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グラインダーを使わないインソール(前足部編)

【実践!ゼロから学べる足の臨床マガジンの記事一覧】

こんにちは!

CLINICIANSの白須達也(@tatsu_bridge)です!

前回はグラインダーを使わずに作製するインソール(中足部編)を、

前々回はグラインダーを使わずに作製するインソール(後足部編)を、

図や動画を用いて解説させて頂きました。

今回はその最終回、前足部編になります。

本記事はこんな方にオススメ!

●インソールを作りたいけど、グラインダーがなくて困っているセラピストの方
●病院外のスポーツ現場などで作製したい方

まずはこのインソールのコンセプトの確認から、

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そしてもう1つ大切なポイントとなる靴の確認も。

靴がしっかり合っていないとインソールの効果も出ません。

靴に関してはD-Dさんが、選び方や正しい履き方、靴紐の締め方などをわかりやすく解説してくれています。

それでは、いってみましょう!

▶︎ 姿勢制御

-姿勢制御とは

・支持基底面に対する重心のコントロール
・姿勢を変化させた際に、空間における体の位置を制御すること
・姿勢の安定化を図ること

立っているとき、身体は完全に静止しているわけではなく、常に微少に揺れています。そのため、立っている床面を柔らかくして安定性を下げると、揺れの大きさが大きくなります。

これ基本的なことですが、私自身は大切なポイントだと思っています。

ヒトの姿勢制御にかかわる感覚入力としては主に、

・視覚
・前庭感覚
・体性感覚

の 3 つになります。
これらの感覚入力が中枢神経系で統合され、姿勢制御に利用されます。

-姿勢制御の発達

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