この間あったお産

書く時はやはりなぜか連続です.恐らくそういう性格なのです.
今日はこの間あったお産のお話し.

先日なんと立ち会い8人,最終的には10人というお産がありました.
「お産です」と呼ばれていくと一番広いお産室に大勢の人.「え?っ」と言いながら数えてみると総勢8名.内訳はご主人,3歳の上の男の子,ご本人のお姉さん,その娘さん達(ご本人からすると姪御さん達)が小六,小三,小一の三人.そして実のお母さんと義理のお母さん.「すごい雰囲気だね」と言うとすべてご本人の希望,と.ならばいいかとお産は進んでいきました.ちなみにお姉さん一家は,夜の10時半だったけど半田から駆けつけたとの事でした.

最初はなんだか目線を感じてなんとなくこちらも落ち着かない感じだったのですが,ご本人はそうでもなく,そして周りの方もとても『見守る感』がいい感じで,なんだかだんだん楽しくなってきました.そしていよいよだよーって感じでお産.

上のお兄ちゃんは赤ちゃんを抱っこしているお母さんの横に座ってニコニコしながらお母さんに『ありがと』って言ってました.よかったねえって感じが何とも心地よく,昔のお産ってこんな感じだったんだろうね,なんて話しながらお産後のひとときを過ごしてました.そしてこんなお産なら何度でもいいでしょう,なんて言いながら.

姪御さんたちの感想もあらためて聞く事もしませんでしたが,とてもにこやかな表情をしていたので,推して知るべしと思いました.

そして外で待機してみえた実のお父さん,義理のお父さんも赤ちゃんを抱っこしているところに入ってこられて最終的に総勢10名となりました.

昔のお産も恐らくここまで集合する事はそうはなかったろうと思いますが,言ってみればお祭りのような,田舎の運動会のような,はしゃぎすぎる訳でもない『がんばれえ』って感じがなぜかとても懐かしさを覚える,そんなお産でした.
                                                                                                            (2006.6.10.)


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