衆議院議員・福田達夫と、自身、経営者としてすさまじい経験をしてきたゲストの一般社団法人・小規模企業経営支援協会・代表理事である立石裕明さんに、とことんインタビューしました。

こちらから、全編がご覧いただけます。


今回のnoteでは、第1回の収録内容を受けて、Q & A方式で「特別定額支給金」について、要点をまとめました。

● 10万円を、生活や、経済を回すために使っていただく

Q1: 「特別定額給付金」とは、どういうものですか?その目的は?

A1: 国民一人につき、10万円を支給するというものです。

2月27日に安倍総理が休校要請を出した直後から、自民党内で、現金給付の検討が始まりました。

「みんなが一丸となり、〝コロナに立ち向かおう〟という気持ちを持っていただきたい」、という想いからはじまって、この施策は生まれたのです。

学校の休校に伴う措置という面もあるので、何に使っていただいても構いません。

皆さんの負担軽減が本来の目的です。
生活に困窮した方には生活に使っていただいく。他方、そうでない方には、お金を使って経済を回していただきたい。お金を使うことで、商店を、生産者を、回り回って地域とご自身を、助けていただきたいのです。


Q2: 誰のためのものですか?

A2:日本にお住いの方、全員が対象となります。

「日本にお住いの方、全員」を具体的に言うと、
「日本にお住まいで、2020年4月27日以前に生を受けている方『全員』ということになります。

つまり、

・2020年4月27日現在、日本国内に住民票(住民基本台帳)がある方、全員が対象
・国籍は問わず、3カ月を超える在留資格などを持ち、住民票を届け出ている外国人も対象
海外にお住まいの方でも、住民基本台帳に記載されている場合は対象

となります。

●  基本的に手続きは「郵送」で。3ヶ月以内に申請手続きを


Q3: 給付してもらうには、どうすればいいですか?

A3:自己申請が必要で、市町村が申請窓口となります。

感染を防止するため、

基本的に申請手続きはすべて郵送 となり、
給付金は原則として申請者本人名義の銀行口座に振り込まれます。

対象となった方には、申請書が郵送で送付されます。
申請は、「郵送」、もしくは「オンライン」(マイナンバーカード所有者のみ)で受付けられます。

まずは、まもなく市町村から郵送される申請書を確認してください。
また、申請期限は、郵送申請方式の申請受付開始日から3か月以内、となっている点、ご注意ください。


Q4: いつ、給付されますか?

A4: 5月1日以降に、みなさまが申請手続きをしてから、できるかぎり5月中を目指して支給されます。

申請後の支給という点、ご注意ください。人口が中規模以上の地域では、時間がかかることが予想されますが、5月中支給を目指して、自治体はじめ関係機関は全力で取り組んでいます。どうか、少しだけご辛抱ください。

*特別定額給付金の申請方法など詳細はこちら*

(「たつこれ」では、基本的な情報、わかりやすい情報を紹介しているサイトを、随時リンクいたします)

総務省 特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)


お伝えしたいこと① 立石裕明さんより

● つらくて、眠れぬ夜を過ごしていらっしゃる方のために

私自身、経営者として阪神淡路大震災に遭い、その日から売上ゼロを経験した者として、日本全国あらゆる事業者の方がいま、そういった状況になっていることは、まさに未曾有のことであるとしか、言いようがありません。

今回、さまざまな施策が決定していきますが、この10万円支給だけとってみても、「どうやってきちんと配るか、どんなリスクがあるのか」を考えた上で、これだけ短期間の間に出来た。本当に異次元のことだと、私は感じます。

眠れぬ夜を過ごしている方がたくさんいらっしゃる中、「5月中」というのは時間がかかると思われるかもしれません。しかし、どうかそれまでの時間を有効に活用していただいて、お待ちいただければと思います。

また、次回以降も、経営者の方、とくに中小企業、小規模な事業者の方向けに、さまざまな施策の活用方法を、経営者として地獄を見た者として、いろいろお話しできると思います。今はつらいですけれど、どうか耐えていただきたい。お役に立てる情報を、必ずお届けします。


お伝えしたいこと② 福田達夫より

● 正しく、整理された情報を、みなさまの立場に立ってお伝えしたい

ご存知の通り、新型コロナウイルスにはワクチン、特効薬がまだありません。ワクチン、特効薬ができて初めて、コロナを克服したことになると私たちは考えています。

いま、完全にコロナを止めることができない状況に際し、2つの柱があります。

「(コロナに)かからない」「治していく」ための「感染症対策」という柱。
そして、コロナに感染しなくても、仕事がなくなれば生活が成り立たなくなってしまう。すなわち、生活していくためには絶対に必要なものが、もう一つの柱、「経済」です。

この2本柱をしっかり立てなければなりませんが、“コロナを止める”ことと、“経済をしっかり回す” ことは、実は両立が難しい。
両者は、どちらかにアクセルを踏むと、どちらかにブレーキがかかってしまう関係にあり、難しい問題となっています。

こんな時、私たち政治家は、電話の他、メールやSNSなどにより、多くの方の“今のお気持ち”を時間差なしに、ダイレクトにお聞きすることができます。

もちろん、すぐに対応できていない実情に対し、いら立ちの声を伺うこともあります。
そういったさまざまな声を施策につなげていくのが、私たちの仕事です。

また現在、真偽いろいろな情報が氾濫しております。
さらなる混乱や不安を抱かないためにも、何が正しい情報なのかを判断し、受け取っていただく必要がある、と、強く感じました。
そこで、このような情報発信をさせていただくことにいたしました。

私はみなさまに、自分の知りうる限りの正しい情報、そしてできるだけ整理した情報を、わかりやすくお伝えしたいのです。

ともすれば省庁別になりやすい、みなさまの生活や仕事に直結する支援策。
みなさまの立場に立って、さまざまな施策について、その真意と仕組み、活用の仕方を、真摯にお話しさせていただきます。

これからも、「たつこれ」をご覧ください。そして、お知り合いの方に、「ここは役に立つ」という部分を、シェアしてください。

全部でなくても構いません。
みなさまと、みなさまが大切にされておられる方々のために、お役に立てる部分だけでも、どうか活用してください。
よろしくお願いします。


おわりに

「たつこれ」では、できるだけ正しい情報をみなさまにお伝えしたいと考えています。
図表やリンク先などは、厳選したものを使っています。

ご意見やご不安なことがあれば、コメントにお書きください。みなさまのお声として、検討・反映させていただきます。

「たつこれ」note、ぜひ拡散していただき、みなさまの「困った」の解消にお役に立てれば、幸いです。


「たつこれ」Youtubeチャンネル:


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?