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君はNISAしなくていいよ(厳しめに書いてます)

前置き:勘違いしないでほしい

「NISAやらないの?」この圧が最近すごくないですか?

NISAをしていないというだけで、何か否定をくらったような。
NISAを始めた。それだけでまるで先端を走っているかのような。

確かにNISAが流行って、TVやYouTubeの広告影響で
みんなやってる感はありますが、実際の統計では全体の3割前後の実施率。

まだ「知らない」「知っているが興味ない」「踏み切れない」
という人が多数です。

焦る必要は全くないですし、NISAをしたとて絶対に上手くいくという事もないです。むしろ損している期間の方が長いことも充分あります。

今は”市況がいい”だけです。

NISAしている人たち、投資している人たちの
「腕がいい」とか「スキルが高い」
「読みがうまい」「頭がいい」わけではないです。

いい波きて、そこに乗れただけ。(私も含め)
ビギナーズラックといっても過言ではない。

NISAは選択肢のひとつに過ぎません。ツール(手段)です。

・投資のため
・資産運用のため
・お金を増やすため
・資産を守るため
上記のような目的のための制度に過ぎません。
政府お墨付きの”節税箱”とも言えます。(シーっ。)

QCDを求めているのみ

QCDは「Quality(品質)」、「Cost(コスト)」、「Delivery(納期)」の
頭文字を取った言葉で、製造業を中心にビジネスのさまざまな場面で重要視される概念です。
これらは、製品やサービスを提供する際の三つの重要な要素を指します。
Quality(品質) - 製品やサービスの品質が高いことは、顧客満足度を高めるために非常に重要です。品質が良いと、故障や不具合が少なくなり、顧客の信頼を得やすくなります。
Cost(コスト) - コストの管理もビジネスにとって欠かせない要素です。製品の製造コストや運用コストを適切に管理し、無駄を省くことで、より競争力のある価格で市場に提供することができます。これにより、利益の向上にもつながります。
Delivery(納期) - 顧客が期待する時間内に製品やサービスを届けることは、顧客満足度を維持し、リピート顧客を増やすために重要です。適時に納品することで、顧客との信頼関係を築くことができます。

QCDは、これら三つのバランスをどう取るかが鍵であり、
それぞれの要素を改善することが企業の競争力を高めるために不可欠です。例えば、品質を向上させつつコストを抑え、納期も守るというのは
一見すると難しい目標かもしれませんが、それを実現することが市場での成功に直結します。

ChatGPT

我々はQCDを求めて、NISAをしているに過ぎません(唐突)

いやすいません、私見です。

NISAにおけるQCDとはつまり

  • Q:金融庁による商品選別(ぼったくり退避)

  • C:運用利益に対する非課税。手数料下げ

  • D:非課税期間の無期限化

上記がしっかりと担保されています。
ただこれは「手段をより良くした」ということであり、ここからは
我々自身の取り組みであり、
成功保証ではありません。

改めて、NISAとは

少額投資非課税制度
NISA(Nippon Individual Savings Account)
※英国のISAを元に作られたのでNISA

資産運用における「長期・積立・分散」を
国の制度として後押ししている制度です。

要は、
・長いスパンでお金を育てることを考えて
・コツコツと無理なく投資を続けること。
そしてさまざまな「国」や「地域」「資産」などに分散させましょう、
ということ。
上記をしやすくするために、NISAでは「投資信託」を主な投資先商品として考案されています。

本日の主題:投資とは

そもそも投資とはなんでしょう。

一部の方々は単に「投資すれば儲かる」と勘違いしていないでしょうか。

儲かる、という言葉の響きに拒否感がある人もいるでしょう。
日本の奥ゆかしき方々は「稼ぐ」ことにも拒否感がある場合もあります。
「汗水流して働くこと」に意味があると。
そこに見返り、ましてや多くの報酬を求めないと。

それはまるで「投資をすること(その人々)は汗水流していない」と言いたげですね。

とんでもない勘違いです。

もちろん投資とは利益を得るため、投じた資金以上の収益を得るためにお金をどこかに投じることです。

では投資するとき投資家は
特に何もせずボタンワンクリックで「買う」をしているのでしょうか?
そして時がたち、
「売る」ボタンを押して「儲けた」というイメージでしょうか。

