隠し絞りのAstrHori 50mm F2
はじめに
50mm F2?超定番のレンズじゃん?
LマウントでTTARTISAN F2
MマウントでNOKTON F1.1、SUMMITAR F2、HELIAR classic F1.5
FマウントでAiNIKKOR F1.4、AiNIKOR F2
M42マウントでSUPERTAKUMAR 55m F1.8
m43マウントでNOKTON 25mm F0.95
と持っているのに?
買いました。1万円以下で新同品を入手しました。
諸元
焦点距離 50mm F2ですが、もう一つ開放寄りに目盛りがあり、F1.7くらいの隠し絞りがあるみたいです。メーカー保証外の開放絞り、面白いじゃないですか。
レンズ構成は5群6枚の12枚絞り。
レンズ構成図を見るとSUPER TAKUMAR系列とよく似た変形ダブルガウスですね。ただしコーティングがしっかりしてるみたいで虹は出ません。
ゾナーっぽいTTARTISANとはレンズ構成がだいぶ違います。
大きさは感じTTARTISANの2倍くらい長さがある感じ。
φ60×35mm 190gのTTARTISANに対してAstrHoriは
φ58×52mm 310gなのでずっしりと感じます。
記憶カメラさんでかなり詳しく扱っておられます。
APS-Cで使ったときのことや
フルサイズで使ったときのことも書かれています。
UROURO BLOGさんでも書かれていますね。
とにかく安価で評価が高い。
TTARTISANとよく似た立ち位置。楽しみですね。
お姿
到着したので早速S9装着
似合いますね。可愛いですね。TTARTISANと違ってちょっと撮ったるぜって気にさせる大きさです。
●が隠し絞りF1.6、絞りはクリック感なしでフォーカスリングと同じぬらり感のある回し心地。動画も考えているのでしょうかね。クリック感はスチル専門としては欲しかった。
ヘリコイドの回し心地がとても快感です。ぬらぬらです。
大きいですね。まあ、それでもSIGMA35mmF2よりはずっと小さい。
事前の情報どおり、オーバーインフを確認。
結構なズレがあります。
中華レンズはオーナーインフ当たり前なところもあり、TTARTISANもPergear35mmF1.4も微量のオーバーインフがあります。
そしてピントリングのローレットと絞りのローレットが近い。さらに絞りリングにクリック感がなくどちらもヌルヌルの心地よさ。
他の方のレビューにもありますが、ピントを合わせるつもりで絞りを動かすことはままあります。
良いところ/悪いところ
使ってみて重複する内容があるかもしれませんが良いところ、悪いところをまとめておきます
良いところ
素敵な隠し絞りF1.7
くっきりしたコントラストの現代のレンズ
フード無しでも十分耐えられる耐逆光性
ぬらぬらしたヘリコイドの回し心地が快感
周辺までわりとしっかり写る
悪いところ
アイリスリング(絞り)もヌラヌラでリングが隣接しているのでめっちゃ間違えてピントじゃなくてアイリスリングを回してしまう
盛大なオーバーインフ
現代のレンズっぽい笑
威勢のよい周辺減光
周辺まで破綻がないのでつまら(ry
作例
灼熱の渋谷で撮影してきました。フォトスタイルはライカモノクローム、LUTでLuminous cityとSummer Freshnessを使ってjpg撮って出しです。
Luminous city
逆光は当然得意ではありませんが、太陽が入ってもこの程度のゴーストなのはびっくり
ライカモノクローム(グレイン:強)
Summer Freshness
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?