アメリカ遠征 日記風


ハイサイ!!!皆様こんにちは。平良達郎です。
アメリカ遠征を終えて、無事沖縄に帰ってくる事が出来ました!今回の遠征、1ヶ月離れただけですが、もう少し長い期間行ってたような気持ちになりました。帰るまでが旅と言いますが、まさに帰りの飛行機も欠航になったりと色々苦戦しました。
欠航になった時の部屋は、僕の試合がキャンセルになった時以来のドンヨリムード🤣
でも、そんなこんなで那覇空港につききました。

久しぶり!沖縄!!!!って感じで、梅雨で大雨続きだったらしい沖縄ですが、僕の事を思ってか無理をして快晴で出迎えてくれました。
帰って、減量中にずっと行きたいと思ってた念願の北海道へ行くべく飛行機の上にて、私平良ペンを握りました。ジンギスカン♪ 海鮮♪味噌ラーメン
って感じで今回のアメリカ遠征についてひっさしぶりにnoteを更新していこうと思います。
是非読んでみて下さい⬇️

出発は試合の2週間前!那覇から成田空港へ行き、僕のお兄ちゃんこと岡田さんと合流しました✌️2人で成田空港のPCRの検査を受けて、陰性!let's go🛫 今年1月に行った、ラスベガス武者修行の時に乗った時と同じ会社の同じ時間帯の便だったので楽でした。夕方に飛んで同じ日のお昼に着くという感じ。
前の経験から、機内食がとんでもないPFCバランスのお弁当が出てくることがわかっていたため、僕はお弁当を持参。マッスルデリという冷凍弁当を飛行機の中で温めてもらって食べるという作戦です!
……NO。 その一言が僕の頭の中で小玉しました。それは残念ながら、Can I use a microwave?(電子レンジを使う事はできますか?)という僕の質問に対してのCAさんのお声でした。OK、OK。気持ちを切り替えよう。確かに温かい弁当の方が美味しいけど、自分は減量中だ。美味しいものを食べたいわけじゃない。温かくても冷たくてもと栄養素は変わらない。…ですよね岡田さん?と同意を求め、冷凍弁当を食しました。空港まで常温で持ってきてるためか、お米はシャリシャリでしたが減量マジックで頭がやられてしまっている僕は美味しい!と思いながら完食しました。そんなこんなでロサンゼルス空港に着き、そこからラスベガス空港に到着しました。

空港が広くて乗り継ぎが超難しいのですが摩訶不思議、兄貴の後を追いかけて行ったら着いてました😌

最初の宿


最初の1週間は自分達で取った宿で過ごして、ファイトウィークの1週間はUFCの用意してくれたホテルにて過ごすといったスケジュールです。練習拠点は全てUFC PI。岡田さんとマンツーマンで午前中→MMA orキック 午後→フィジカル、打ち込みなどという感じで試合まで調整していきました。ラスベガス特有の乾燥した気候にだんだん体も対応してくるのを感じました。

PI弁当
PI弁当


試合に向けて体重のコントロールは必須。
UFC PIで朝昼晩と食事を提供して頂き、美味しく食べていたらスッと体重も落ちてくれて本当に有り難かったです。PIにいるスタッフさん達も皆んなめちゃめちゃ優しくて。なんと言いますか、その、大好きなんですっ。
そんなこんなで試合の週になると沖縄から松根さんとまりこさん。そして、通訳のなおこさんも合流しました!
皆んな来てくれて、安心感🥺といよいよファイトウィークという事を認識しました。
ファイトウィークに入り、初めてのUFC公式のスケジュールをこなして、皆んな試合前にこんな事やるんだと色々学びました。何もかもが新鮮であっという間に時が過ぎました。

140枚サイン
撮影

計量日前日。
しっかり水を抜いて、翌日朝9時の計量にフライ級(126lbs,57.15キロ)の体重を作るべく夜に少し動いてサウナ→朝半身浴。といった感じで行いました。
水抜きもみんなに助けて貰いながら無事、干からびる事が出来ました。
水抜き動画はYouTubeにて上がってます。
是非見てみて下さい。

余熱アルミ式

計量日朝、体重も作れたのでUFC Apexへバスで移動🚌会場に着いたのが計量40分前くらいで、後40分で飲める、食べれるとワクワクしてました。そんな時ほど時間が経つのが遅く感じますが、そういう時のリラックス方法をここでお教えしたいと思います。それは、"そっと目を閉じて時間に追われない生活を送るように心がけますと思わされ続ける"ことです。     …🤷🏻‍♀️

きた。計量時間125.5lbsで計量パス!

