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君の違和感

たまに若者が訪ねてきて、僕に違和感を訴える。
今の組織や社会への違和感、業界への違和感、もっと些細な人間関係の違和感も。

ははは、よく気付いたね。
君の違和感はとっても正しいよ。
僕も同じように感じてるよ。
変だよな。とっても変なんだよ。

僕らは昔からの友達のように、違和感を分かち合う。
だけど君が違和感を感じてること、僕は気付けなかったよ。
君はとっても普通に、うまくやっているように見えたから。
君がやり過ごそうとしていた、少数派の違和感。
一人の人間の中にも多数派と少数派があるね。

違和感を覚えたら、また僕のところに来なよ。
きっと僕は君と同じ違和感を覚えてる。
君の代わりに、君より大きな声でディスってあげる。
今の僕は、嫌いな人に嫌われることは、そんなに怖くない。

だって、そうだろ。
変なんだよ。色々なことが、とっても変なんだ。
違和感しかないんだ。

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