スポーツ選手のリハビリテーションの考え方
こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーのタツ(@tatsu_bridge)です。
今回はスポーツ選手のリハビリテーションの考え方がわかる資料があったら良いよな〜ということで、理学療法士・アスレティックトレーナーである私のこれまでの経験や学んできたことをまとめてみました。
私の詳細はTwitterやFacebook、Instagram、note、CLINICIANSブログなどを見ていただければ良いのですが、お忙しい方のためにまとめるとこんな感じなので購読の判断の参考にしてください。
早速ですが、スポーツ選手のリハビリテーションの考え方知っていますか?
スポーツ選手のリハビリテーションに関わりたい方、知識を整理したい方は必見です!
今なら、ワンコイン以下でスポーツリハに役立つ重要な知識が手に入ります。
▶︎ はじめに
スポーツ選手のリハビリテーションにおいて重要なことは、選手が望むパフォーマンスを不安なく最短で発揮できるようにサポートすることです。
そのためには、選手自身が感じる不具合を問題点として把握し、それを取り除いていく必要があります。その上で、選手の患部の状態、症状、機能に合わせて患部に加わる負荷を適切にコントロールします。
最終的には望むゴールまで段階的に負荷を上げていき、問題なくパフォーマンスが発揮できることを確認します。これがリハビリテーションの一連の流れになります。
「問題解決のための仮説が適正」であれば、周り道をせずにゴールに到達でき、「復帰までの段階設定と進め方が適切」であれば可能な限り最短で安全に復帰することができます。
セラピストとして重要なスキルとは、正しい方向性と段階づけを設定したリハビリテーションのための具体的な行動ができることになります。
すなわち、
などが必要となります。
「知識」と「治療技術」がセラピストにとって重要であるということは、言うまでもありませんが、「評価」と「分析」がより重要になります。
何故ならば、スポーツ選手を取り巻く状況や選手自身の特徴はさまざまであって、選手の訴える症状が必ずしも教科書的な典型例ばかりではないからです。
適切な評価と分析により選手個別の状況について、全体像を把握した上で治療が出来れば、治療が滞りがちな典型的ではない選手の症状にも対応が可能になります。
▶︎ 組織への負荷の考え方
スポーツ選手のリハビリテーションにおいて、治療の出発点は問題の部位の特定になります。
解剖学的に部位を特定することは、どのような負荷が組織治癒を妨げるか、あるいは症状を発生させるかを理解することにつながります。
問題の場所と組織は触診により推定します。
スポーツ外傷・障害では骨・関節包・靱帯・筋・腱などの運動器が運動に際して、力の制御・発揮・伝達・吸収などを担うため、損傷することが多くなります。
ただし、神経系についても症状に関連することがあるため、組織を推定しながら、丁寧に触診を行う必要があります。
次いで、問題が生じる原因となる負荷を推定します。負荷とは組織に加わるストレスの事で、特定の組織に対して応力が集中する事で生じます。
特定の組織に応力が集中する現象の理解には、スポーツ活動を力学的な視点から捉える必要があります。
スポーツ活動中の身体では筋が活動し筋力を発揮します。発揮した筋力は、関節を介して地面や水、ボールなどの外部に伝えられ、ランニングや水泳、投球などの動作としてパフォーマンスを発揮します。
これがスポーツ動作になります。
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