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タトゥーの痛みって意外と強くない?

タトゥーが入っている人あるあるなのかも知れないですが、時々聞かれる質問の一つにタトゥーを入れる際の痛みについての質問があります。これからタトゥーを入れるつもりの方はもちろん、入れる予定が無い方でも気になるポイントの一つみたいでネット上を検索してみても痛みに関する質問は数多くあるようです。

針で刺す以上、痛くないわけがない

タトゥーを入れる時はニードルと呼ばれる針を束ねたものの先端にインクをつけて、ニードルを肌に何度も刺して色を入れていきます。当たり前ですが皮膚に針を突き刺すわけですから痛いです。痛みにむちゃくちゃ強い一部の人なら大丈夫かもしれないですが、基本的には痛いと感じるものです。

このことを話すと痛みに敏感な人はすごく嫌そうな表情をするのですが、一般的に想像されるような注射針の痛みとか鋭利なものが貫通する様な痛みとは少し異なる気がします。

人間の皮膚を表面から大まかに分けると、表皮・真皮・皮下組織という層に分かれています。タトゥーはこの中の「真皮」と層にインクを入れていきます。ですので実際はそこまで深々と針を刺すわけではないんですね。厳密には痛みと針の入る深さは比例するものではないのですが、いわゆる「鋭利なものが貫通する」様な痛みのイメージとはそもそも異なるということですね。

タトゥーの痛みは条件によって異なる

タトゥーの痛みの度合いですが、これを言葉で表現するのがとても難しいです。詳しく書くと長くなるので、痛みの条件に関しての詳細は別の記事で書くことにしますが、主に以下の様な要素で変わってきます。

・本人の感じ方
・睡眠や空腹などの体調
・入れる部位
・タトゥーのデザイン
・彫師さんのスタイル

本人の感じ方については痛みに強い人・弱い人の個人差なので説明するまでもないと思いますが、その他についてはちょっとイメージしにくいですよね。

まず睡眠不足や空腹状態は痛みの感じ方が強くなると言われており、タトゥーの予約を入れるとたいていの場合は彫師さんから「前日はよく睡眠をとって、当日は充分な食事を摂ってくる様に」と言われます。

入れる部位についても詳しくは省きますが、皮膚が薄い場所や骨に近い場所などは痛みが強いと言われています。

タトゥーのデザインですが、簡単に言うと細かったり塗りつぶしが多くて施術時間が長くなるデザインだと、その分施術中の痛みも蓄積するので痛いということですね。

最後の彫師さんのスタイルですが、使っているタトゥーマシンの種類だとか彫師さんの彫り方によって痛みが違うそうです。筆者は彫師さんではなく、またそれほど多くの彫師さんにお願いしたわけではないので、単純に比較しにくいところはありますが、痛みがやや強い人・マイルドな人がいる様です。
また、手彫りか機械彫りかでも痛みの感じ方は異なる様です。

途中で辞める人は意外と少ない?

筆者がいつもお願いしている彫師さんに聞いてみたことがあるのですが、彫師さん曰く「今まで途中でギブアップした人はいません」とのこと。もちろん休憩などを挟んだりする人はいる様ですが、途中で投げ出してしまったという人はいないそうです。

もちろん、上記の話は私がお願いしている彫師さんの話なので、途中で投げ出してしまったという方も中にはいるとは思います。しかし、途中で投げ出してしまったとう人はそれほど多くはない様なので意外と「我慢できるくらいの痛み」ということなのかも知れませんね。実際、筆者もファーストタトゥーを入れたときは「あ、こんなものなんだ」という感覚でした。


タトゥーの痛みは独特なので表現するのが難しいのですが、筆者がタトゥーを入れている時に他のブースから悲鳴などが聞こえたことはありません。もちろん筆者も叫んだりしたことはないですw
つまり絶叫したりするような激しい痛みという訳ではない様ですね。



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