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S9の高感度耐性

この間吉祥寺で夜スナップを撮っていて、結果的にISO4000まで上がった写真がありました。そんなわけで唐突にlumix S9はどこまで感度をあげられるか、みてみました。


ISO4000

はじめに

普段からDXO PureRAWをかけちゃうのであまり気にしていたかったのですが、ちょっと比較してみました。

ISO4000 RAWファイルをそのまま現像
ISO4000 PureRAW

拡大してみない限り全然気にならないレベルです。プリントして見ても気にならないでしょう。

ISO4000 RAWそのまま 等倍
ISO4000 PureRAW等倍

PureRAWをかけた場合の滑らかさと画像破綻のなさが際立ちますが、そのままでも4000なら常用OKという結果でした。
で、今回暗所で1600〜204,800まで比較してみました。

ISO1600

ISO1600 RAWそのまま
ISO1600 PureRAW

双方全く問題ありません。

ISO3200

ISO3200
ISO3200 PureRAW

まだまだ全然大丈夫ですね

ISO6400

ISO6400
ISO6400 PureRAW

ISO6400でも普通のRAWで問題なく扱えますね

ISO12,800

ISO12800
ISO12800 PureRAW

ちょっとノイズが乗り始めたかなと思いますが、まだまだ大丈夫そう。
PureRAWの方は全く問題なし

ISO25,600

ISO25,600
ISO25,600 PureRAW

LUMIXアカデミーに参加した時に設定ミスでこの数値でスナップを撮った作例を見たのですが、全く気になりませんでした。
背景のノイズを味としてみるか、ノイズであるとするか。スナップであれば全然問題ないと思います。25,600も使えます。
当然ながらPureRAWは全く問題ありません。

ISO32,000

ISO32,000
ISO32000

さすがにノイズが乗ってきてシャープさに齟齬をきたしています。
実用上、プリントまでするなら25,600までって感じですね。インスタなら大丈夫。
PureRAWはまだまだ大丈夫です。

ISO64,000

ISO64000
ISO64,000 Pure RAW

普通に驚いたんですが、未処理の方、ISO64000ですよ。一昔まえならカラーノイズで何も見えなくなってるでしょ。64,000、SNSレベルで扱うなら使えます。
恐ろしい。Pure RAWは財布の質感が少し下がり始めていますが写真としては問題ないレベル。

ISO128,000

ISO128,000
ISO128,000 Pure RAW

さすがに6桁はしんどい。Pure RAWの恐ろしさがよくわかります。財布の質感以外はまだ写真に見えます。

ISO160,000

ISO160,000
ISO160,000 PureRAW

さすがに厳しい。PureRAWでも財布の革の質感が消えてしまいました。
PureRAW前提で128,000までが常用ですね。

ISO204,800

ISO204,800
ISO204,800 PureRAW

S9の最高感度。さすがにPureRAW通しても絵みたいになっていまいました。ぬいぐるみの質感がのっぺりしています。

まとめ

そのままのRAWならプリントする場合は25,600、PCで使うなら32,000、SNSレベルなら64,000。
PureRAWなどでクレンジングして使うなら128,00までガンガン上げられます。
想像以上に高感度耐性があって驚きました。感度上がるの気にせずにガンガン外に持ち出しましょう。

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