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読書のROIを高める法則

ぼくは読書好きです。自分なりの読書の法則を見出してからとても好きになり、習慣になりました。読書はとてもROI(投資対効果)の高い情報収集方法なので、読書好きがもっと増えると良いなと思ってます。今回はそんなぼくの読書の法則についてご紹介します。

読書が人生を豊かにしてくれる

ぼくの場合は、読書によって仕事に必要な知識が効率的に得られることに気付いてから、時間を見つけては読書をするようになりました。読書を仕事に活かせば、パフォーマンスがあがって、もっと良い案件を任せてもらえるようになったり、給料をアップできる訳です。

例えば、ゲーム業界にいた頃はプロジェクトや組織のマネジメントの本をよく読みました。ネットリサーチ業界で経営企画の仕事をしていた頃は、経営戦略、経営管理、マーケティング、新規事業、M&Aなど幅広い本を読みました。

プライベートでは、旅行に関する本や教育に関する本をよく読んでいます。

本の特性を理解しよう

本というメディアの特性をネットと比較して理解すると良いと思います。本は、書くのに時間がかかるし、出版されて流通し、手元に届くまでどうしても時間がかかります。そのため、ネットと比べると最先端のホットな情報を得るのには向いていません。

また、それなりの購買数が見込めないと書籍化されないため、すごくニッチで不確かなテーマでは書籍化されません。

つまり、本は少し時間が経過して情報が成熟化されたり、世の中に認知されつつある情報を、ちょうど良いボリュームでまとめて手に入れるにはうってつけのメディアだと言えます。

読みたい本の見つけ方

まだ読書が習慣になっていない頃は、先輩にどんな本を読んでいるのかをよく聞いていました。オススメの本を紹介してくださいと聞くのです。

自分のキャリアの延長に先輩がいると思うと、ぼくが未来に直面する課題と解決策を先取りできる感覚でした。また、先輩と同じ本を読むと、その話題で先輩と仲良くなって、仕事のことを色々教えてもらえるようになったり、副次的な効果もありました。

書店に行って平積みされてる本を眺めるのも良い方法です。トレンドを感じ取れますし、全く予想していなかったインスピレーションを得ることもできます。

FacebookやNewspicksなどから本の情報を得て買うことも多いです。移動中などの隙間時間に情報収集できるのもメリットです。

迷ったら買ってしまおう

ぼくの場合は、【迷ったら買う】という超シンプルなルールにしています。もちろん、書店であればページをめくって試し読みして確認しますし、Amazonで買う場合は評価を確認します。とはいえ、買ってみないと分からないことも多いですし、買わないことで情報を得られない機会損失の方が大きいと考えています。

ビジネス書でしたら、価格は1冊2,000円くらいでしょうか。5冊に1冊の確率でアタリを引くことができるなら、わずか1万円のコストで仕事の成果を高められたことになります。その知識は生涯にわたって効果があるので、ものすごく投資対効果が高い買い物だと言えます。

ハズレだったらすぐに閉じる

買った本から効率的に情報を得ることも大切な視点です。ちょっと失敗したなと思いつつも、2,000円が惜しくて最後まで読み続けてしまうことは時間の無駄です。すぐに閉じて、次の本を読むべきです。

たまに、言いたいことはシンプルなのに、それを色んな言い回しでページ数を稼いでいる本がありますが、そういう場合も繰り返してるなと分かった瞬間に読むのをやめてしまいます。

ハズレ本はあたりをひくまでのプロセスです。そう考えると、2,000円を惜しいと思う気持ちが薄れますよね。

読んだ後どうするか

ぼくは良い本に巡り会えたら、できるだけ周囲の人にそれを伝えることにしています。そうすると、反応してくれた人を通じて、同じ価値観を持っている仲間を見つけることができるからです。

誰かに発信することで自分の中でも内容を反芻して深い記憶にインプットできる効果もあります。読んだときは興奮して鮮明に覚えていることも、意外とすぐに忘れてしまうものだからです。

以前、10数年振りに再会した人から、あの時勧めてくれた本が良かったと言ってもらえたときは、純粋に嬉しかったです。

まとめ

読書は人生を豊かにできる効率的な方法です。全部読み切る必要はなく、失敗しても1冊につき2,000円しか損しません。ランチ2回分と思えば心のハードルがずいぶん下がります。読書を習慣にする人が増えたら嬉しいです。

(写真:オランダ アムステルダムの図書館で撮影)

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