そんなカンタンならみんなとっくに億万長者です。

・どこに投資するのか
・いくら投資するのか
・そもそもいくらほどのリターン(超過利益)を見込むのか
・投資先のリスクは何か
・どれほどのリスクを許容できるのか
・ポートフォリオ(保有資産の組み合わせ)をどういう配分にするのか

あげたらキリがありませんが、
とにかく「考える」という行為を絶えず行うことが投資には必要です。

・投資する前
・最中
・その後
常に行うことが投資には必要です。
利益を上げるため、またはリスクを最小限にするために行うのです。

「正解」はありません。
その時の成功法はあっても、その方法が今後も通用する保証はありません。
「自ら考え、実施する」ことです。

そもそも、どれほど分析・調査して、実証してみても成功確率は100%ではありません。

投資するその瞬間からリスクを負っているのです。

リスクとはつまり、投資した資金を失うことです。
100万円投じて0円になることです。

そんなことはないと言いきれますか?
そう思い込みたいのではないでしょうか。
その状態で自らの資金を投資しますか?
そこで事前に考える(調査・分析)わけです。

私がいいたいことは
投資家も、そのほか労働者・経営者同様しっかり汗水流してますよ
ということです。

投資しているというだけで忌避感や拒否感を持つのは勝手ですが、
誤解しないでいただきたい、ということは言っておきます。

そして「1日15分で億万長者」「主婦でも月利15%」
みたいな広告は、投資を愚弄しているわけです。
盛大な誤解と勘違い、間違った認識を植え付けている弊害を生んでいます。

「人真似」
「後追い」
「他人任せ」
上記のやり方ではいつまで経っても”損して退場”の繰り返しです。

「必ず儲かるのか」
「答えを教えて」
「何を買えばいいの」
「損したくない」
こういった言動を初心者のうちに抜け出せないと投資・資産運用は続かないと思います。
例えそれがNISAを使った投資だとしてもです。

まとめ:「幸せ」を追えばいい

偉そうにつらつら書いてますが、そういう私も損してるわけです。
投資初めて1年目は、なんとなくSNSで良さげに書かれていた企業を買い、
冴えない結果に終わったわけです。

そこで改めてさまざまな本を読み、ラジオを聴き、簿記を学びFP資格を取得し、歴史を学び、自分でも実践し、こういった思考になってきたわけです。

<今や高値でもてはやされている某株で半値の痛手をくらったのもいい教訓です>

お伝えしたいことは

「手段と目的を履き違えるな」
「投資はそうカンタンではない」

ということです。

NISAをすることが目的ではありません。
ましてや投資をしていればいい、ということでもありません。

何を達成するか、その目的は「個人によって異なる」わけです。

「NISAでオルカン買えばOK」な訳ないです。

何がOKなんでしょうか。
その人のライフプランも生活環境も、仕事も家族構成も病気の有無も
何も知らないというのに。

様々なルートがあり、手段があり、プロセスがありますが、
私が思うに
「幸せであること」が目的(目標orゴール)ではないですか?

そこに「投資・資産運用」が必須ではないと思います。
NISAを万人がやる必要もないです。

本家のISA(英国の制度)も英国国民100%利用ではありません。

あれだけ投資大国である米国でも、昔から株式投資盛んだったわけではないです。MMF(短期国債など、日本でいう定期預金に近い)にほとんどお金が眠っているなんて時期もあったそうですよ。

「お金は必要。だが、お金で幸せは満たされない」わけです。

給与収入が900万円を超えると、そこから該当者の幸福度はむしろ落ちるなんていう調査結果もあるくらいです。

「自分の幸せってなんだろう」
「どういう暮らし方・過ごし方が自分の幸福だろうか」
哲学的でスピリチュアルな感じですが、情報過多な現代こそ
こういった自己を考え続ける意識や姿勢が活きてくると思います。

あなたの幸せのために(目的)
NISAを使う必要がないのであれば(手段)
周りに合わせる必要はありません。
自分の道を歩けばいいだけです。

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