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【重要】アセットアロケーションを意識することでリターンが変わる

アセットアロケーションを考える

みなさんは投資・資産形成をする上でなにを意識していますか。

わたしはアセットアロケーション
つまり資産配分を意識します。
「お金をどこにどのくらい置くか」です。
以下のような点を考えます。

・地域を分散させる
・資産クラスを分散させる
・割合(おかねの金額など)

この3点だけでも、「手間」だと感じることでしょう。

いわゆるプロと言われる方々(職業投資家)は、
このアセットアロケーション、もしくはポートフォリオ戦略で
差別化を図り、ベンチマークを上回るパフォーマンスを
目指しているわけです。

費やす労力たるや。


では、個人はムリなのか。いやそんなことはないです。

我々個人はプロと違い、
1年でパフォーマンスが出ずとも誰からも責められません。
(自分が悲しいだけ)

なのでじっくりと時間をかけて、コツコツと構築することができます。
吟味する時間もあります。
真似もできます。
ミスしたらすぐ変更できます。

そしてNISAにおいては、
金融庁など大元が投資商品を事前に選定(検閲)済みです。
手数料は低く、運用益は非課税。
主な商品は投資信託です。

まさに個人むけ。ピッタリな制度です。

そこで今回は
「アセットアロケーションを考え、構築する」
と題して、モデルも紹介します。

皆さんの資産形成の一助になれば幸いです。

※楽天証券を利用しています。

【参考】GPIFの配分

東証マネ部のサイトより。運用総額は225兆円!!!

上記GPIFのポートフォリオはモデルとしてとても参考になります。

国内(日本)と国外(諸外国)という地域分散を実施。
各資産クラス(株式と債券)に分散。
4つの分類で25%ずつ、つまり株式:50/債券:50
という実に明瞭なポートフォリオ!

勘違いしないようにしたいのは、この配分が固定ではないということ。
市況や運用成績をみて、その時に最適な配分に変更します。

「年金運用」ということで、
債券比率50%というのはかなり保守的とも思えます。

大きく増やすというより、資産を守っていくという意識も見えます。
公的年金制度を持続可能にするというミッションへの
挑戦意識をとても感じますね。

【参考】わたしの資産配分

とある私の資産配分(アロケーション)

わたし個人の資産配分は上記グラフの通りになります。

GPIFとは打って変わってごちゃついてますが、
わたし個人の小さな財布を一所懸命に運用してます。

約60%が株式に投資されています。
とはいえ、そのうち40%近くが日本に投資されており、
なおかつ20%弱が現金なわけですから

地域分散という点では、
60%ほどが「日本」という資産配分になっているわけですね。

かなり偏っているとも言えるでしょう。

海外株の項目に関しても、
わたしはNISAを活用して「S&P500指数連動投信」を購入しているので、
実質アメリカ🇺🇸です。

そのため、80%弱を
日本及び米国に振り向けているということになります。

地域分散という点ではかなり偏っていると言っていいでしょう。

近年は「オールカントリー」と呼ばれる投信が人気を博していますが、
上記の通り個人で工夫して分散投資をしようとするとどうしても
「バイアス」がかかります。

手間暇を最小限に地域分散を行う上では、「オールカントリー投信」を活用するのは1つの策として有効です。

地域を分散させる

noteを活用するみなさんは、多くが日本にお住まいかと勝手にイメージしています。

となると、生活する上では日本円が必要なわけですね。
預金をしていればそれだけで「日本」という地域に資産を置いていることになります。

資産運用をする上では、
そこにプラスして別地域に資金を置いていきます。

代表例は「アメリカ」になるわけですが、
近年は「インド」「中国」などがよく聞きますね。

他にも「欧州」詰まるところEU圏
東南アジアもアツいですね。
ベトナムやインドネシア、シンガポールにタイ。

アジア圏に関しては、実際に観光で訪れたことがある方もいるでしょう。

全く知らない地域に置くより、見知った地域からチョイスしていくのは良いと思います。

「地域分散」

・日本
・米国
・インド
・中国
・欧州
・東南アジア
・オセアニア
などなど

資産クラスを分散させる

代表的なやり方は「株式&債券」です。

私は債券への投資をしていないのであまり触れません。

ある程度知識として勉強はしましたが正直
「奥深すぎて難しい」というところ。

仮に実施するとしても債券ETFなどを利活用してできる限り
手間暇なくパッシブに行いたいですねというところ。

そのほかだと、
近年は金などの「コモディティ」「不動産」が分散先としては恒例です。

これらのものは最近はETFなどで投資可能です。

金価格に連動するETFもありますし、
実物とも交換可能な貴金属ETFもあります。

不動産に関してはREITがあります。

日本国内上場REITだけでも58銘柄ほどあります。
商業用物件に観光ホテル、物流施設に介護施設、住宅やオフィスビル。
一部に特化したREITもあれば、
これら全てを丸ごとパッケージにしているものまで。

株式(50%)
債券(30%)
金(10%)
不動産(10%)

みたいに分散できますね。

割合(おかねの金額など)

そもそもいくら投資するのか、というところは迷いどころですよね。

SNSでは「仮想通貨100%で。」みたいなことを言う人もいるみたいですが、日本でそれは無謀でしょう。

仮想通貨も投資先として選択肢にはなりうるものですが
税金面で不利がすぎます。
雑所得扱いになり、売買取引をした際は確定申告です。

何より投機先としては良いですが、値動きが荒すぎてそのほか使い所がありません。

話を戻しましょう。

現金は大事です。

投資をする上では、「現金をいくら保持するか」を考えましょう。

場合によっては、
現金(50%)=100万円
株式(50%)=100万円

と言うことになりうる可能性もあるでしょう。

これを考える上では、あなた自身の必要な金額を考えておく必要があります。

「月々いくらほど支払いがあるのか」
「直近1〜2年で必要になるまとまった出費があるか」
「預金にいくらほどあれば落ち着いて日々を過ごせるか」

この辺りを考えて、必要と判断した額を預金に現金として置いておきましょう。
それを維持するために貯金をしつつ、
残りを投資先として振り分けて行きましょう。

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