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MDP育成プログラムが始まりました

神戸大学医学部附属病院が主宰する「メディカル・デバイス・プロデューサー」育成プログラムが先日始まりました。今回は春開催の予定のエントリー1コースが延期になり11月からスタートになったものです。
https://www.med.kobe-u.ac.jp/jisedai/jinzai.html

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これはAMEDが提唱している医療機器開発マネジメントステージゲート
https://www.amed.go.jp/koubo/medical_device_check.html

MDPとは・・・

MDPと言われてもピンとこないと思いますが、「Medical Device Producer」と言う頭文字をとったもの。医療機器開発のできる人材のことですね。元々我々Medical Design Lab.(=Medel)では、医療機器開発をメインに行っておりますが、大学が構築したプログラムも見てみたいと思い、参加。案の定クリエイティブ 業界からの参加者は1人でした。思ったより医療従事者が多く、その次に医療機器開発をしているメーカーから参加者が集まっていました。

ちなみにMDPに必要なスキルとして「コミュニケーション力」を挙げられていましたが、間違いなく必要ではありますね。いろんなプロが集まっての議論が増えていくので、最低限の連携が取れないとダメです。

個人的に感じていることは・・・

1. 医療全般への知識 2. クリエイティブ思考 でしょうか。結局共通言語がある程度整ったメンバーがコアにいないと進まないと思っています。例えば、MEDELでは、医療分野は、臨床工学技士の加藤さんと西さん、クリエイティブ思考については、僕と加藤さん。このようにある程度共通言語を整えて置く必要はあると思っています。

ちなみにMEDELを立ち上げた際に読んでおくべき本として挙げられたのはこれでした。病院早わかり読本。今後MEDELでWSをやるときはこれを事前課題として読んでもらおうと思っています。

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今回参加した目的・・・

なんで北村くん参加してんの?!って言われますが、医療機器開発についてさらなる知識を吸収するのはもちろんのこと、「神戸大学がどんなプログラムを構築しているのか」を学ぶことも大事なミッションとしています。ここから学べることを自らのプログラムに反映させたい。今回、特にオンラインとオフラインのミックス、また実際の臨床現場に入れることは貴重なことかなと思っています。MEDELでは春から計画していた「在宅医療ワークショップ」でも在宅環境を実際に整えた上で実施することをやろうとしています。やはりハンズオンはこれから必須です。

ということで初日は・・・

初回は、V.Schoolの鶴田先生と祇園先生の「ニーズ探索アプローチWS」。デザイン思考の概要を説明し、そのあとは、チーム分けしてブレストやKJ法をやってみるアプローチ。オンライン1回が3時間というのは少し長い気がしますが、これもやりながら試行錯誤といったところ。聞くだけなら正直30分が上限かもしれないな。ここら辺も要検討。

んで、Google Jamboardを使ったブレスト&KJ法を今回行いました。※Jamboardの画面は転載禁止のためなし。
これまでmiroを使うことが多かったのですが、gmailアカウントはほとんどの人は持っているので、これからはJamboardで簡単なことはできそうだなと思いました。小さいところには手が届かないですが・・・これから改善されていくことでしょう。

KJ法については、どうしても多くの情報を目の当たりにすると「分類」したくなるのが、人というものですが、あくまで分類はしないのがルール。属性に注目してラベル付けを行う。このあと発表して終了!

今回のチームは3名の構成で年齢もちょうど振り分けられてて、いい感じに盛り上がりました。ということで、初回は無事に終了。最近どこに行っても平均年齢をあげる側に立っている気がしますが、めげずに行きましょう。

今回のまとめ

・個人的な目標として「MDP」ではどんなプログラムを構築しているかをしっかり学ぶ
・MDP必須能力として、共通言語+コミュニケーション力
・Jamboardは十分使える
・オンライン3時間は少々長い
・KJ法では簡単な分類に逃げない。あくまで属性に着目を。

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