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あなたが落ち込む「本当の」原因

この記事でわかること

✓ あなたが落ち込む「本当の」原因
✓ 価値観の違いはどこから生まれるのか


こんにちは、WaReKaRaゼミ講師の『自分を変える専門家』ザッキーです。
以前記事で「脇見恐怖症とは何か」ということについて書きました。


そして、その記事の最後で

「脇見をしてしまうことが悪いのではなく捉え方の違いが問題なのだ」とお伝え致しました。

(気になる方は上の記事を是非ご覧下さい。

脇見恐怖症をなかなか改善できない人の特徴なども書いています。)

それではその「捉え方の違い」とは一体なんなのでしょうか。

そして、何によって違いが生じるのでしょうか。

捉え方の違いとは

何かの出来事が起こった時、その出来事に対して多くの人は一つの受け取り方しかないと思っています。

例えば電車に乗っている時、脇見恐怖症のあなたの隣の人が溜め息をつきました。

あなたは不安になり、落ち込むかもしれません。

「自分が隣りにいたからだ…変な視線を送ったから、相手はイライラしてストレスでため息をついたに違いない…」と。

つまり

「隣の人が溜め息をついた」

という出来事に対して

「不安・落ち込む」

という結果や感情しかないということです。

しかし実はある出来事から一つの結果を導いているものがあります。

それがあなたの「捉え方」です。

ABC理論という考え方


心理学でABC理論という考え方があります。

アルバート・エリス(Albert Ellis)氏が1955年に提唱した「論理療法」の中心概念です。

これは出来事の捉え方によって、

落ち込むのか、恐怖や不安に駆られるのか、冷静のままでいられるのかが変わってくる、

ということを解いています。

A=Activating event 出来事

B=Belief system 捉え方(価値観、解釈)

C=Consequence 結果(沸き起こる感情)

それぞれの頭文字からABC理論と良います。

A(出来事)はC(結果)に直結するのではなく、

必ずあなたのB(捉え方)を通ってからC(結果)を導き出します。

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先ほどの例だと

A=隣の人がため息をついた

B=自分が脇見をしたから相手に迷惑をかけた

C=落ち込む

となります。


しかし、全く脇見で悩んでいない人の場合はどうでしょう。

A=隣の人がため息をついた

B=会社で何かあったのかもしれない。疲れているのかな。

C=知らない他人のことなので、何の感情もわかない

同じA(出来事)でもB(捉え方)が異なることで全く違うC(結果)が導き出されていることがわかると思います。

捉え方によって結果が全く変わってきます。

これは一例ではありますが、たくさんの捉え方があります。

まったく同じ場所で同じ経験をしても、ある人は喜び、ある人は怒り、またある人は悲しみます。

物事の原因と結果を自分の脇見のせいとしか捉えられないということは、

「相手はこう思っている」と一方的に決めつけている、自分自身の主観でしかありません。

自分のことで頭がいっぱいで他人のことを考える余裕の無さから生じているとも言えます。

まずは

「現実の世界をどう受け止めるかで、見えている世界は変わる」ということを理解してください。

捉え方の違いはどこからくるのか

それでは、それぞれの人々の捉え方の違いはどこからくるのでしょうか。

これは「その人の価値観が生まれる要因は何か」という質問にもなってきます。

諸説あり、確定しているわけではないのですが、

まず大きいのは親や家族などとの家庭環境です。

そして次に小中高での友達との付き合いの中での積み重ねによるものが大きいです。

(もちろん現在の日々の積み重ねも影響しますが、この点は後ほどお伝えします)

家庭環境はイメージしやすいのではないでしょうか。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼い頃に性格などの大部分は育まれていきます。

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「親から、なかなか自分自身を認めてもらえなかった」経験。

どんなに頑張っても無駄なんだという価値観を持つようになるかもしれません。

逆に「テストで良い点を取ったり親を喜ばせることをするとたくさん褒めてもらえた」経験。

親(他者)を喜ばせないと自分には価値がない、と思うようになるかもしれません。

成長してくると今までの経験の積み重ねから判断や行動ができますが、

幼い頃は選択の根拠がありませんので、自然、

親や家族とのコミュニケーションがベースになっていきます。

また、小学校中学校に入り、家族以外の集団の中でコミュニケーションをとるようになると、その環境の変化によっても価値観が生まれていきます。

「思春期にいじめられた」経験。

人から嫌われることや仲間はずれなどの孤独に対して過剰な恐怖を感じるようになるかもしれません。

「先生から怒られたことや、自分の個性を否定された」経験。

失敗したくないと思ったり一歩踏み出すことへの恐怖を感じるようになるかもしれません。

終わりに

ABC理論を通して様々な「捉え方」があり、それによって結果が変わってくるということを説明致しました。

そして家庭や友人関係から「捉え方」の違いが育まれるのだということを説明致しました。

「なるほど、自分の捉え方によって感情が変わるし、それは過去の経験が要因になっているんだな、ふむふむ」

・・・

それで終わってしまってはほとんど意味がありません。

自分を客観視できるようになってくるという点では良いですが、

結局、過去の経験によるものならどうしようもないと終わってしまうでしょう。

大事なことは「捉え方、価値観」は上書きできるということです。

物事の捉え方はあなた次第でこれからでも変えていくことができます。

捉え方を変えていく方法について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください^^


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