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サブスクとかでドキュメンタリーを見て何か書く

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ドキュメンタリーを作るテレビプロデューサーが他社や映画のドキュメンタリーをを見て考えたり感じたことを書いてみます。
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記事一覧

何の義理もないけど、U-NEXTのスケボードキュメンタリーを薦める

使いやすいU-NEXT 暇な時にホイホイとマイリストに追加したものを暇な時に見る。ちょっと見て…

マエダタツヤ
5か月前
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プロフェッショナル仕事の流儀「宮﨑駿」感想記「わかることと、わからないこと」

わかりにくい映画についてのわかりやすい番組だった。決して不満ではない。一瞬たりとも目を離…

マエダタツヤ
4か月前
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情熱大陸「ゆりやんレトリィバァ」感想

期待を持って見た。
女性芸人ゆりやんレトリィバァの情熱大陸。テーマは「怒り」だと言う。 …

マエダタツヤ
5か月前
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情熱大陸「医療通訳 南谷かおり」 <不安>が生み出すもの

久しぶりに見た情熱大陸。番組フォーマットが少し変わっていた。 番組のロゴが違う。オープニ…

マエダタツヤ
11か月前
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「波よ聞いてくれ」が終わってしまう

ドラマ「波よ聞いてくれ」が、あと1回で終わってしまう。寂しいという言葉しかないですね。大…

マエダタツヤ
11か月前
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「エルピス」の覚悟

「エルピス」の覚悟が一番表れているのはタイトルCGだと思う。 俳優の顔も使わずにストーリー…

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優しさと技術と涙 〜情熱大陸「ブライダルヘアメイクアーティスト 服部由紀子」〜

ブライダルヘアメイクアーティスト、服部由紀子。 その職業は、もはや中年でもない自分にはかなり遠く感じる。 冒頭部分を見て、やっぱり遠かったら見るのをやめようと思っていた。 そんな複雑なコメントで番組は始まった。 美しい人が美しい人を彩る世界。 やはり引っ掛かりを見つけるのは難しいか。 でも、組織に属さずインスタのフォロワーを頼りに仕事を続ける姿。 どこか「単独者」を感じさせる佇まい。 もう少し、見続けてみようか。 シングルマザーの50歳を彩る時、必殺のナレーションに心を

情熱大陸 「映像作家・OSRIN」

King GnuのMVを手掛ける映像作家。31歳のOSRIN。 人懐っこく愛嬌がある表情、現場での粘り。細…

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NHKスペシャル「夢見た国で ~技能実習生が見たニッポン~」

日曜の夜、サンデースポーツを見るために付けたテレビで直前のNスペのラストシーンを見た。ベ…

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情熱大陸「姫野和樹の強さの奥」 

ラグビーのドキュメンタリーは意外と難しい。 鍛え上げられた肉体が激しくぶつかりあうラグビ…

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NHKスペシャル「OKINAWA ジャーニー・オブ・ソウル」

「これは音楽の旅、ミュージカルジャーニーなんだ」 そう語ったのはU2のラリー。アイルランド…

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ETV特集「ぼくは しんだ じぶんでしんだ」

優れたテレビ番組とは何か?  その現代的な答えは、例えばこう言えるかもしれない。「再生速…

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情熱大陸「三線職人 銘苅春政」

何より足の指だ。力強い足の指が、印象に残った。 本土復帰50年の節目。テレビでは沖縄に関…

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なぜ小栗旬は大河の主役となったのか。「プロフェッショナル仕事の流儀 小栗旬SP」

小栗旬は本当に「はぐらかして」いたのか。そんな事を考えながら番組を見ていた。 「プロフェッショナル 仕事の流儀 小栗旬スペシャル」 自社の番組だから距離感が難しいけれど、小栗旬の魅力を十二分に感じながら、どこかもどかしさを感じながら見た。 「プロフェッショナル」は「情熱大陸」と同じく、ドキュメンタリーを志す人が何らかの形で意識する番組だ。憧れる人も多いだろうし、ライバル心を抱く者もいるはず。強固なフォーマットと独自の文体を持つことも同じ。 「あの番組に取り上げられたい」とい