125.5lbs

計量→ドクターチェック→フェスオフをこなしつつ、リカバリーTIME!!!
リカバリーはこれまたUFCが用意してくれたリカバリー用の弁当を食べつつ、岡田さんが作る親子丼✨まりこさんが作ってくれた鍋などを皆んなで食べて満腹、満腹♪最高に美味しくて、どんどん体が元気になっていくのを感じました!

いよいよ試合当日。ところが、チームの皆と会場に向かう直前に対戦相手が食中毒にかかり試合がキャンセルになった事を知らされました。
僕の気持ちを説明すると、やばい。試合が無くなってしまった最悪だ。と率直に思いました。
ただ、よくよく話を聞いてみると、そのまま日本に帰らずに2週間後の大会にスライドできないか?という事でした。
試合は無くなってないんだ。なら良かった〜とホッとした気持ちになりました。ただそこから、時間が経つにつれてまた減量かー。という気持ちも出てきたのが正直なところです。ただ、松根さんが一緒に残って練習を見てくれる事。まりこさんも残ってお手伝いをしてくれる事。岡田さんも一度帰国して、またサポートに戻ってきてくれる事。通訳のなおこさんも、また来てくれる事。
それぞれの事情があるのに、また2週間先にスライドされた僕の試合に向けて一緒に戦ってくれるという決断をしてくれたチームの皆の支えのおかげで。そして、SNSなどを通して頑張れと応援してくれるファンの皆様の熱い気持ちのおかげで、心から頑張ろうと思う事が出来ました。
試合をする前から、UFCという団体の選手へのサポートの手厚さは素晴らしいな(凄いな)と感じていました。
そして、今回の試合キャンセルという事で、宿泊ホテルはもちろん。僕の試合の応援に来てくれた家族もAPEXにご招待頂き、生観戦させて頂きました。チケット1枚物凄く高いのに本当に感謝しかないです。僕自身、UFCを生で見るのは初めてで元気を貰えました。特にメインのチトベラとロブフォントの試合は、やっぱり凄かったです。試合は延期になりましたが、この団体の選手になれて良かったと改めて思い、2週間後の試合に向けて改めて気持ちが入りました。
再スタート。松根さんとマンツーマンで練習したり、エクストリームクゥートアの練習に混ぜてもらったりとgood workな日々を送らせて頂きました。
いつも岡田さんが運転してくれていたレンタカー。
選手に運転させないと、慣れない左ハンドルの運転をしてくれたまりこさん。…🤣色んな事がありました。
そんなこんなで皆に助けて貰いながら、ベストコンディションに仕上がりました!

やってきた。2回目の計量日。
兄貴も合流して、2回目の水抜き!

アルミ式 改

夜はPIで動ききつつ、朝に⬇️
半身浴→アルミホイル作戦でしっかりドライアウト。計量もしっかりパスする事が出来ました!

125lbs

実は待ちに待った計量。
この計量をパスするまで、ずっとホテルと練習の行ったり来たりの日々で、練習をしていない時間がもの凄く長く感じてました。僕の得意技であるNetflix鑑賞作戦をしようとしてもイマイチ集中出来ず。毎日が長い1日に感じてしまっていました。だからこそ、ずっとこの計量日を待ち望んでいました。はよ来いと
計量パス→試合までの流れと言うのは実際にもの凄く大きくて貴重な経験です。なんとなく人体実験をやっている感覚です。前回も上手にリカバリーできた感覚はありましたが、今回は更に上手にリカバリーするぞ!と意気込んでました。

岡田さん親子丼×寒天さんから頂いたお米

やっぱり、兄貴特製親子丼は欠かせない。
本当にふわとろ卵に鶏肉が柔らかくて美味い🤩

 PI弁当 エビパスタ

どんどん体が元気になっていくのを感じます。
明日朝起きたらfight DAYだ!と少し考えつつ寝床に着きました。

さぁいよいよ試合の日、皆んなでお昼を食べてバスに乗って試合会場APECXへ!
ここからは、全く新しい経験。控室はどんな感じなのか、僕のバンテージ巻く人どんな人だろうとかワクワクと緊張もしつつ会場入り。
会場に着くとUSADAのドーピングテストから。
前もってあると言われたのでおしっこ準備もバッチリでした!あ〜キモチヨカッタ、キモチヨカッタ。
という事で、その後は顔だけで選んだUFCのバンテージ職人、ロブ君(60歳くらい)にバンテージを巻いてもらいました。そこから、アップをこなしていよいよ試合!

