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社会性と欲求


進撃の巨人の最終回を見終えて、泣きはらして頭の頭痛が痛く最悪なコンディションなのだが、これを消化しないと本当に動けなくなりそう(笑)なので、iPhoneに向かって今しゃべっている。

話題はかくにも進撃の巨人なのだが、僕はエレンに憧れるし、大好きである。やはり人間の中には矛盾があり、その中で葛藤を繰り返しながら進み続けなければならない。ほとんどの人が社会の中で生きていく自分に侵され、自分の中の欲求を殺しながら生きている。その中で自分を見失わず、大人になれる人は本当にかっこいい。

決して、エレンのしたことを肯定するわけではない。ただ周りに左右されずに、自分が望んだ未来に進撃するエレンはかっこよかった。進撃の巨人では、それによる副作用がしっかりと描かれているのが凄く良い。自身の欲求を優先したあかつきには、多くの人が傷ついたり、犠牲を払うことになることは避けられない。やはりここでも、社会性と自身の欲求との戦いになってくる。

天気の子でも同じようなことを思った。世界を救うよりも大事なものを優先する主人公たちにはすごく憧れを抱いた。社会に流されながら生きていくのは本当に楽だ。逆にその波に抗い、自分のやりたいことを貫く事には非常にエネルギーがいる。そこの強さに、自分は憧れを抱いているんだなと最終回を見て改めて感じた。

そういう意味では社会性の中で生き、強い理性のもとに行動しているアルミンはエレンと真逆の存在である。欲求自体はアルミンも非常に強い。むしろ海も見たいと言い出したのも、壁の外の世界に憧れを抱いたのも、アルミンの方が先である。ただ彼は常に社会性を優先してきた。同じような欲求を持つもの同士が違う結末を迎えるのは本当に面白い。

そして、最後に成果を出したのはエレンの方だ。何か大きな成果をもたらす者は社会性よりも、欲求を優先する人間なのかもしれない。逆に社会性を優先する者は世の中に振り回される人生を送るのかなとも思う。

結論、諫山先生やべぇ、である。

漫画と内容変えたことに対する議論は発生すると思うが、この英断をした先生に一生ついていきたい。

頭の頭痛が痛いのが治ってきたので、
この辺で。

ばいびー。

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