電験三種5ヵ月合格体験記
○for 電気を専攻している大学生
特に
・何か資格を取りたい思いがある
・やりたい事が見つからない
学生へ
○結論:電気科の大学生であれば努力すれば5ヵ月で合格可能
○合格証明
○電験三種とは、試験でとるメリット
1.電験三種とは
"正式名称を「電気主任技術者試験」といい、第三種から第一種に分類されている国家資格で、発電所や変電所, 工場やビルなどに設置されている電気設備の保守・監督を行うための資格で、いわば電気のスペシャリストです。"
引用
"資格の学校TAC 電験三種とは?電験三種の仕事・試験概要・合格率などを徹底解説!
https://www.tac-school.co.jp/kouza_denken/denken_guide.html"
取得は筆記試験での合格及び条件を満たす単位を取得することによる認定合格のどちらかです。電気科大学生の方は認定の条件を満たす可能性が高いです。
試験は理論・電力・機械・法規の4科目を1日で行います。科目合格制度があり、3年間で4科目合格すれば資格を取得出来ます。
2.試験取得を薦める理由
全受験者の中で最も合格しやすいのが電気科大学生です。更に試験勉強を通して電気分野への総合的な理解が深まるので大学の勉強においても有利です。
また、試験合格での取得者は電気について理解があると評価されます。
よって、電験を必要としない業種でも試験合格者者を優遇し採用する企業もありますので就活・転職活動において有利になります。一方、認定合格は実力証明として使えないのです。試験取得、認定取得のどちらなのかは免状にて確認出来てしまいます。
3つ目の理由として、これから広まるジョブ型社会において資格は自分の価値証明に繋がります。医学部や薬学部と違い、工学部は卒業と共に資格がとれるわけではありません。だからこそ、電験三種を試験取得することで自分の市場価格を高めることが出来ます。
○自己紹介(2022年4月現在)
工業高校卒業(電気科)
地方国立大学4年(電気)
所有資格
電気工事士(一種,二種)(高校在学時)
電験三種
○使った教材
電験三種 これだけシリーズ
理論・電力・機械・法規
過去問題集(電気書院)
○参考にしたyoutubeチャンネル
本を読むより分かりやすい
https://youtube.com/channel/UCMzcJDNESFPvUrfA0ndU0LQ
わからない過去問の解説はこのチャンネルで見ました
○受験時のスケジュール
4月: これだけ理論 1日1テーマ
5月:これだけ電力 1日2テーマ
6月:これだけ機械 1日2テーマ
7月前半:これだけ法規 1日2テーマ
7月後半~8/14 過去問1週目
8/15~8/20 過去問2週目(間違えた問題)
8/21 総確認
8/22 試験当日
個人的にはもう1週間前倒しで進められていたらより完璧だったと思います。
このスケジュールにて
理論 100点
電力 90点
機械 95点
法規 82点
でした。(自己採点)
○各科目について
理論
内容のレベルは高校物理の電気分野が7割程度なので、電気科の大学生なら復習+大学内容の勉強感覚で取り組めるはずです。
わからない内容は上述「aki 塾長」のyoutubeチャンネルを見るのがおすすめです。
電力
知識問題が多く理解が問われます。大学で電力系の講義を受けていれば内容は被っています。
本だけでは理解しにくい為、上述「aki 塾長」のyoutubeチャンネルを並行してみることで理解度が向上すると思います。
機械
各種電動機・発電機,変圧器について理解する必要がありますが微積分の知識が必要無いため、虚数とベクトルさえ理解出来ていれば大丈夫です。
熱・光・電池の問題については大学では習わない知識を多く含んでおり勉強が必要でした。
以下は大学で学んだ知識で対応できました。
・半導体素子について
・フィードバック制御
・プログラム問題
機械分野もこれだけ→「aki 塾長」youtube チャンネルの順で勉強することで理解度が向上しました。
法規
とにかく法律の中で出てくる数値を暗記することが重要です。そのあと少しずつ言葉も覚えていきましょう。
B問題(計算)は必ず解けなければなりません。しかし、出題パターンがあまり多くないので網羅すれば大丈夫です。また、電力・機械分野と被る問題も出題されます。
○勉強のポイント
間違えたり理解出来なかった内容は自分なりにまとめて見返すことが重要です。
私はノートにまとめて寝る前に見返していました。
過去問で出なかった内容は要チェックです。
今年度出る可能性があります。
(実際に法規分野にて出ました。)
以上です。是非挑戦してみて下さい
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