僕は第2試合で、前の試合がすぐ決着してしまったのですが出番は何分後だ!って言われたらピッタリその時間からなのでやりやすかったです。
選手入場!!!!
緊張はもちろんしてたし、その中でもリラックスできてたように感じます。
入場の時に、ボディーチェックの人にコーナーとハグしないで良いのか?と言われ、心の中では(いつもはしないんだよな〜。でもこの人が言うならやってみよう)と思い、Uターンしてハグをしました。
…ちむどんどんでした。
岡田さんがその時に、「心臓を捧げよ」と言ってくれたみたいなのですが、緊張してたのか聞き取れなかったみたいです。こんなに悔しい出来事はありません。
ケージINして、相手と審判がいて思った事は修斗と同じだな(いつも通り)と感じましたし、そう思い込みました。ただブルースバッファーにコールされた時に、うぉおおおおUFCじゃー!!って興奮しました。 
試合が始まって、相手と向き合った感じは想像してた通りの感じでした。時間が経つにつれて僕自身の体もほぐれてきたようにも感じます。要所要所に極めるチャンスもあり、フィニッシュを狙ったのですが、相手も上手く逃げられてしまいました。
結果は判定勝利。フィニッシュしたかったし、そこは悔しいと思う気持ちはありますが、上に行くためにはどこかで本番の5分3Rを経験しておきたいと思ってた自分もいました。2ラウンドのインターバル中に「たつろーきたじゃん。これがお前のやりたかった試合だろ?楽しんでこい。」と背中を押された時、あー今好きな事やってんだな。幸せだなーと感じて、3ラウンドも頑張ろうと思えました。インターバルだけじゃなくて、試合中のセコンドとの会話や、極めに行った時、パウンドをまとめようとした時の腕が張ってくる感覚。行くべきか削るべきか、ラウンドの残り時間も考えたりと頭も沢山使ったような気がします。ひっくるめて、UFCデビュー戦楽しかったです。

試合後の皆んなで七五三


次戦は相手を仕留めて、凄いファイターが日本にいると世界にアピールできたらと思います。
次戦までにやりたい事は沢山あるし、どこまで今より強くなれるかはわからないけど、できる限り成長してまたオクタゴンに立ちたいと思います。

試合に向けて、アメリカで一緒に生活をし、
サポートしてくれたチームの皆に心からありがとうございますと。
いつも僕を応援、サポートして下さるスポンサーの皆様。道場の皆。1回目2回目と朝早く起きて応援してくれたファンの皆様に心からありがとうございますと伝えたいです。
本当にありがとうございました。
これからもベルト目指して走り抜けます。




最後に
ラスベガス遠征中に出会えた日本人🇯🇵

村田夏南子選手
通称:キャプテン(夜叉坊さんがそう呼んでてしっくりきました)
今回、僕が勝てたのは村田さんのおかげと言っても過言ではないくらい、毎日お昼ご飯を一緒に食べました。練習の時にタイマー手伝いますと言ってくれたり、こっちの事を教えてくれたりと沢山助けて頂きました。そしてなりより楽しかったです!

SASUKE選手
UFC PIのカフェでバッタリお会いしました。同じ修斗のチャンピオン同士ですが面識はなく初めてお会いしましたが、遠目からなんとなく日本人っぽい、あっSASUKEさんだっ。お久しぶりです〜みたいな海外あるある?みたいな感覚になりました。実際に凄く優しくてパワーを頂きました!隣のナタン選手とも仲良くなりました。ナタン選手は昔、沖縄に空手を習いにきてたそうです!

石原夜叉坊選手
 PIでお会いして、つい先日にKO勝利を見たばかり!おめでとうございますと伝えさせて頂き、楽しんで頑張ってねと言って頂けました。凄く安心しました。そして、徳之島の黒糖も頂きました!向こうで食べてなんだか懐かしい味だとリラックスできました。

写真はありませんが、朝倉海選手ともPIで会って頑張ってねと言って頂けたりと🙏本当に沢山の日本人選手がラスベガスに集まってて、パワーを頂けました!

終わり

最後まで読んで頂きありがとうございました

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