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2022.08.04〜超効率耳勉強法〜

中高生のとき、自分独自の不思議な勉強法を編み出していた方はいませんか?私はめちゃくちゃあります。

たとえば、私は歴史が苦手で、どーーーーーーーーしても年号が覚えられなかったので、誰とも共有できない意味不明の語呂合わせ歌(でも自分はめちゃくちゃ覚えられる)を作ってなんとか乗り切ったりしていた。
英単語は何故か書くと覚えられたので、写経よろしくノートにひたすら書きまくったり。

それってもしかして無意識に「自分の脳にとって心地の良い勉強法」を模索していたのか……?と、この本を読んで(正確には聴いて)ハッとさせられたのでした。

身体の中でも「耳」を使った勉強法に特化したこの本、オトバンクを創業した上田さんが、「聴くこと」のまだあまり知られていない効果や、最大限の活用法、たっぷり紹介してくださっています。

特に冒頭の、上田さんが東大に合格するために編み出した独自の勉強法がとてもおもしろかった!英語だけでなく、数学の公式まですべて音読して頭にいれていくスタイル。抑揚やリズムなどを通じて、五教科七科目を自分の脳に染み込ませていく上田さんの勉強法は「えー!こんなやり方もあるのかあ」と驚いてしまった。

また、「聴く」ってインプットの中でも脳の負荷が低いそうでして。気楽に勉強できるのも魅力的。

「超効率」という結構ガッツリしたワードがタイトルに入っているので、何か成し遂げたいことがあるとか、明確な目標がある人向けの本に思われそうなのですが、全然そんなことなくって。
もしかしてあの勉強って「耳を使って○○する」ほうが、向いてるのかも?とか、もしかしてあの時間帯って耳ヒマじゃない?耳勉できるんじゃない?とかとか……。
自分の耳と仲良くすることで、毎日の生活が心地よく、ちょっと楽しくなるかもしれない、と気づきを与えてもらえる本でした。

オーディオブック版もあります。手ぶらで聞けるよ〜〜!


ちなみに、ちょっと毛色が違うのですが、身体と脳とがどのように影響しあっているのか、我々が考えていることに対し、何故身体はソツなく反応・対処できるのか、については、この本がめっっちゃくちゃ面白かったのでおすすめです。


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