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本好きCTOがエンジニアにぜひ読んでほしいビジネス書をまとめてみた(厳選7冊)

最近、妻のnoteがコンスタントにいいね数を稼ぐので正直うらやましい。

という、よこしまな理由で筆を取り始めたが、4m超の本棚を作るくらい本が好きなので、みんなに読んでほしい本というのが、実はたくさんある。

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(本棚、やっと埋まってきた・・・)

ということで、この勢いでおすすめ本を紹介する記事を書いてみようと思う。

第一弾は、エンジニアだからこそ読んでほしいビジネス書。読みやすいカジュアルなやつから紹介する。ある程度読まれたら次のやつも何か書く。

自分の意見を発信するのが苦手だなーと思ってる方に読んでほしい本

まずはこちらから。

電通のコピーライターの方が書いた本。この本は、言葉を使ってどうやって自分の考えを育てていくか、ということに主眼を置いている。

エンジニアでもコミュニケーションスキルが重要なのはよく言われていることだけど、まずは自分の意見を持ち、発信できるようになることが第一歩だと思う。多くの人は、言語化できてないものの何かしら意見を持っているけど、それを言語化して、発信できる人は少ない。この本では、「言葉にできない」ことは、「考えてない」ことと同じだ、とばっさり切り捨てる。うるせー、と思うかもしれないが、言葉にしないと他人に気持ちを伝えられないのは真理だと思うし、少しでも言葉にできるようになって悪いことはない。

タスクを進めるときに、何から進めれば良いかわからないときに読んでほしい本

こちらはIT界隈で有名本(?)なので多くの人が既に読んでるかもしれない。

アイデアというのは生み出す技術があり、それについて書かれている本。自分が得意でないドメイン/技術領域だったり、知らないことがあって行き詰まったときは、この考え方を思い出すと突破口が思いついたり、アクションし続けられるようになると思う。読んだことない人はぜひ読んで欲しい一冊。

デザインのことをもっと知りたい、と思ったときに読んでほしい本

これは、デザインてどういう仕事なのか、ということが言語化されている本。

自分は大学時代、Web制作の仕事を個人事業主で受注して営業、企画やコーディングはしたことがあったが、デザインはずっと一緒に働いていたデザイナーの方にお願いしていた。デザインに関して、ずっと「何をどうやってるんだろう?」と興味津々ではあったが、やったのは簡単な画像編集作業くらいで、一度も経験できなかった。

この本に書いているのは、デザインの具体的な技術の話ではないけど、どういうマインドセットでどういう状態を目指してモノづくりしているのか、ということはわかるので、周りのデザイナーの考えてることを知りたいと思ったら一度読んでみると良いと思う。

チームプレイの大事さに気づいたときに読んでほしい本

プロダクト開発は、基本的にチームプレイになると思う。大きな機能を作る時に一人で完結することは少ない。

この本は、組織で分業するとき方法論や、各手法の違いを体系的にまとめてくれている。だれがどこまで担当し、どこからどういう流れで別の人がやると効率が良くなるのか、ということについて意識的であることは、チームでの価値提供を最大化する上で重要な視点と思う。

アジャイルやチームトポロジーなどの方が開発よりの本ではあるが、組織論をベースにした本なので、より汎用的にまとまっていて面白いと思う。

同僚とハレーションが起きたときに読んでほしい本

(この辺からビジネス書でない本もでてきます笑)

これは子育て本なので無関係に感じられるが、子どもが聴いてくれないような話し方は、大人も聴いてくれないのでは、と思っている。聴いてるように見えたとしても、少なくともやる気を奪っていることは間違いない。

年上や上司に対して高圧的だったり粗雑な態度をとる方は少ないだろうが、年下や部下に対して粗雑な態度をとる方はそれなりにいると思う。同世代の同僚であっても、どう伝えるかで相手のやる気は大きく変わると思う。

設計レビュー、コードレビューのときにどういう指摘の仕方をすると受けてがモチベートされるか、というのは自身の信用貯金を少しずつ積み上げていく上でも重要と思う。前職では誰が言ったかでなく何を言ったかが大事だよね、とよく言われていたが、もはや何を言ったかでなくどう言ったか、ですらあると思う。

この本は、かなり具体的にこういうのはNG、こういうのはGoodと事例が多くまとまっているので良き。自分も、この本を読むとたくさんの改善点が出てきて勉強になったのでぜひおすすめしたい1冊。

成果を出す、ということに興味を持てるようになったら読んでほしい本


これも、自分は経営者でないので無関係、と感じるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。

この本の英文は "THE EFFECTIVE EXECUTIVE" であり、ドラッカーは「上司に命じられたこと以上の仕事をする人はすべてエグゼクティブである」と言っている。実は、この本は全ての働く人をターゲットにした本なのだ。

自分は経営者になってから読んだが、これはエンジニアどころか全社会人が読んでもよいのでは?と思える本だ。何が所属組織の貢献になるのか、自分なりに考え、組織における成果を出せるようになればなるほど仕事は面白くなっていくと思うし、この本では、それは身につけられるスキルだと捉えている。

興味持てそうだっらぜひよんでほしい。

仕事がつまらなくなってきたときに読んでほしい本


完全にビジネス書ではない。が、おすすめ本の中でどれか一冊だけ読むとしたら、これを読んでほしい。というくらい好きな本。

愛するというのはその場の感情ではなく、より幸福に生きるための最高の技術である、と著者は言っている。

これはプライベートの話だけではない。例えば、仕事においても、事業ドメインに関心を持って、自社サービスを積極的に使ってみる、ドメインに関する情報はなんでもインプットしてみる、というのも愛を育む上で大事なプロセスだ。

慣れてない技術を触ったことない、他の何かネガティブな意識があったとしても、無理のない範囲で少しずつ触ってみる。前向きに関わっていく。あるいは、慣れている技術に特化していろいろ勉強してみるのも良いかもしれない。

そういう、一時の感情に流されずに自分を律して対象と向き合っていくことを「愛する技術」と捉える本書は、まさにより良い幸せを得るために必要な技術と思う。

おわりに

なにか興味が持てそうか本はあっただろうか。読んだら感想もぜひ教えてくれたらうれしい。

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