(231220b) 日本の職人(匠など)が、なぜ技術を弟子に教え伝えないか?の考察。

要するに、技術が代々受け継がれれば良いワケです。

でも、「単に伝えようとして、キチンと伝わるか?」は、
色々な問題があります。
(学校などで手取り足取り教えても、結果はご覧の通り。)
それと、
教えて貰う事が当たり前になると、
弟子たちは自分自身で考えなくなってくる。

自分自身で考えなくなってくると、
師匠が居なくなった時、
弟子達が自分だけで自分自身の危機に対応できなくなります。

だから、師匠が一番伝えたい事は、
「自分だけで何でも出来る様になれ」
という事では無いか?と思うんです。

言ってしまえば、この事にも、自分だけの力で気付け!だとは思う。

要は代々、危機にも対応できてキチンとコナシテ行ければ、良いと思う。

技術というモノは、手取り足取り教えてしまえば良いという訳に行かない。

自分で困った事は解決出来なければイケない。
自分で新たな技術を開発出来なければイケない。
自分の使っている技術のカラクリを熟知していなければイケない。

その様な事があり、
だから、何でも技術を手取り足取り教えては、
却って、弟子達の力を伸ばすどころか、潰しかねない。

だから、日本の職人(師匠)は、弟子に技術をほとんど教えない。
ってなっていると思います。

以上です。