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しゃたろーのこと

コーギー犬のしゃたろーを飼い始めたのはおよそ10年前。
ちょうど写真を始めて二年目で、神奈川県展で準大賞をいただいたのだけどその副賞が20万円。
そのお金を持ってふらふらとペット屋に入ったらしゃたろーに遭遇してしまった。
その場で衝動的に何か運命的なものを感じて家に持ち帰ったのだった。

最初は写太郎と書いていたのだけど、ちょっと堅苦しいのでひらがなに変更。
飼い始めたときの彼との誓い。ちょうど準大賞だったこともあり、お前が生きているうちに絶対グランプリ取って一緒に表彰台に上がろう。

その誓いは、PhotoVogueやSteidlで、運良く半ば達成できたけれど、前者は現地に行けず、後者はまだ写真集が発刊されず、これは写真集が出たら果たせるかなと思っているところ。
なのであと数年は生きて、晴れ姿を見てほしい。

この10年というのは自分の中では激動の期間で、ここでは省略するけれど、ともかく彼はその全てを見てきた。
なのでそれでも自分に懐いているしゃたろーはまあいい奴だ。

しゃたろーのしゃの字は写真の写なので、彼を見るたびに頑張らねばと常日頃から思っている。

飼い始めた時は、そもそもコーギーという犬種を知らなかったので、家でよく見たとき、あれこいつ尻尾がないと驚いたものだけど、そういう犬と後から分かった次第。
今でも時折、この犬、変!とか子どもたちに言われたりするけど、それはまあそうだよな俺が思ったくらいだから。

ペット屋で最初に寿命10年と言われたので、今年の夏で10歳、なのであとはボーナスステージかなと思っているけどすこぶる元気。
まだまだ生きていける。
そして少なくとも彼が生きているうちに写真家としてそれなりになりたいと思っているわけで、道のりは険しいけれど踏ん張らないと。

気性は荒いけどそれはこの犬種はそうなので仕方がない。
ただ愛嬌もあるし頭もいいので時折この犬からいろいろ学んでいる。

通常は朝晩二回の散歩。最近は一日一回の日も多く、ああ申し訳ない。
しゃたろーがいなくなったときに後悔しないような日々を送りたい。

「後から来て先に行く」

よく言われる言葉だけれど、毎日が勝負の彼を見ていると、いろいろ勇気付けられる。
これからどれくらい一緒にともにできるかわからないけれど、毎日の散歩での楽しそうな顔はいつまでも見ていたいと思う。

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