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動作を可能にする3つの回転軸

こんにちは、CLINICIANSのタツ(@tatsu_bridgeです。

今回は、『動作を可能にする3つの回転軸』について、解説させて頂きます!

本記事はこんな方にオススメです。

● 3つの回転軸について知りたい方
● Rocker機能について知りたい方
● 動作について理解を深めたい方

本記事を最後までお読み頂くと、Rocker機能についての理解が深まると思います。

それではいってみましょう!


スライド1


歩行における身体重心の前方への推進には、重力が駆動力として利用されます。

身体に作用する重力の作用は「揺りてこ」の原理に基づいて、足部に作られた支点を中心とする回転運動に変換されます。

正常歩行では、身体が回転する支点は立脚中期には踵にあって、その後足関節へと移動し、立脚期後半には中足指節間関節(MP関節)へと移動します。


画像8

(ランチョロス・アミーゴ方式)


Perryは歩行における3つの回転軸をそれぞれ、heel rocker、ankle rocker、forefoot rockerと呼び、重要な歩行のバイオメカニクスと位置付けています。(rocker機能)
(Perry J.:Gait Analysis.New York,Slack Inc,p.30-38,1992.)

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