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血管老化の機序

血管老化の機序
加齢とともに血管の構造や機能が変化する。
血管内皮は、血管の内表面を裏打ちする一層の細胞群で、たえず循環する血液と接している。

血管内皮は血管トーヌスの調節や、血管平滑筋の増殖、凝固線溶、炎症、血管新生の制御など血管機能に重要な役割を果たしている。

血管内皮は一酸化窒素(NO)を産生し、血管を弛緩させてアテローム形成を抑制する

アテロームとは
皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってできた腫瘍(正しくは嚢腫といいます)の総称

公益社団法人日本皮膚科学会

しかし、加齢とともにNO産生をはじめとする血管内皮機能は低下する。

さらに高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や肥満や過食、塩分の過剰摂取、喫煙、運動不足などのライフスタイル、閉経などによって細胞老化や酸化ストレスの増大をきたして血管内皮機能障害が進行する。


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