直接上場
ダイレクトリスティング。
直接上場というIPOの形の一つであり、SpotifyやSlackが必ず例として取り上げられるが、そこにairbnbも加わることになりそうという話。
直接上場は個人株主の投資の機会を奪っているなどの批判もあるが、仕組みとしてはあっていいものだと思う。
なぜあっていいのか?
それは既存株主に出口(売却機会)を提供しているからである。
会社に資金調達は必要ないけど、VCなどの資金提供者に出口は必要なのである。
既存株主ばっかり儲かる仕組みと非難する人もいるが、リスクを負ってairbnbに賭けた投資家がいるから今のairbnbがあることを忘れてはならない。
だから、CEOのブライアン・チェスキーには、直接上場をするのは、既存投資家のためでもあり、黒字化とレピュテーションから逃げない立場に会社を引き上げるため、と潔く堂々と言って欲しい。
既存投資家以外には基本メリットはない手段を選びつつ、ウィーワークの事例を出し、建前で押し切ろうとする文脈にはなんだか薄さを感じてしまう。