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マスクと足部の関係性

こんにちは、CLINICIANSのタツ(@tatsu_bridgeです。

今回は、『コロナで必需品となったマスクと足部の関係性』について、解説させて頂きます!


足部については、こちらの動画を見て頂くと理解が深まると思います。


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それでは本題にいってみましょう。

スライド1

▶︎ マスクで考えられる影響

マスクをすることによって酸素摂取量の低下が起こり、それに付随して呼吸数が増加し、浅く早い呼吸になってきます。

呼吸には外呼吸内呼吸があり、外呼吸を肺呼吸、内呼吸を細胞呼吸と呼びます。

肺呼吸で取り込んだ酸素は、気管や肺胞などを通して毛細血管に取り込まれ、赤血球のヘモグロビンによって細胞に運ばれます。

細胞に着くとヘモグロビンは酸素を切り離し、ミトコンドリアに渡します。

このとき酸素を切り離すのが二酸化炭素の役目で、これにより酸素がミトコンドリアに届きます。

これを細胞呼吸と呼びます。

この2つの呼吸によってミトコンドリアはエネルギーを生み出し、体は正しく働きます。

呼吸が浅くなると、この細胞呼吸が上手くできなくなります。

呼吸が浅くなると呼吸回数が増え、吐き出す二酸化炭素がさらに増えて血中の二酸化炭素の濃度が減ります。

そうなると細胞でヘモグロビンから酸素がうまく切り離されず、ミトコンドリアに届かないため酸欠状態になります。

その結果、エネルギー産生が低下してだるさや疲れが生じたり、集中力が低下するといった問題が起きてきます。

また浅い呼吸は自律神経にも影響を及ぼしてきます。

呼吸が浅いと自律神経の体を緊張・興奮モードにする交感神経が優位になり、免疫細胞が体の隅々に届かないようになり、免疫力の低下が引き起こされます。

呼吸様式を考えると、息苦しくなるため努力性の吸気になりやすく、腰を反らすような伸展パターンでの呼吸が増えます。

吸気の強制吸息筋は、

上後鋸筋、下後鋸筋、大菱形筋、広背筋、長・短肋骨挙筋、腸肋筋、最長筋、胸棘筋、長・短回旋筋、多裂筋(胸椎部)、半棘筋、胸鎖乳突筋、頚長筋、小胸筋、大胸筋、前鋸筋

が挙げられます。


呼吸について詳しく知りたい方は、腰マガジンのこちらの記事をご覧下さい。


▶︎ 足部との関係性

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