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のんPV 個人的ベスト5を考える楽しい夜

あまちゃんの再放送も始まったし、新曲のPVも公開されたし、なんだか流れが来た、というか流れはずっと高まるばかりなのですが、シンガーとしてののんと、好きなPVをベスト5的に考えてみました。

いきなりベスト1から笑

新曲が出たばっかりで何なんですが、多くのファンにとって、おそらくベスト1は「エイリアンズ」で決まりだと思います。(独断と偏見)

映画「この世界の片隅に」と、この「エイリアンズ」で彼女は生き返ったというか、「やっぱ、この人はとんでもないな」と世界が無視できない状況を作り出したと個人的には考えています。この動画にはインタビューも入ってますが、そこで演出からの指示として、こう言われたと語っている。

監督から、たった一人のために向けて歌っている女の子という感じと、怒りを表現してほしいと言われて、納得いってないような気持ちが込められているといい気がしますと

まさに当時、相当に納得がいかない状況におかれていた彼女にこの曲をあてがって、こうディレクションしたことは本当に素晴らしいと感じました。

「この世界の片隅に」もそうだったけど、不自由な状況にいる彼女というイメージからインスパイアされた世界観、をのんに提示する表現者と、そのシチュエーションに100%以上の感受性で没入するのん、という関係。
互いが互いに感情移入して、表現の密度を高めていくようなあり方。それは、それ以降の彼女の表現の基本ラインとなったと思います。

なんだか硬い文章になってしまいましたが、初期のPVには、とっちらかった方向性もあって、それも今となってみると相当に愛おしい世界を作り出してます。その代表的なものがこちら!(テンションが戻った)

「あまちゃん」の延長線のような元気一杯アイドルPV的なノリ。ワンカットっぽい編集で、次々にシチュエーションと衣装を変えながら歌っていきます。はい。こういうPVって一本は作っちゃうよねーと思いながら笑、全員をハッピーにしちゃう太陽のようなパワーが全開で、元気しか出ないです。難しいことも言いようがありません。

このPVもそうですが、のんPVの特徴として「ギターを持ったらいつでも最高」というものがあります。10代からギターを弾いてきた時間の蓄積がないと出せない「ギターと友達」的なしっくり来てる佇まい。それが全開になったPVが、こちらです!

サムネイルのビジュアルは若干の森高千里感も否めませんが、冒頭のTシャツと破れたジーパンでテレキャスターを弾く姿の格好良さは、ちょっと言葉にできません。(あと1:24くらいのウィンクも)

元気のいい曲が続いたんで、ちょっと静かな曲も。

正直なところファンとしては「エイリアンズ」に続く、必殺のバラードがもっとあるといいのになという気持ちを持ち続けているのですが、意外とその路線はまだ未開拓な感じで、一番近いのがこの曲かなと。キャッチーなメロディがあるわけでもなく、彼女の歌唱自体もどこか不安定。でもそれが引きの魅力となっていて、なぜか繰り返し聴きたくなる曲。

元気なのんや、外に爆発するパワーもいいけれど、彼女の抱える孤独感や「うまくいかない」感じ。苛立ち、疎外感。それを彼女のナレーションのように静かに歌う曲ももっとあっていいのにな、とファンは勝手に思います。

その真逆の「孤独なんだけど元気」みたいな世界観が炸裂しているのがこちらです。

今回の新曲と同じ「忘れらんねぇよ」の柴田隆浩が作詞作曲。
冒頭で書いた様な、のんの個性をイメージして作った当て書き的な楽曲に、のんが100%の「のんワールド」で応える作品世界。
書いてみて、自分の中ではこれがベスト2かもなと思いました。
「スーパーヒーロー」が3位で「RUN」が4位。

そして、今日発表された新曲がこちら。

「この日々よ歌になれ」と高らかに歌い上げるアンセムっぽい曲。
雨に打たれるPVにも、弱さは感じない。自分の信じる道をまっすぐに突き進む強さが印象的な楽曲だ。

一発で最高!とか、新しい!という感じではないですが、聴き込むごとに良くなっていく気がする楽曲。
(聴き込んでから書き始めろ、という気もしますが)

というわけで、今日の所はとりあえず、そんなところです!

(のんについて、過去に書いた記事はこちら!)


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